エンプレス・タイムレス
ずっと私のターン!
私にとって恒例の、距離感がよくわからないシリーズ!
今回は近代哲学をまとめてババンと見ていきましょう。
哲学者たちについての私の評価基準はわりと明確です。
優れた哲学者は、優れた理学者であり、神学者である。
日本ではわかられにくい視点ですがそんなん知らんわ。
でもプラトンやアリストテレスまで振り返れば当然の
話ですよねこれ。目指せアカデメイアとリュケイオン!
それで一般的な哲学史ではカントが一つの完成形だと
見なされますね。これもわからなくもない構図ですが。
確かに総合的ではあるし、美学の仕事もありますけど。
近代的な思考の典型で、理学でも神学でもないですね。
私から見るとわざわざ彼から学ぶことはあんまりない。
それよりおもしろいのはその前の合理論や経験論です。
まず合理論ですがデカルトやライプニッツは文句なし。
殿堂入り。哲学、理学、神学の三位一体、これである。
デカルトはクリアカットすぎてのちに葛藤やら反発も
招きますがこれはまた別の機会にやった方がいいかな。
ライプニッツは全方向的に天才すぎてごく曖昧にしか
理解されてないとこある。でもこれもまた別の機会に。
この中でスピノザは微妙なとこですが、神学としては
ありかな。結果として相対性理論にも貢献しています。
合理論はひとまずこれでいいとしてデリケートなのは
経験論ですね。イギリスっぽい堅実な懐疑精神ですね。
まずロックですが、理学や神学みはあんまりないかも。
でも政治哲学としては一級品で影響力は絶大でしたね。
いちばん可能性を感じるのがバークリー。ほぼ神学者、
といった感じで近現代的なものさしからははみでます。ボヨーン
だが、そこがいい。触覚により視覚を再構成する理路。
神の恩寵において。わかる人にはよくよくわかるやつ。
微妙なのはヒューム。歴史とか政治論なんて誰にでも
できるやつやん。それも歴史的傑作レベルではないし。
とりあえずこんなとこかなー。観念論とかは後まわし!
イメージソング。
ヤプーズ「赤い戦車」。
https://youtu.be/uLvrFgfEAFA?si=BJgdtAHapkRAbkWb
前回のお話。
「おさわり聖女」。
https://ncode.syosetu.com/n9571kl/
次回のお話。
「ふとましい暗黒舞踏家ダイナモ鈴木」。
https://ncode.syosetu.com/n1780km/