表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/7

9人の姉妹

その夜は、彼女たちについて話してもらった


「名前はみんななんて言うの?」


その質問に一人の少女が口を開いた


「こういうのは姉貴から話した方がいいじゃねぇの?」


皆同じ顔のため、誰が誰だがわからない中でこの子だけは喋り方が他とまるで違う


口を開ければすぐにわかる子だ


「ではせっかくですので姉妹順に並んで座りましょう」


さっきの攻撃で出た火を取って、焚き火をする


それを囲むように時計回りで年上から座ってくれたが


これだけ近くで見ても彼女たちの顔は恐ろしいくらいに一緒だ


「私、ツバキがこの姉妹全ての長女であります」


「ほう…」


明らかに他と目つきが違うのは分かる


「んじゃ次は私だな、ガーベラってんだよろしくな主」


「ほう…」


この子も口調では一番わかりやすい子だ


「三女のカスミと申します、以上」


「ほう…」


笑わなさそうだなぁ


「四女のアルストロメリアと申します。ご主人様に喜んでいただけるよう精一杯尽くさせていただきます」


「(メイドかな?)」


あの大型の砲塔で森を焼いた子か。ていうか俺がメイドも好きだからこうやって反映されるのか?


「五女…ウルイ……」


「ほほう」


貞子かな?前髪で顔が見えない


「六女のミズナちゃんでーす!!よろしくね!」


「ほう」


陽キャだな(確信)


「七女のアスターです。え、えっと名前だけでいいよね?主様、キャハ////」


「何を照れたんだ…」


可愛い、こんな女の子と付き合えたらなぁ


「八女のスミレでございます、よろしゅうなあるじ♡」


「よろしく…」


ヤンデレっぽさを感じるなぁ、こわい


「最後は私だね、リリーっていうの。私だけ肌が褐色だけど、これも主様の好みなんだよね?私は好きだよ♡」


「うん俺も好き、えっちだよね」


今の皆同じ髪型だとこの子が一番わかりやすいなぁ。


「以上が我ら9姉妹です。主様が死ぬその時までお守りいたします」


全員が俺に敬礼を向ける


俺が軍隊好きなのも入ってるのか、女神様には全部お見通しってことか?


だが、いまのままだとやはりわかりにくいため、髪を結ぶなどして。わかりやすさを付けようと提案した


「いいんじゃねぇか、主様の命令ならなんでも聞くぜ」


「何でも!?」


「ああ、んだよエロいことしてえのか?」


それもお見通しなのか…はっきりわかったが彼女たちは、もう一人の自分だ。俺の複製を女神様は部下にしたってことか


これから生きていけるかなぁ


不安と期待が同じくらいに高まりながら


ツバキさんの膝枕でその夜は眠った


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ