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第10話:希望の星フィシュテルへ

第10話:希望の星フィシュテルへ

学生艦の反乱のニュースが艦内に響き渡り、誰もが不安そうにやるべき事をやっていた。

僕も無論、希望の星のデータベースを確認しながらだが、反乱のニュースは耳に嫌というほど聞こえている。

「山本参謀長、御影の戦闘能力はメンテナンス無しであとどれくらい持つ?」

僕の質問に学生首席だった山本先輩は答える。

「戦闘状況にもよりますが3、4回程度かと」

「希望の星の艦ドックは御影4隻分しか完成していない。被弾は避けたいところだな」

「同意です」

すると山本参謀長のお腹がぐぅ〜と鳴る。

「失礼しました……長官」

「いや、仕方ないさ。僕もかなりお腹が減っているからね」

そう言い、二人で御影の幹部食堂へと向かった。

聖都聖大日本女子軍令部高等学校では……

「お兄様がクーデターかー」

軍務教育官に囲まれながらも私、石崎月姫は今後の動きを予測していた。

「月姫嬢君は本当に何か知らないかね?」

「お兄様は酷いわ、妹の私に何も教えてくれないんだもん」

軍務教育官もため息をつき、月姫を生徒指導室から出す。部屋の外にはかなりの数のギャラリーが出来ており、皆が月姫をそれぞれの思い思いの目線で見つめる。

「会長、兄上殿の不始末痛み入ります」

「そんな気にしないで。大好きなお兄ちゃんだけど、昔から破天荒だったから」

「月姫様!私も月姫様の事をお支えしますわ!」

「わたくしも!」

これだから人気者の生徒会長は辛い。周りの空気に流されすぎている、如何に野望を抱き叶えるかはその者の周囲との反応でわかる。彼女らは野望など抱かず、ただ従順な軍務オペレーターや事務官として、かっこいい軍人様と結婚する。それくらいしか考えてないだろう。私は違うけどね。

「皆ありがとう。私は大丈夫だから皆は皆のやる事をやってね」

そう、私には野望を実現するためのあらゆるプランと戦略を立てている。

再び御影長官室に戻る。

「カレーライスはもう飽きたなぁ」

「同感です、長官」

すると後ろから気配を感じ、振り向くと雪室がいた。

「雪室……お前雪国級艦長だろう?戻った方がいいんじゃないのか?」

「石くんが気になるんだもーん」

「お前いつからそんな甘えん坊になったんだ?」

すると彼女は人差し指を自分の口に当ててを顔を傾ける。

「石くんと出会ってから?」

「質問系だと困る。だけどまぁ、僕も会いたかったよ」

「お2人はそんなに仲がよろしい理由は……?」

確かに言われてみれば男子棟と女子棟で分かれてるのにここまで仲が良いのは少し不思議な感じもする。

完全に男女が隔離されてるわけではないが、夜を共にしたりとかはない。

「そういえば僕が雪室の事が気になり始めたきっかけが……小説……読んでる時に……」

「あ、気付いちゃった?」

全くこの女子生徒首席様は男子棟の中枢まで潜り込んでいたのだ。だが、教官に見つかるリスクも大きいだろう。

「教官はどうやってかわした?」

「んー、賄賂ってやつ?」

「山本、彼女を贈収賄で拘束しろ」

「嘘に決まってんじゃん!石崎君と首席会議開くために入っていいですか?って主任教官に聞いてたよ。それで許可をとっていたの」

首席会議どころが、会議すらしてないのに……穴を着くのが上手い艦長様だ。だが、これくらい柔軟な艦長としては優秀なのは間違いない。

その時放送が流れる。

「こちら宇宙航法部、希望の星フィシュテルまでおよそ3時間で到着予定。現時点で800宇宙距離内に敵影なし。以上」

「だそうだ。雪室艦長も戻りたまえ」

「りょーかい、石くん長官」

さて、あと3時間か……僕はパーソナルコンピュータを起動し、希望の星の開拓状況を確認する。作業ロボットと重機を数百機数年間動かし続けて、ようやくここまで来たか……

御影4隻分のドックと100隻までガード可能な待機施設。衛星軌道まで射程圏内に収める速射超電磁砲、防空ミサイル群。他にも隊員宿舎や艦隊司令部と1万宇宙距離までの警戒防衛本部及び司令室など様々な施設がある。

そして希望の星フィシュテルが見え始めると艦内で歓声が上がる。

「とりあえず……安心かな。山本参謀長、無線を」

「どうぞ、長官」

僕は深呼吸して、各船員に告げる。

「これより希望の星フィシュテル、そして我らの拠点へと到着する。各自緊張感を持って断熱圧縮に備えよ。以上だ」

いよいよだ。いよいよ、僕達の平和に向けての戦争が始まる……

そのまま、各艦が轟音と船底が赤褐色になりながら、フィシュテルへと着陸し、およそ20隻の艦隊は各自停止位置に着き、下船を行う。

僕は再び無線機を持って、全艦放送を行い、指示を出す。

「全艦へ通達。停止位置に着き次第、事前に配布した寮へと向かい、12時間後のブリーフィングに備えよ。諸君、よく来てくれた」

船から出ると船員たちが施設のレベルに驚きながらも少しはしゃぎながらまだ開拓出来てない赤色の大地を見たり、私物のチョコレートをかじりながら軽く栄養補給する者もいた。

さてと、僕も長官室に向かうか……広大な施設を若干の道の覚えにくさも感じながら、長官室のベッドで横になる。疲れなのか不安なのか眠りにつくのにそう時間はかからなかった。

こんばんは!黒井冥斗です!いつもお手に取っていただきありがとうございます!初めてお手に取ってくれた方もありがとうございます!

ついに拠点惑星到着です!ここからが本番といった感じですね。ここから盛り上がるので今後も読んでいただけたら幸いです!それでは今日も一日お疲れ様でした!

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