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プロローグ

 超超超超常が跋扈する2050年。


 "怪異"悪魔"悪霊"怨霊"etc……。


 混沌渦巻くA県麻人市で繰り広げられる怪怪奇譚。


 始まりは20年前、この国は人口削減の為、恐怖のウィルスパンデミックを敢行。それにより人口の4分の1を失ってしまう。


 パンデミック発生から7年後自国の衆愚政治に意を唱える反政府組織が現れる、過激派呪術宗教団体【灯火の社(ともしびのやしろ)】。


 後に国家転覆を計画実行するが、政府の国家権力による激しい弾圧を受け【灯火の社】は半壊滅状態、しかし総帥である『奥田豪(おくだつよし)』の逮捕報道がニュースで放送された日、草木もねむる丑三つ刻を合図に【灯火の社】に所属する総勢100万人の半数以上が集団自殺を決行。


 自殺させたのには理由があった、50万人以上の命を利用した決死の集団呪術を行うためだったのだ。


 そうまさにこの時こそが特異点となる、国全体が歪み、歪み始める。


 特に信者数が多いA県N市は厄災の爆心地となる。


 N市はグラウンドゼロ指定となり名前を剥奪されたのち市名変更を余儀なくされ麻人市となった。国は汚名はすぐに消したいようだ。


 集団呪術事件後、麻人市を中心に人間業とは思えない猟奇的殺人事件が多発する、その原因は———【霊奇(れいき)】。


 怨霊、悪霊などに取り憑かれた者は奇奇怪怪な事件、奇行を行う事からこの名がついた。弱気に寄生し欲望の奴隷となり穢れ落ちる事により不浄の化身と化す。


 【灯火の社】が行使した呪術は、現世と異界の狭間を無くすものだった。それは三途の川が枯れ果て死せる魂や異界の住人が行き来できてしまうという事。


 そしてその道を【太極の狭間】天地万物の間隙(かんげき)——あるはずの無い霊道。それは地獄にすら通づる……。


 だが【霊奇】だけではない、それを利用しようとする生ける悪意達、また、太古から存在する妖怪達——悪鬼羅刹もまた集団呪術に呼応するように動き出す————。


        そんな生と死が蠢く世界。


       さぁ人外魔境でどう生きる?


      

           ここに開幕。

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