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【完結】大不幸男! 幸運の女神様と美人令嬢に出会って幸福になる!  作者: 佐々木裕平
10話 成功報酬は、笑顔さ。(うーん、かっこいいじゃん)
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夜までに返せないと、お母さん、ゴデブリン大臣のお家で、ご奉仕っていうのしないといけないんだって。でもごほーしってなんだろうね

「借金? えーっと、二千万アカラって言ってた」


「その借金の期限っていうのが、明日の夜までなの」


「夜までに返せないと、お母さん、ゴデブリン大臣のお家で、ご奉仕っていうのしないといけないんだって。でもごほーしってなんだろうね」


「お母さん、泣いてた」


「明日の夜、ゴデブリン大臣が迎えに来るって」


「だからお願い! 女神様、あたしたちの、このおこづかいの千アカラあげるから、これを明日、カジノで二千万アカラに増やして!」


「幸運の女神さまだから、できるよね?」




 ……ってなわけだ。


「うん! 絶対大丈夫! おねえちゃんに任しといて!」


 すぐに返事をしたのがフォルだ。まあ、あいつらしい。


 俺も気乗りじゃないが、マイ、メイ、アイの家の八百屋が召喚獣の被害でつぶれたってことは、俺にも責任がある。


 成功報酬は、三人の笑顔ってところさ。ちょっとカッコいいな。






 

「レッドorブラック?」


「レッド!」


「はい、これでお客様の16連勝ですね♪ 掛け金の千アカラは、3,276万8千アカラになりました♪」


 おっと、回想している間に、もう目標の二千万アカラを達成した。


「これで終わりにします、って言って」


 後ろでラッキーハッピーダンスを踊っていたフォルが踊りをやめ、俺に小声でそう言った。


 正直「もうちょっと儲けたい!」という気持ちがあったが、幸運の女神さまの御利益が得られないのでは、仕方ない。


「降りる」


 俺はヒミさんにそう言って、ルーレットの台から離れた。


「はい。またどうぞ」


お読みいただき、ありがとうございます。

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