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【完結】大不幸男! 幸運の女神様と美人令嬢に出会って幸福になる!  作者: 佐々木裕平
7話 俺がフォルを女神と認めた理由、それはパ〇チ〇だ!
48/136

俺の方はと言えば、異世界に来てからこの3週間、ほとんど外に出ていない!

 働いて、お金を稼いで、物置からおさらばして、借金を少しずつでもいいから返済していこう。


 そのため、俺たち三人の目下の課題は、『働く場所を探すこと』だった。


「あたいは働いたことがないから、楽しみだなあ」


 ラルがのんきな声を出している。




 ギィッ。 カランカラン。




「いらっしゃーい! 二名様ねー。お好きな席に座ってねー!」


 酒場のウエイトレスのお姉さんの明るい声が響く。新しいお客が入ってきたようだった。


「ん? おーい、ジンゴロウじゃないか! 久しぶりだな」


「誰だ? 俺の名前を呼ぶのは……」


 いま入ってきたばかりの客が俺の名前を呼んでいた。


「あっ、マッチョ! ははっ、久しぶり!」


 スキンヘッドの大男、マッチョだ。


「もうケガは大丈夫なのか?」


「ケガ? ああ、フォルの必殺技、女神ロールによるケガか」


 あの「カジノで大切なカフェの開業資金をすっからかんにして、美人のディーラーとバニーガールの裸を見た事件(フォルが名付けた)」で受けたフォルによる裁きという名の攻撃「女神ロール」で重症を負った俺は、二週間ほど寝たきりの生活を送った。


 冷静になったフォルが「ごめんねっ、ごめんねっ」とつきっきりの看病をしてくれたのはラッキーだったけどね。


 そんなわけで、俺の方はと言えば、異世界に来てからこの3週間、ほとんど外に出ていない!

でもまあ、少しずつではあるが異世界暮らしには慣れてきた。


 そして5百憶アカラという、途方もない金額の借金は、もちろん返せていない。


「こっ、こんにちは。もうそのことは許してっ」


 フォルは女神ロールの件を思い出し、ちょっと焦っているみたいだ。


「マッチョもあたいたちと一緒のテーブルに座りなよ! ……って、そちらの女性は? お邪魔だったかな?」


 でかくて丸坊主のマッチョの体に隠れていて気が付かなかったが、確かに後ろに女性が立っていた。かなりの美人だ。


お読みいただき、ありがとうございます。

下の 【☆☆☆☆☆】 を【★★★★★】にして『ポイント評価』をしていただけますと幸いです。

作者が喜びの舞を踊ります。

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