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【完結】大不幸男! 幸運の女神様と美人令嬢に出会って幸福になる!  作者: 佐々木裕平
10話 成功報酬は、笑顔さ。(うーん、かっこいいじゃん)
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なんだろう。俺の胸の辺りが、ぎゅうっと締め付けられる。

「あっ、久しぶりじゃないか! えーっと、確か、そうだ! 大きい順から、マイ、メイ、アイだったな!」


 少女たちは静かにうなずいた。


「あー! そっか、俺も思い出したぞ。俺たちが初めて出会った日、つまり召喚獣に襲われたときに、ラルが助けてたこどもたちだな!」


 忘れもしない。この少女たちが町の人たちに「メイ見たよ。その後も、女神さまのおっぱい揉んでた」なんて、余計な証言をしたせいで、俺はあやうく牢屋に入れられるところだった。


 それにしても、あの時は元気いっぱいだったマイ、メイ、アイなのに、いまはなぜこんなに元気がないのだろうか。まるで別人みたいだ。


「まあ、とにかくまずは腹ごしらえだ」


 ラルがテーブルに、ほかほかの夕ご飯を手際よく並べる。


 俺たちの夕食用に作っておいた食事だ。


「で、でもあたしたち、お金、持ってません」


 なんだろう。俺の胸の辺りが、ぎゅうっと締め付けられる。


 ラルがにっこりとほほ笑んだ。


「あたいのおごりだ。遠慮なく食べてくれ」


 そう言うと、マイ、メイ、アイはすさまじい勢いで食事を食べ始めた。まるで何日も食べていなかったかのようだ。


 マイ、メイ、アイが食べ終わった後、ラルが口を開いた。


「あたい達で力に慣れることなら、協力するぜ。なんでも言ってくれ!」


「うん、私も何でもするよ!」


 フォルも前のめりで答えた。


 おいおい、そんなに安請け合いして大丈夫なのか?







「レッドorブラック?」 


 ヒミさんの静かな声。


「ブラック!」


 俺の力強い声。


お読みいただき、ありがとうございます。

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