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【完結】大不幸男! 幸運の女神様と美人令嬢に出会って幸福になる!  作者: 佐々木裕平
8話 勝負に勝ったら、念願のお店が手に入る!
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あたいは最初から信じていたぞ、ジンゴロウ! ……なんだその目は、信じてないな

 俺はゆっくりと目を閉じた。


 同時に脳内会議も終了した。


「ふふっ、カジノのルーレットでね」


 その時、ヒミさんのいたずらっぽい声が聞こえた。


 ボッ! 


 と俺の頬の皮膚をフォルの右足がかすめた。


「あっつ!」


 摩擦で皮膚が焼けたみたいだ。でも助かった。フォルがギリギリのところでキックを外してくれた。


「カジノのルーレット?」


 地面に音もなく降り立ったフォルのオーラが瞬時に消え、逆立っていた銀髪がふわりともとに戻った。


 なんだかよくわからないが、誤解は解けたようだった。






 

「そうだよねー。ジンゴロウ君がそんなことするわけないもんねー」


 フォルがにこやかに微笑む。さっきまで俺を蹴り殺そうとしていたくせに。


「うふふ。かわいいからからかっちゃった。ごめんね。フォル。ジンゴロウさん」


「もー、ホントに勘弁してくださいよ、ヒミさん。あやうく死ぬところでしたよ」


 何故かはわからないが、ヒミさんの言葉や仕草にはエロスを感じる。大人の魅力ってやつなのか?


「あたいは最初から信じていたぞ、ジンゴロウ! ……なんだその目は、信じてないな」


「うん、信じてない」


「がっはっは! ジンゴロウ! お前も大変だな!」


 マッチョはがぶがぶとエールを飲みながら、大笑いをしている。


 誤解が解けてから、あっというまに俺たち五人は和気あいあいと仲良くなっていた。


 異世界に来てから思うが、こっちの世界の人たちは、なんだかのんきな気がする。




「なあ、フォル」


 俺はイスに姿勢を正して座りなおした。


「ん? なに? ジンゴロウ君。あらたまって」


お読みいただき、ありがとうございます。

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面白くなければ星1つ【★☆☆☆☆】にてお願いいたします。

皆様の率直な評価を参考に、次回のお話に生かしていきたいと思います。


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