えーっと、それって、お姉さんが投げた玉が赤・黒どちらのマスに止まるかを当てるゲームだよね?
ただ対角線上にある二つのマスだけ、緑色だ。この緑色に止まると、ディーラーの勝ち、つまりカジノ側の勝ちってことらしい。
「お客様もレッド・ブラックやりますか?」
ルーレット卓の前で黙りこくっていた俺に、美人でセクシーな女性ディーラーが声をかけてきた。フォルよりは背が高く、ラルよりは低い。ラルよりは少し細身だが、美ボディなのが制服越しにもわかる。
「えーっと、それって、お姉さんが投げた玉が赤・黒どちらのマスに止まるかを当てるゲームだよね?」
カジノ初心者の俺は、念のために聞いてみた。
「その通りです。ちなみに、予想と違う色や、緑のマスに止まった時は、私の勝ちです。お客様の掛けたお金はゼロになります」
カジノ側のお金になってしまうってことか。
「でもまぁ、ほとんどが赤と黒だから、俺が勝つ確率はほぼ50%ことだな。たぶん」
お姉さんは黙ってにっこりとほほ笑んだ。
「で、俺の予想が当たったら?」
「はい。当たるたびにお客様の受け取る金額は掛け金の倍になっていきます」
「倍! ってことは、一回勝ったら百万アカラは二百万に。二回勝ったら四百万! 三回で八百万! 四回で千六百万?」
「その通りです。やりますか?」
「やるやる! これなら一気に大金持ちになれるぞ! よーし、やるぞ!」
「承知いたしました。私はディーラーのヒミと申します。それでは始めましょう」
俺は幸運の女神さまであるフォルと契約した男なんだ。きっと勝つ!
こうして俺はルーレットの卓に着き、ヒミと勝負をすることにした。
「やった! これで7連勝だ! 一億二千八百万アカラ、ゲットだぜ!」
「ヒュー♪ やるじゃないか、ジンゴロウ!」
後ろで見ていたマッチョだけではなく、周辺の人々も驚きの声をあげる。
「へへっ、今日は人生最高についているぜ!」
俺はルーレットの赤か黒かを当てる、レッド・ブラックで七回連続で勝ち、大金に換金できるコインを手に入れた。
「フォルが幸運の女神さまってのは、やっぱり本当かもな!」
「いかがですか? お客様、もう一度勝負なさいますか?」
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