第23話:三大賢者会議
第23話:三大賢者会議
シュヴァルツ・シュロース級とピースオブフリート戦闘時に遡る
三大賢者……と聞くと立派そうに聞こえるが中身はアル中だったり、可愛い少女に目が無いロリータなコンプレックスの方だったり、研究に夢中になりすぎて餓死しかけたなど、正直一般人の方が賢者してる感があるというのが、三大賢者の1人セルヴァート・ミラフォースの意見だ。
「やぁやぁ、アルバート君、春川君。元気そうで何よりだよ」
私セルヴァートは徹底的に機密化された通信システムで宇宙の天才2人と話し合う。神は女性好きなのか三大賢者は3人とも美少女だ。もちろん老けないのはヒューマンチェンジャー技術の開発者である春川君のおかげなんだけどね。
「セルヴァートも元気そうで安心したよ。私なんて最近ドイツ連邦星間帝国から新型艦の建造依頼されてさ……収入はたったの1000億スペースドルだよ。舐めてるのかよってさ。1000億スペースドルあっても可愛い少女は満足出来るほど買えないしさ」
「まぁ、君の言うことも分かるよ。それに君が身寄りのない可愛い少女達に勉学の機会と暮らす場を提供する代わりに着せ替えっこにするのは比較的健全だと思う。春川君は?」
「私は今はまた人間の行動を操作できるナノマシンの開発かな。どこからの依頼かは言えないけどね」
当然かな。それを口に出せば戦争になりかねない。
「セルヴァート、そこの黒神。まだ幼いね。ショタコンになったのかい?」
アルバートのトゲのある口に私は乗ってあげる。
「そうそう、この子大人しくて、可愛いんだよ〜。あと切り札でもある」
私の切り札でもあるという言葉2人が反応する。反応はそれぞれの分野らしい反応だった。
「セルヴァート、平行世界技術で増やさないか?」
「セルちゃん、この子の基礎寿命の話だね。何百年使ったの?」
「君達の事だ。話したら何が起きるか分からない。それは分かるよね?」
2人はクスクス笑い、「そうかもね」とハモリながら、本題へと入る。
「君達2人にとって四大列強制度は良いと思うかな?」
「セルヴァート、概意が広すぎる。もう少し絞ってくれ」
私はふーむと唸ってから「四大列強の行いは正しいか」と問う。
先に声を上げたのはアルバートだった。
「正直な話、私は着いていくのは嫌だね。契約金もそうなんだけど……無茶振りが多い。春川は?」
「えー私は、旧五大列強時代に惑星1つ滅ぼしちゃってるからなぁ……大人しくしてほしいのが本音かな」
この春川芽依という賢者が作ろうとした人を操るナノマシンが暴走し、惑星が1つ封鎖され、周囲100宇宙距離が立入禁止となった。
だが、彼女は天才だから許された。正直に言うと私もアルバートも春川が嫌いだ。前に二人で彼女の陰口を叩くというなんの生産性もない会話をしたがそれにすら充実感を覚えた。
「セルちゃんは?」
「私は……レジスタンス勢力に力を貸したいと思っている……ん?レーダーの反応にアルバート君の艦隊の反応があるんだけど」
「これは私からのプレゼントだ。受け取るといい」
なんと言えばいいのか……巨大な船体の甲板には単独で敵航空宇宙艦隊滅するだけの砲門が装備されていた。
「名前は?」
「ジェーンドゥ」
名無しの乙女ってことか。
「それじゃあ、ありがたくもらうことにするよ。白神なら内部確認は3時間もあれば終わるかな。ミラヴァート君、移動するよ。それじゃあ2人ともお疲れ様〜」
「よろしかったのですか?もう少しお話の時間はあるはずですが……」
「おや?君に秘書を任せたつもりはないが?」
すると彼は頭を下げて「申し訳ございません」とだけ言う。
「いいよ、いいよ。気にしないで。時間を取ったのはね……白神も含めて4人で酒が飲みたいからだ」
「白神集まれ」
私が呪文のように唱えると素早くドアが開いて、「ご用命を」と答える。
「せっかくミラヴァート君が来たんだ。みんなで飲もうじゃないか」
「「かしこまりました」」
私はタブレット端末を操作すると、横に何メートルもあるワインセラーから何本かが飛び出て、執事達が、丁寧に受け取り、グラスについでくれる。
「それじゃあ乾杯」
さて、あの宇宙戦艦のスペック……四大列強の決戦戦艦クラスだけど……誰かにあげたいなぁ……私じゃ持て余しちゃいそうだし。
その時周辺宇宙域で戦闘が起きてるリアルタイムの映像が流れる。
へぇ〜……これが噂のピースオブフリートか……
彼らなら……列強の世界が変わるかもねぇ……
こんばんは!黒井冥斗です!とあるソシャゲで欲しいキャラをイベントで入手する為に一時的に筆を手から離しております。やっぱり1巻分が完成してると安心感が違いますね。それでは土曜日の夜といういちばん盛り上がる中でこの話を読んでいただきありがとうございます!良い週末を!




