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第41話:機械化の進む社会主義の星間国家

第41話:機械化の進む社会主義の星間国家

テルヴォーフ航空軍司令長官は久しぶりの祖国に帰っていた。高級セダンに乗りながら、最高統帥会議でこの報告が出来れば書記長側近クラスに格上げだ。

街中には相変わらず、作業アンドロイドが仕事をしており、忙しなく動いていた。

「はぁ、共産主義の成立のためのアンドロイドとはいえ、不気味だな」

私のその発言にドライバーも声を返す。

「えぇ、同感です。全国民に一定以上の収入を確保をしましたが、労働している労働人口は4割です。ある意味我が国の脆弱性なのは間違いないかと」

ミスティア書記長の共産主義理想論は簡単だが脆弱。破壊された際の対応が全く検討されてないのも問題だろう。

というより問題化できないのだ。問題にして批判すれば強制労働施設への片道切符。沈黙の鉄槌のあだ名は伊達ではない。

そのまま紅の城に着くと、警備員がドアを開け、私は降りる。外はデモ隊などは無く、比較的穏やかや首都だった。そのまま、城内を進み、書記長執務室前で深呼吸して、警備員に通してもらう。

「お疲れ様です。書記長、良いご報告ができます」

「エースフレイムとの契約か?」

「はい、無事に結べました。ただ一部の政府直属科学者にグラン・ステイラルの理屈を説明しても扱いきれないのという意見もありました」

書記長は当然だ。と言い、シガレットに火をつける。

タバコを吸う女性は強そうに見えると言うがこの方の場合、目を合わせるのも怖い、畏怖の対象だ。

「扱い切れなくていい。戦力として使えれば問題はないだろう。我が国は四大列強唯一のアンドロイド大規模生産国家だ。宇宙戦艦の操縦もできる。グラン・ステイラルが暴走してもアンドロイドを失うだけなら問題ないだろう」

「はっ、書記長殿の仰る通りです。それとですがエースフレイム艦隊は既に動いたと報告がありました」

書記長は煙を吐き出しながら、把握済みだ。と答える。

「ところで貴殿に問いたい。城塞都市……つまりこの首都の警備長官を強制労働施設に送るべきと思うかね?」

なんてヤバい質問なんだ……地雷原でタップダンスどころが地雷原でスキーレベルだぞ……だが、ここで曖昧な返事をすれば黒神の護衛を排斥し、書記長の不安を募らせた警備長官と仲良く施設送りだ。かくなる上は……

「はい、城塞都市は元々治安が不安定な時期もありました。書記長閣下の安全性や他の閣僚達も守るべく黒神は必要な存在である事は明白であった以上、それを追放した彼には施設送りが正しいかと……」

書記長は頷き、さらに問われる。

「これからの城塞都市の防衛はどうするべきと考える?航空宇宙軍の意見を聞かせて欲しい」

専門外の質問か……

「航空宇宙軍の意見としては、戦闘機隊配備くらいしかご助力出来ないのが現実です」

「そうか……」

書記長はコーヒーを飲み終えると鉄槌を持つ。

ま、まさか!?ま、ま、待て。落ち着け、まだ考え中かもしれない……

「実は警備長官に黒神を撤退させる指揮を出したのは私だ。そして新たな警備として新型の護衛アンドロイドもある。今まで君はよく使えてくれたよ。これからは労働施設で頑張りたまえ」

ゴンッ!鉄槌が押されると部屋の外から、白色のメカメカしいアンドロイドが現れる。

「まっ、待ってください!書記長!私はエースフレイムとの契約を!」

「そんなのは出来て当たり前だ。連れて行け」

アンドロイド達は頷きながら、航空宇宙軍司令長官を部屋から引きずり出す。

静かになった私の執務室では、施設投獄リストが映された画面が映る。

「少し多すぎる可能性もあるが……健全な統治が行えるのは健全な閣僚と司令官のみ。これは私に課せられた使命だ」

そう言いながら2本目のシガレットを吸い出す。

今の時代は春川教授の教え子の医者であれば末期肺がんですら治療してしまう。もはやタバコなど少し金がかかる健康的な娯楽品と化した。

こんばんは!黒井冥斗です!今日は報告があります!今回のネット小説大賞に応募する異世界系作品の推敲が終わりました!ほぼ投稿できる状態なので後は分割してタイトル設定などを済ませれば投稿できるので来週中には上がると思います!よろしければそちらも覗いて頂けたら幸いです!投稿の時はまたこちらでもお知らせします。それでは、土曜日の夜を楽しく過ごせますように!いい夜を!

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