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【完結】大不幸男! 幸運の女神様と美人令嬢に出会って幸福になる!  作者: 佐々木裕平
11話 対決! アカラ軍 VS カフェ・グッドラック
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ここには俺をいじめる人はいない。借金はあるけど、毎日暖かい生活がある。

 ラル曰く、理由はこうだ。


「フォルは幸運の女神だろ。あたいは一応、戦士だ。でも、ジンゴロウは、無職だろ? この際、カフェ・グッドラックの店長っていう肩書くらいあった方がいいぞ」



 ということだ。むむむっ、と思ったが、実際、無職だったから言い返せなかった。 







「よし! 今日も一日、頑張ろう!」


「「「「おー!」」」」


 開店前の簡単なミーティングが終了した。


 ヒミさんとマッチョが加わり、ますますパワーアップしたカフェ・グッドラックは好調そのものだった。


「ヒミさんもマッチョも、すっかり慣れたね」


 フォルがまぶしい笑顔で話しかける。フォルは念願のカフェを開けたことがとても嬉しい様子だ。そして、毎日俺たち五人で働けることが、とても楽しいみたいだった。


「ええ、そうですわね。もう働きだしてずいぶん経ちますものね。毎日、いろいろなお客様とお話もできますし、とても楽しいですわ」


「がはは! そうだな! 俺はこれまで、用心棒やらガードマンといった仕事ばかりをしていたが、実はこういう料理が向いていたのかもしれない、と、最近思うくらいだ。がっはっは!」


 二人がカジノをクビになった、と聞いたときは、本当にどうしようかと思ったけれど、すっかりカフェ・グッドラックになじんでくれてよかった。


 俺たち五人は、休日にはアカラの町のあちこちへと遊びに行ったり、食事に行ったりと、とても仲良くなっていた。


 もうずうっと昔からの知り合いみたいな気分だ。


 不幸続きだった俺だけど、異世界に来て、フォルとラルに出会って、運勢が変わった気がする。


 ここには俺をいじめる人はいない。借金はあるけど、毎日暖かい生活がある。


 本当にありがたい。


 こんな日がずっと続いたらいいなぁ。


お読みいただき、ありがとうございます。

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