学校イチャラブ編05 「あぁ、彼の体液を舐めることを想像すると心臓が破裂しそうだ」
どこからか耳かきを取り出す彼。耳かきは綿棒とかではない、先端がへら状になった細長い棒状の竹製の耳かきである。
鉛筆を持つ時みたいに耳かきを持ち、ゆっくりと私の耳の穴に挿入していく。途中で穴の皮膚に触れないように奥へと進んでいった。
奥から皮膚を傷付けない程度に優しく耳垢を取り除く。そのまま穴の入り口のところに用意されていたテッシュの上に耳垢が落ちる。
その行為を両耳ともゆっくりと施していった。
「君の物がこんなに沢山あるよ」
「……んぅ」
絶妙なテクニックで耳かきをする彼。それが気持ちよくてどうにかなりそうだ。こんな耳かきが気持ちいいなんて知らなかった。
彼は取れたての耳垢を愛おしそうに見つめ、大切にテッシュの上から小瓶に入れていく。
私の耳垢まで大切に愛してくれるなんて嬉しすぎる。嬉しすぎてうっとりと彼を見つめた。
「可愛いよ。そんな蕩けるような顔をされると今すぐにでも襲いたくなる」
トンッと座っている椅子の背もたれに私の体を押す。そのまま私の顔に自身の顔を近付けてきた。
あぁ、もしかしてキスをしてくれるのだろうか。期待する私はジッと彼の顔を見つめる。
唇に触れるのは男の人の唇とは思えないほど柔らかい唇だ。柔らかくて甘い唇が私の唇に触れる。
「君の唇も唾液も蕩けるように甘い。いつまでも味わっていたいよ」
深くキスをした後、彼はジュルッと唾液を飲み干す。美味しそうに口内にある唾液も、口から出て首に流れた唾液も舐めとるんだ。
甘くて美味しいと言う彼は素敵だ。是非ともカメラに収めたいくらい素敵だ。
「んぅ」
「どうしたの?」
考える私に彼は顔を覗き込みながら首を傾げる。その仕草にまた心が高鳴ってしまう。
写真を撮りたい。彼の全てを撮りたい。私の手元にある写真は未だに彼の後ろ姿の写真だけ。
「写真を撮りたい。あなたの写真を」
撮ってもいい?と問うと彼は嬉しそうに微笑んだ。嬉しそうに私の頬を撫で、唇に触れるだけの軽いキスをしてくる。
それが嬉しくて、彼に応えるように私からもキスをする。唇だけではない。頬にも手にもキスをしていく。
だって、彼は唇だけが甘くて美味しいわけではないんだ。彼はどこでも美味しいんだ。彼の唾液だって美味しかった。
あぁ、きっと唾液だけじゃない。汗も鼻水も鼻血も他の体液だって甘くて美味しいに違いない。
彼の流れ出た体液を舐めとって飲み干したい。甘くて美味しい体液を。
「興奮してるの?」
想像しただけで鼻息が荒くなった私に笑みを深めた。
想像しただけでこんなにも興奮する私を彼は嬉しそうに見つめている。それだけで更に体が熱くなってしまう。
熱くなった体は冷めることを望む。いつもは想像で体を冷ましていた。
今では彼が私を助けてくれる。私の火照った体を冷ましてほしい。
「興奮している君も可愛い。どんな想像して興奮したのか教えてくれたら、俺が手伝ってあげる」
にっこりと甘く微笑む彼に心臓を鷲掴みされた気分だ。
息が苦しくてどうしようもない。どうにかしてほしい。
「あなたの甘くて美味しい体液を想像したの……体液を飲むところを想像してっ」
「興奮した?」
彼の問いかけに何度も勢いよく首を上下に振る。
彼の体液を飲む自分を想像して興奮したんだ。彼から出た体液を飲み、彼が快楽で顔を歪める姿も想像した。それだけで体が熱くて仕方ない。
「俺の体液が飲みたいの?」
「うんっ、汗も鼻水も他のだって飲みたい」
「いいよ、俺のだったら飲んでも舐めても」
制服の襟をずらし、私の目の前には魅力的な首が露わになる。首にはうっすらと汗が滲んでいて美味しそうだ。
心臓が今にも飛び出そうなほど高鳴り、汗から目が離せない。この汗は唾液と同じで甘くて美味しいんだ。
「舐めて?」
彼に導かれるまま、私は彼の首筋に舌を這わせる。汗特有のしょっぱさが口に広がったが、その中から甘さに似た味が出てくる。それが美味しくて美味しくて、何度も汗を舐めとった。
嬉しそうに彼は汗を舐めとる私の髪を撫でる。時々、チュッと髪に唇を落とされたりした。
かなりの時間をかけて、じっくりと汗を舐めとった私は満足していた。本当は彼の汗も何かに詰めて大切に飾りたいのだが、今は飲み干したい気持ちが勝っていたんだ。
「上手に舐めたね。美味しかった?」
「うん、美味しくておかしくなりそう」
「俺も君を味わう時はいつもおかしくなりそうなんだ。このまま君を絶頂まで導いて、溶けきった君をずっと味わいたい」
ずっと想像していたんだ。君はどういう風に溶けきるのか。絶頂を迎えた君はどういう風になるのか。想像して何度も自分自身を静めたよ。
そう語る彼の瞳は熱を帯びている。こんなにも私のことを好きでいてくれることが嬉しくて彼の力になりたい。
「俺も君の写真が欲しい。今まで持ってない写真が欲しいよ。俺の物を一生懸命舐めている姿とかの写真も欲しいね、可愛いだろうな」
私の写真でよかったらいくらでも撮ってもいい。それに彼のものだったらなんだって舐めてみたい。
彼の全身に舌を這わせ、彼のいいところを舐めて快楽に顔を歪める彼の姿はきっと素敵だ。
彼の席に座りながら私達は自身の想像をお互いに話し合った。
想像が出尽くさないで朝のHRが始まることを告げるチャイムが鳴り響いたのだった。
このチャイムは予鈴だったからすぐにはHRは始まらないが、既にクラスメイトは席に着いている。私も自分の席に着かなければいけない。
名残惜しそうに彼に触れてから自分の席へと着いた。私達を興味深そうに見つめている視線を感じながら。