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はぁーん、いい香り

「えっ? こここ、こんな時に何を? ラルったら、大胆なんだから♪」


「バカ! ふざけている場合じゃない! あたいのアンタッチャブルアーマーなら、超高速の攻撃だって避けられるはずだ!」


「あー、そういうことね。それじゃあ、遠慮なく、抱きしめさせてもらう!」


 ガルーダの旋回軌道が狭まってくる。


 俺はラルに走り寄り、正面から抱き着いた。


 ガルーダに襲われているからなのか、胸がドキドキする。


「ば、バカ! ジンゴロウ、前が見えない!」


 次の瞬間、ガルーダの銀色の爪が再び俺たちに襲い掛かってきた。



シャッ。 ヒラリ。



 ラルのピンクメタリックカラーのアンタッチャブルアーマーが、きらめき、自動で回避行動をとる。超高速のガルーダの攻撃であっても難なく避けられた。


 俺はアンタッチャブルアーマーの激しい動きに振り落とされないように、ラルにしっかりと抱きつく。


「むー! むー!」


 遠くでイスに縛られているフォルがなんだか、叫んでいるが、口も縛られているので何を言っているのかは分からない。


 ゴデブリン大臣はニタニタしながら俺たちが攻撃され続ける様子を眺めている。


 ガルーダは、「ケー!」と奇声を上げながら何度も超高速の爪攻撃を仕掛けてくる。


 だがそのいずれの攻撃も、ヒラ、ヒラリ、とラルがかわしていく。


 俺は振り落とされないように、一層しっかりと抱き着く。


「だーかーら、正面から抱き着かれたら、前が見えないんだって! 普通、おんぶだろ、こういう時は!」


「そ、そんなこといっても、いま離れたら落っこちちゃうだろ」


 実際、ラルの顔の前には密着した俺がいるのだから、ラルはガルーダの姿さえ目視でいていないだろう。だが、それでもアンタッチャブルアーマーのおかげで、攻撃をよけ続けられる。


 ラルが動き回る度に、ラルの体から、フワッとなんだかよい香りがしてくる。


 はぁーん、いい香りだ。


 戦闘中なのになんだか気持ちが落ち着いてきた。


お読みいただき、ありがとうございます。

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面白くなければ星1つ【★☆☆☆☆】にてお願いいたします。

皆様の率直な評価を参考に、次回のお話に生かしていきたいと思います。


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