表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/31

第30話:再開と別れ

第30話:再開と別れ

月乃三笠に乗り、大日本聖国から離れ、無限に広がる宇宙空間を眺めながら、私はドイツ連邦星間帝国の唯一信頼できる人物に連絡を繋いでいた。

「レティシアか?」

「どうした?剣示。あまりそっちと連絡を取っているとスパイ容疑をかけられそうなのだが」

私は確かにとも思いながら、通話を続ける。

「ドイツ連邦星間帝国の艦船データが可能な限りたくさん欲しい。君ならこの意味は分かるだろ?」

受話器の先からはぁ……というため息と共に返事が帰ってくる。

「お前に恋した私がバカだったよ。今でも夢に見るさ、留学してた頃にお前とデートしたり、喫茶店で宇宙戦略将棋を朝から閉店時間までやって、店員に注意された事ととかな」

「懐かしいな。私も君と実戦剣道で相打ちになった時は悔しかったよ」

すると再び受話器の向こうからピッピッという音が鳴る。

「剣示、今ならまだ間に合う。ドイツ連邦星間帝国でやってかないか?私はお前を失いたくない……初恋の相手だ。ドイツ連邦星間帝国の最高位公爵家のフォンデワールの爵名よりも、ドイツ連邦星間帝国の特別情報室長官の地位よりもお前が好きだ」

「レティシア……すまない……私は贖罪をせねばならない。反乱艦隊に手を貸した息子とその当人に平和の大切さを説いた贖罪をな」

「……」

「もちろん無理に情報を渡せとは言わない。君の身が最優先……」

ドンッという叩く音共にレティシアが涙声で気持ちを伝えてくる。

「ふざけるな!私が……私がどれだけお前を愛してたか知っているのか!?留学してた頃にいつも寝る前にお前との写真を見ていたんだぞ……瑞香と結婚した時も枕を濡らしたんだぞ!そんな私の身を心配するだと!?体のいい言葉だけを並べるな!私はお前に尽くしたい!たとえこの身が滅びようとも……」

すると私のタブレット端末に大容量のデータが送られてくる。帝国の様々な艦艇や計画艦まで載っていた。

「レティシア……」

「ハハッ……私はこれで殺されるのも時間の問題だ……でも最期にお前と話せてよかった。最期に言わせてくれ。また来世でもお前を探して、今度こそ幸せな家庭を築くとな」

向こうから通信を切られ、私は思わず「ま、待て!」と言い……自分の出来なかったら出来ないでいいという軽い気持ちで彼女が死ぬ道を選んでしまった。その罪悪感は恐ろしく重たいものでもあり、同時に自分の罪が増えたと自覚する。

その頃ドイツ連邦星間帝国の特別情報室では

「はぁ……剣示……お前との思い出は何事にも変え難かった。もはや、私は外患誘致罪とほぼ同罪だ……」

そんな思いが頭を過ぎった時にノックもなしにドアが開かれる。こんな無作法な事をするのはただ一人……

「ラインハルト……聞いていたな?」

「えぇ、まぁ。総指導部として指導が必要なようですね」

「はっ、私が剣示を裏切るとでも?」

「その必要はありません。あなたには別の仕事を用意してあります」

別の仕事だと?こんな私に今更何が……

「希望の星で私から逃げるために駆逐艦1隻で逃げてきて、周辺宙域の調査だけして、私にご報告ください。それで構いません。あなたも剣示氏の命も保証しましょう」

「そんなので一体何になるというのだ。小惑星の資源データでも集めろとでも?」

「えぇ、それに近い感じです。正確には恒星ですが。あそこは恒星が複数あり、我々帝国政府の求める新エネルギーの調査を任せたいのです」

ラインハルトの事だ、ロクな使い方をしないだろう。だが……今ここから逃げれるなら希望はある。剣示、少し待っててくれ。

「いいだろう。どんなエネルギーだか知らないが、長官として生きた最後の任務がこれなら文句もない」

「ありがとうございます。それでは、後ほど迎えを寄越しますので、駆逐艦に乗って頂ければそれで構いません。カバーストーリーはお任せを。これでも演劇部にいたので」

「お前のやる演劇など殺戮ショーだろ」

彼はクスクスと笑いながら、「間違ってはいませんよ」と言い、部屋を後にする。

さて、まだ権限が失われてない以上は帝国の政府の情報に……!?機密情報レベルⅥだと!?内閣中枢者のみしかアクセス出来ないか……総統元帥め……何を企んでいる……

その後私はラインハルトの用意した車に乗り、当たらない銃撃戦を繰り返した後に飛び乗るように駆逐艦に乗り込み、素早く希望の星へと向かう。

そしてそれは運命か……ワープした直後に月乃三笠と合流した。

信じられない奇跡に私は涙を一滴たらして、彼の艦隊に組み込まれ、久しぶりに会う恋人の元へと向かう。

こんばんは!黒井冥斗です!いつも自分の作品を手に取っていただきありがとうございます!

親から心無い発言を受けて、自分の作品や商業化への道を本当に諦めそうになりましたがPV数やユニークアクセスの件数、過去の作品が今でも読まれてる、周りの人からの事実に基づいた励みの言葉を得て、創作欲マシマシです!

さてから明日からの週末の2日間は2話投稿なのでよろしければそちらも読んでくださると大変励みになります。そして1週間お疲れ様でした!土日勤務の方はこの作品でモチベーションが上がったりしたら嬉しいです!それではいい夜を!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ