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ほーっ

俺が幸せかどうかを幸せを決めるのは、俺自身なんだ。

 


 俺たちはらせん状の階段を登り切った。


 ついに最後の階だ。


 ラルと俺は勢いよく扉を蹴り開ける。



 バーン!



 そこは豪華絢爛な広い部屋だった。


 ここまでの質素な石造りの部屋や階段からは想像もできないような、きらびやかな内装だった。


 真っ赤な絨毯、真っ赤なカーテン、家具の金物などはすべて金ぴか、またはシルバーだった。


 その部屋の奥、大きなイスに、縛られているフォルの姿が見えた。


 そしてその隣には、ゴデブリン大臣がニタニタしながら立っていた。だが俺たちを見ると、ぎょっとした顔に変わった。


 ラルの予想通り、周囲には護衛の兵士が一人もいなかった。豪華絢爛な大きな部屋の中には、俺とラルとフォル、そしてゴデブリン大臣の四人しかいなかった。



「フォル! 大丈夫か! 助けに来たぞ!」


 ラルが第一声を発した。


フォルの返事はない。いや、返事をしたくても、口に布を巻いてあるのでしゃべれないようだった。


 フォルはラルの声掛けにコクコクと、小さく二回うなずいた。


「ほーっ。よかった。間に合ったか」


 ラルが安堵のため息を吐いた。俺にはよくわからなかったが、フォルとラルのアイコンタクトにより、身の安全を伝え、理解したようだった。


 もちろん俺もフォルに声をかけたかった。


 なんて声をかけようか、階段を登りながら考えていた。


 ―無事だったか? ケガはしていないか? ひどいことをされなかったか? 一緒に帰ろう! ―


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