表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/52

第46話:航空宇宙海戦の電子戦

第46話:航空宇宙海戦の電子戦

先に上がったのは学生艦の駆逐艦と巡洋艦の準主力クラスと聖国独立艦隊の弩級戦艦「剣山」を中心とした第3打撃護衛隊の計30隻だった。

剣山を中心として正面は打撃護衛隊の主力艦が守り、側面は学生艦が守るというものだった。

不気味なほど静かな宇宙に敵味方各艦長達は固唾を飲んでいた。

静かな星空、ぶつかっては崩れゆく小石のような小惑星。とても戦争が始まるとは思えないと剣山艦長は思っていた。

その時だった、学生艦の駆逐艦石川が突然赤色の光線と共に破壊され、多数の破片が各艦に命中する。石川の船員の全滅は確定的だが、破片は恐らく大丈夫なはず。

爆音こそ聞こえなかったがあまりにも一瞬だった。

「こちら剣山艦長、全艦のレーダー要員へ、FCS照射反応はあったか!?」

全レーダー要員の答えはノーだった。

最悪だ……敵は何千光年と離れてる我らを機械補正なしで撃ち抜いてきやがる。もはや四大列強の精鋭艦レベルだった。

すると司令部からの無線合図のビーという音の後に蒼空司令代理の声が聞こえる。

「こちら蒼空司令代理、先ほどの攻撃は確認した、敵は潜航型FCSつまり、こことは違う空間から照準を機械とレーダー波で精密狙撃を行ったと思われる。各自艦隊を分散し2〜3隻程度で行動せよ」

流石電子戦最強の学生だな……心強い。俺も負けてられないな。

すぐに無線機を取り出して、学生艦に告げる。

「学生達、あんたら準主力艦の最大の武器は小さと速力だ。潜航型FCSは探知できない以上、不規則に航行せよ」

そして学生艦の方を見ると発光信号で「我ら貴官らと共にあり、作戦の指示通りに動く」と。

「いい度胸してるじゃねぇか。砲術部へこちらはFCS照射だけで構わない。敵艦がこちらを攻撃するのを躊躇わせるだけで構わない」

砲術要員が力強く、指示に従う。

「了解!」

その頃エースフレイム傭兵艦隊統合作戦室では……

電子システム担当要員たちが慌ただしそうに、駆け巡っていた。そして1人のオペレーターが叫ぶように状況を伝える。

「多数のFCSを照射されています!戦闘制御AIはもはや回線が輻輳(ふくそう:回線が要求に耐えれずパンクする状態)を起こしています!潜航型FCSは使用不可能です!」

テルヴォーフ傭兵司令長官は葉巻から煙を出すと同時に、葉巻を折る。

「奴らの中に頭が回るやつがいる。その状況で最先端兵器に頼っていては、勝てる戦いも勝てない。電子古典的宇宙海戦で行くぞ」

「「「はっ!!」」」

打撃艦隊3個が速力を上げながら、FCS波の照射位置からおおよその方位を推測し、波の弱さからおおよその距離を推測する。

ピィィィーンン!

ピィィィーンン!

と炭酸ガスレーザーを5000MWクラスの強力なビームを撃ちながら、レーダー要員は敵艦のレーダーで捉えられてる範囲内で撃破確認等をしていた。

赤色のレーザー光線が激しく見えるが、敵の青白いレーザーも宇宙を照らすように無闇に撃ってるように思える。だが彼我の距離は縮んでいる。このまま行けば双方大損害だぞ……

そんな撃ち合いで双方数隻撃破またはダメージを受けていた。

バラバラになる宇宙戦艦や爆発する味方艦……敵でも味方でも不快極まる情景にレーダー画面を確認した。そんな思いを抱いた打撃艦隊統合司令は手を合わせる。

2000宇宙距離を切った瞬間だった。

打撃艦隊統合司令の耳に急報が入る。

「司令緊急です!!左右から42機規模の対宇宙戦艦用に爆装された戦闘攻撃機隊が接近!」

統合司令が無線で半分怒鳴りが混じった命令を下す。

「近接防空システムフルオープン!指揮艦隊と後方の機動艦隊の為に時間とキルを稼ぐぞ!!」

各打撃艦隊の近接防空システムの高情報レーダー波が戦闘攻撃機隊に当てられた時だった。

敵は防空システムのど真ん中を突っ込んでくる。おかしい……死ぬ気か?

その時だった3個打撃艦隊のうち左右の艦隊の反応が消える。

統合司令は一瞬何が起きたか理解できなかった。十数隻の艦隊が左右に居るのに同時に消失……?

「撃破されたのか!?十数隻いるんだぞ!?」

「轟沈された痕跡は見当たりません!ですがレーダーから反応は確実に消えています!」

どういう事だ?幽霊にでもなったというのか?

「敵戦闘攻撃機はどうなった?」

「殲滅しました」

殲滅するだろう。そりゃああんなに接近してレーダー波を受け続けて……何故回避措置を取らなかった!?……まさか!?

「指揮艦隊司令部に通達!敵航空機は絶対にFCS及び防空システムレーダー波を当てないように報告!あれは戦闘攻撃機じゃない!見せかけのジャミング及びハッキング兵器だ!高情報レーダー波から逆探知したはずだ!」

その頃希望の星管制室では……

蒼空司令代理は満足そうにコーヒーを飲みながら、ヘッドセットを繋げる。

「私の作戦が上手くいったようだな。月乃三笠の司令及びジークファイター隊隊長機、白桜級率いる学生艦隊司令長官……この期を逃すな」

圧倒的な高性能機器に高い練度で頼る彼らだからこそ私が独断で考えた作戦。戦闘攻撃機に見せかけたジャミング及びハッキング無人機。これが蒼空雷流の最新の電子対抗戦だ。

こんばんは!黒井冥斗です!週の半ばでもお時間を作り、お手に取って頂きありがとうございます!

昨晩はオリンピックのカーリングを観て白熱しておりました。勝負が決まった瞬間のあの感情は創作熱に活かせそうですね。どこの国がどこに勝ったり負けたりとかは気になっててまだ観てない方のために言わないですが、良い戦いでした。

そして明後日はいよいよ宇宙戦艦ヤマトREBEL3199第5章の公開日!楽しみですね。

皆様も色々な過ごし方が出来る現代を活かしていけたらと思います。それでは週末まで張り切っていきましょう!いい夜を!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ