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第7話:石崎家の当主の宿命

第7話:石崎家の当主の宿命

夕食の晩餐会には月姫専属の武装メイドも参加しており、男性の方が人数が少ないくらいだった。

宇宙タウルスのステーキやアルタイオ鶏の照り焼きチキンピザなど宇宙開拓が始まった時からの食材で作られた料理が長テーブルにズラリと並んでいた。

宇宙タウルスは肉汁と柔らかいもっちりとした感触が売りで焼くと丁度いい歯応えになるのがやみつきだ。アルタイオ鶏の照り焼きチキンピザは胡椒をふんだんに使うことで甘い肉と胡椒のピリッとした刺激が癖になる逸品でもある。

「石くん……凄い量だね……」

「まぁうちは使用人も多いからね。雪室は多人数を指揮するのは苦手?」

「苦手ではないけど決して得意とも言い難いかなぁ……もしかしてこの料理とかの手配って……」

彼女は勘づいたようだ。石崎家の当主と次期当主の大変さを教えてあげよう。

「石崎家の当主は1ヶ月先までの献立を考えて、手配するのが習わしというか仕事の1つなんだ。僕も最初は手間取り過ぎて、お父様によく叱られたよ」

雪室も頷きながら、大変そうだね……と言いつつも何を最初に取ろうか悩んでいるようだ。やっぱり好きな子にはいっぱい食べてもらいたい。そう思いながら僕も席に座りながら今日の料理を吟味する。

使用人達も揃い、共に乾杯をあげ、十数種類の料理に手を出して、夜明けまで晩餐会は続いた。

満腹とお酒で眠ってしまった雪室をお姫様抱っこをして、僕の部屋の寝室に寝かせようとするが、両手が塞がってる事に遅くなって気がつく。

「床に寝かせるのも悪いしなぁ……どうしよう……」

「全く……私の息子なのにそれくらい予測しないでどうする」

静かに、足音もなく、父さんが声をかけてくる。

「大切な彼女なのだろ?手から離れた獲物は二度と手に入らないと思え。戦場の鉄則だ」

「ありがとう……父さん」

寝室までの扉を開けてくれて、雪室を寝かす。

「お前、本気で例のクーデター計画を実行する気か?」

僕は黙りながらも雪室を見る。

「雪室が来てくれるならやるつもりです」

「その程度の条件付きの覚悟ならやめておけ。だがどちらにしろお前が我々に反旗を翻せば私は容赦なく、撃鉄を起こす。トリガーも遠慮なく引く。覚悟しておけ」

父さんはそれだけ言って、部屋から出ていく際に僅かにドア音を鳴らす。普段静かに出る父が珍しくドア音を立てた事が脳内に残る。

そのまま雪室の顔を再び目を移し、問いかける。

「雪室……君は着いてきてくれるか……?」

僕はそう問うと、静かな寝息だけが返ってきて、執務室へと戻る。

今思えば平和な世界を夢みたあの日から僕は平和の為の戦争をすると計画を立てていた。

こんばんは!黒井冥斗です!お手に取っていただきありがとうございます!昨日までの緊張と疲労のせいか今日はよく眠れました。色々な夢を見るわけですが懐かしさから混沌とした夢まで色々見ます。でも正直目覚めた時に落差が大きいのは美味しいものを食べた時の夢ですね。この回でのピザとかも想像してたらお腹が空きました笑

今夜はもう1話投稿予定なのでぜひ、お時間があれば見ていただけると嬉しいです!ブックマークをして頂けると便利かと思います。それではお疲れ様でした!

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