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第19話:反乱艦隊の正義の大艦隊

第19話:反乱艦隊の正義の大艦隊

俺達平和の大艦隊は200隻の中古の宇宙戦艦を買い取り、人員も20000名もおり、宇宙戦艦も高度な機械化と自動化の併用、そして何より重装機動騎士通称レギオンと呼ばれる二足歩行兵器の母艦もある。

「ラースティン司令!」

先程まで静かなCICに声の激震が走る。

「どうした?」

早期警戒レーダー管制担当のヒューヴェルト大佐が叫び、にわかにも信じ難い情報を口にする。

「まだ1000宇宙距離ありますが……捕捉されています……敵の電子性能は予想以上です!」

そんな……バカな……光年換算で1万年分だぞ……どんなレーダーしてやがる……

「全艦隊に通達!中距離ワープで命に代えてでもアルデバランを討ち取るぞ!全機ワープ準備!!」

「「「はっ!!」」」

事前のブリーフィングでは常にワープできる程度のスペースイグニッションシステムの回転数とエネルギーを維持していたため、数十秒でワープできた。これでアルデバランを……

俺の見た光景は絶望の具現化に近いものだった。と言うより絶望そのものだった。

「全敵艦が目の前にいます……」

すると艦内が火器管制レーダー照射を知らせる警報が鳴り響き、敵艦の主砲が青白い光を見せる。

「重装機動騎士母艦は下がらせろ!あとプランBのリストのメンバーも乗せて待避だ!俺は最後まで指揮をするぞ!」

すると後ろで一言聞き馴染んだ女性の声が聞こえる。

「ラースティン君、貴方にも逃げてもらうわ。艦隊の指揮は私が執る」

「な、まっ……」

首に銃をぶつけられたのか重たい痛みの後に意識が閉じる。

「ヒューヴェルト大佐、彼を運んで逃げてちょうだい、この宇宙戦艦の目として務めてきたあなたには生きてもらう。あとハルバルト砲術長も同時に退避してちょうだい」

2人は苦悶の表情を浮かべているが大人しく命令に従う。

「「……承知……致しました……」」

「すまないわね……あとは任せて」

「「はっ!!」」

この数分間の青色の死の光線による撃ち合いにより、既に残存する戦闘艦は50隻まで落ちていた。こちらは数隻の駆逐艦級を撃破しただけのようだ……さて、あのシュヴァルツ・シュロース級戦艦が厄介ね……。距離まではおおよそ10宇宙距離……残存艦の総攻撃時にこちらの総旗艦の粒子のみを変えて威力を上げるか……

「全艦隊!シュヴァルツ・シュロースに向けて、全主砲発射!!また、当艦は重力収縮粒子を用いて、荷電粒子砲の局所破壊を狙う!うちぃ方初め!!」

ギュイイイン!!という音と共にこちらも青白い荷電粒子砲をシュヴァルツ・シュロースに向けて斉射を行う。数秒後には爆散のはず……だが……

「う、嘘でしょ……」

「そ、そんなバカな……」

「ありえない……」

CICでは恐怖と絶望の二重奏の声が静かに響く。誰も二言も言えないくらいのその力の差は圧倒的なものだった。それもそのはず46cm級の荷電粒子砲と38cm級荷電粒子砲が合計三連装砲塔で150基撃ち込んだなのに目立った損傷がない。しかも局所に集中している事を考慮すれば普通の戦艦ならでかい穴が1つは空くはず……

「これはちょっとヤバいかな……」

「司令!特殊作戦浸透隊員達がアルデバランに乗り込めたと報告がありました!」

私は安堵のため息を吐く。これは生き残ったとかではなく、私達の希望が託されたということに関するため息だ。

「シュヴァルツ・シュロースの砲撃が来ます!」

もはや誰が言ったのかは関係ない。私達の命はここに潰える。そして浸透隊員達が四大列強の高官を射殺すれば……この気持ちを抱いた時に私達は92cm級の照射型世界線壁破壊砲という破壊と暴力の根源に焼き尽くされる。

その頃、アルデバラン艦内では……

「1分隊突撃!2から3分隊は支援!4分隊はブリーチング(発破)の準備!」

浸透部隊小隊長による指示で星間国家連合の艦内治安部隊を撤退させ、四大列強の政府高官達がいるとされる部屋の前へとたどり着く。

「小隊長から4分隊へ、ブリーチング後、速やかに突入せよ。1〜3分隊も同時について行け!」

「「「了解っ!!」」」

硝煙の匂いが艦内に充満しながらいよいよ、突入を実施する。それはまるで1度きりの賭場に全財産を賭けるようなものだった。

4分隊が次世代爆薬を仕掛けている間に俺はある疑問を抱いていた。何故四大列強の護衛が来ない?この先にいるのか?

しばらく考えていると4分隊長から連絡くる。

「ブリーチング準備完了!いつでも行けます!」

「発破!」

そうだ、気にしなくていい。政府高官を人質に取れば平和への道筋だって……

各分隊が突入し、サブマシンガンにはMP5A5と部隊メインウェポンはM38SDMRという中距離狙撃と近距離弾幕に特化した編成できた。これでヤツらを!!

赤色のレーザーサイトが次々と四大列強の政府高官達の脳天に当てられる。

「降伏するなら今のうちだぞ」

高官達は無視して、会議を続ける。

「おい!聞いているのか!?」

それでも会議は続く。

「撃てっ!!」

俺がそう言った時だった。明らかに壁の本当に極僅かな影から人の影が見えたと思った時には何百発のライフル弾と拳銃弾が物凄いスピードで粉砕され、同時に弾丸が蒸発し、煙で辺りが見えなくなる。明らかにただの人間では無い……。寿命をスキルポイントにして戦闘技能に振っているのか!?いや……それでも……

煙が晴れると黒装束に仮面を着けた黒い刀に紫色のラインの入った刀1本……のみの武装のようだ。

「なんだお前は!?」

「語る名は無し。消えゆく者には我が刀の望むがままに」

かなり小さめの声で初老の男性風の声に聞こえたが、その瞬きをした時には後ろで叫び声がした。同時に血が吹き出るような生々しい音とバタッ!バタッ!と人が倒れる音に俺は恐怖を覚えながら振り向く。

振り返るとこのコンマ何秒の内に分隊が2つ食われた。まるで刀が美味しそうに血を飲むように見えるのは恐怖からだろうか……

小隊は混乱し、同士撃ち覚悟で撃ち合いが行われるが、敵は最低限の動きで回避する。その姿はまるでパーティー会場で踊るようなある意味の優雅さを伴っていた。もう勝てないことは明白だった。

やむを得ない……せめて自爆を……!!

自爆スイッチを押そうとした時にはスイッチは真っ二つになっており、首に血を吸った刀が当てられていた。いつの間に……捕まる前に自決を……!!

「消えゆく者よ、そなたは情報源と見せしめの処刑材料だ」

そう言うと黒装束の男は俺の拳銃のホルスター僅かな動きで切り落とす。

すると四大列強の方から影の10億殺しと言われたエルセリードのクズがゆっくりと拍手をしながら近づく。

「よくやった黒神。流石寿命を700年分を戦闘スキルに変えただけはあるね」

黒神……!?そんな都市伝説では……!?と思った時には刀の持ち手が首に強く当たり、俺の意識は途絶える。

こんばんは!黒井冥斗です!いつもお手に取っていただきありがとうございます!

最近は予約投稿にも慣れて「投稿し忘れた!」から「投稿したか確認しよう。うん、大丈夫だ」みたいな感じになっております。予約投稿する前から投稿し忘れた事はほとんど無いのですが最近眠気が凄いので不安になっております。

余談ですがこの話に出てくるM38SDMRはリトルアーモリーで知って組み立てたら大好きなマークスマンライフルになりました。

それではご拝読お疲れ様でした!いい夜を!

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