あのっ、大丈夫ですか? 壊れたからくり人形みたいになってますよ?
被害額? 請求? 何のこと? まさか。
町長は先ほどの一枚の紙きれを広げ、俺に見せた。紙にはなにやら数字が書いてあった。
「えーと、ところでなに? これ? サイン色紙にしてはヘンテコな……」
「どれどれ? あたいにも見せてみな」
ラルが俺の肩に首をのせて、覗き込んで来た。
なんだか甘いにおいがする。
ちょうどいい、ラルに読んでもらおう。
「なになに? 『私、ジンゴロウはダバラの町を壊滅の危機に陥れました。反省しています。つきましては、今回の損害金額5百憶アカラを返済することを誓います。』だって? 本気か? ジンゴロウ! こんな大金、払えるのか?」
俺の血の気が引いていくのが分かる。たぶん、アカラってのが、この国の通貨だ。で、バハムートの召喚獣の小瓶の値段の時に覚えたが、たぶん1アカラがほぼ1円くらいだったと思うから、5百憶アカラは、5百憶円ってことだな。うん。
「ハハハハハハッハハッハハハ」
「ど、どうしたジンゴロウ! なんだその乾いた笑い声は」
「あのっ、大丈夫ですか? 壊れたからくり人形みたいになってますよ?」
「って、払えるわけねーだろ! どーすんだよ! 異世界に来て、大借金背負っちゃったじゃないか! 一生タダ働きだよ! どこに幸運の女神がいるんだっての!」
俺はパニックになって、フォルを問い詰めようと、一歩進んだ。
ズルリッ。
「あらっ?」
俺は床に落ちていたフルーツの皮を踏んで滑ってしまった。
もにゅん。
そしてそのまま、フォルのほど良い大きさの胸の、谷間へと顔を突っ込んでしまった。
「ああああ、あのっ、そのっ、なにをっ」
「ジ・ン・ゴ・ロ・―! 貴様―! なにをしとるかー!」
バチコーン!
ラルの強烈なビンタを受け、俺はそのまま意識を失った。
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