あれね、パンツがチラリと見える、ラッキースケベ的なやつね。略してパンチラ。誰が言い始めたのか知らないけれど、なかなか響きのいい言葉だよな
そう叫びながらも、俺は、綺麗なフォルムだ。まるで仮面ラ〇ダーだ。なんてことを思ってしまう。
「避ければいいじゃん」
「え? なに? 避ければいいだろ、って?」
「そうそう」
俺の脳内でまたしても、俺と俺と俺による脳内会議が発足した。
俺と俺と俺が円卓に並べられたイスに座り、まじめな顔で会議している。
「冗談じゃない。魔法の力なのか、なんだか知らないけれど、フォルの動きは文字通りイナズマだ。落下速度が異常なんだ。瞬きする間に振ってくる感じだ」
「なあ、俺、なんでそんなにゆっくり解説してるんだ?」
「は? なんでって?」
「これは、あれだろ。よくあるだろ? 野球漫画とかで、ピッチャーの手からボールがミットに届くまで、やたらと長い思考するマンガ」
「ああ、あるある」
「実際には、1秒にも満たないのにな。あんな感じ」
「なるほどね」
「……なあ、パンチラ……見えないかな?」
「ん? パンチラ?」
「そうそう!」
「あれね、パンツがチラリと見える、ラッキースケベ的なやつね。略してパンチラ。誰が言い始めたのか知らないけれど、なかなか響きのいい言葉だよな」
「まったくだ! もちろんこんな会話が女子に聞かれた日には、ドン引きされるだろうがな!」
「ははは。どれどれ……。パンチラは……と」
「あっ! 見える! 見えるぞ!」
「ほ、ほんとだ! フォルの蹴り足の太ももの間から、わずかに、パンツがチラリと見える!」
「ほう……ピンクか。悪くないね」
「それに、この角度、理想的なパンチラだね」
「理想的? 例えばどこが?」
「解説しよう! パンチラとは、『決して見えすぎてはいけない!』のだ」
「あっ、わかるー! 見えそうで見えない、でもギリギリ見える、ってるのがいいんだよな!」
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割とリアルに作者が泣いて喜びます。




