俺、パンチラで分かったんだ! フォルが本当に女神さまだって!
「俺……、悪かったよ。フォルのこと、自称女神なんて言って」
「えっ、ようやく私のこと女神だって認めてくれるの? 嬉しいけど、どしたの急に?」
「俺、パンチラで分かったんだ! フォルが本当に女神さまだって!」
「パ、パンチラ?」
しまった、口が滑った。
「い、いや、その、アレだ。『パンチ』をく『ら』ったみたいに、衝撃的に理解できた。ってことさ」
「ふーん? まあ、女神だってわかってくれたのなら、いっか」
フォルは一瞬、怪訝な表情をしたが、すぐに笑顔になった。
「それにしても、ジンゴロウ君」
今度はフォルが姿勢をただし、まじめな顔つきになった。
「な、なんだ?」
「あのねっ、カジノでお金を増やすのは、統計的には無理なんだよ? マイナスサムゲームなんだよ?」
「あら、フォル、よく知っているわね。うふふ」
フォルの真面目な口調に、ヒミさんは怪しく微笑んだ。
「な、なに? 統計? マイナスハム?」
「ハムじゃなくて、マイナスサムゲーム! 全体が減っていく仕組みのことだよ!」
フォルはちょっと怒っているみたいだ。
「いい? ちょっと長くなるけど、ちゃんと聞いてね?」
「わ、分かった」
フォルがあまりにもまじめな顔つきで話すので、俺も思わず再び姿勢を正した。
「カジノっていうのは、お客のお金の総和が減るようにできているの」
「どういうことだ?」
「いい? お客が百人カジノに来ました。で、総額で百万アカラ持っています」
小学生の算数の問題みたいな言い方だな。
「でも、全員がカジノから出る時のお金の総和は百万アカラを下回っている仕組みなの」
「なんで?」
「カジノが徴収するから」
「どゆこと?」
「カジノは魔法じゃない。カジノが支払うお金は、お客のお金から出てるの。おまけにカジノは絶対に負けないようにできてる」
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