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おっぱいもみもみ事件は、ラルとフォルのとりなしで解決したのだから、その件ではないな

俺は腹いっぱいになり、イスにもたれかかった。


 ラルとフォルのところには、時折、町の人々が感謝の言葉を言いに来ていた。


 だが、俺のところには誰もお礼や感謝はおろか、挨拶にも来なかった。


 まぁ、俺が直接何かしたわけじゃないから、当然か。


「ジンゴロウ殿、でしたな」


 と思っていたら、ダバラ町の町長がやってきた。後ろにはなぜかマッチョもいる。


 分かったぞ。ついに俺のことも英雄として扱おうってわけだな。うん。


「あ、はい。そうです。ジンゴロウです」


「いやあ、ジンゴロウ殿、この度はやってくれましたなぁ」


 俺が逃げずにこどもたちを助けに行ったことかな?


「ああ、いえいえ、あのくらい、なんてことないですよ」


「ほう。潔いですな。やった、とお認めになるのですかな?」


 おっぱいもみもみ事件は、ラルとフォルのとりなしで解決したのだから、その件ではないな。


やっぱり俺がこどもたちを助けに行ったことに違いない。


「はい! もちろんですとも! 俺こと、神木ジンゴロウがやりましたよ! アッハッハッハ!」


 俺は胸を張ってそう答えた。


「よろしい。じゃあ、ここにサインを一つお願いいたします」


 サインだって? まるで有名人だ。まいったね、こりゃ。


 俺は町長が取り出した紙に、いつか有名人になった時用に練習しておいたサインを記した。


「確かに。では、ここにいるマッチョが証人です。よいですな、マッチョ?」


「もちろんです! 町長! だから俺が言った通りだったでしょう。このジンゴロウってえ野郎がそもそも大通りの往来でラル様のおっぱいを揉んだことが、ダバラの町崩壊の危機の発端だったって!」


 アレ?


「うむうむ。念のためじゃ、許せマッチョ。しかし、これで安心したぞよ。被害額を請求する先が見つかって一安心じゃ」


お読みいただき、ありがとうございます。

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皆様の率直な評価を参考に、次回のお話に生かしていきたいと思います。


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