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9ー8.更なる驚き


クオーーン!


「送ってくれてありがとうなの〜! 気をつけて帰ってなの〜!」


夜空の下、サンドドラゴンに教会裏の墓地まで乗せてもらった5人は、手を振ってその後ろ姿を見送った。

その直後、教会正面側からこちらへ駆けてくる足音が聞こえる。


タッタッタッタッ……


「いた!……ローレンさんっっ‼︎‼︎」


「サクラさん!」


驚くセスたちの前で、サクラがローレンの胸へ飛び込み、ローレンはその背に腕を回す。


「ローレンさんっ、危険だから遺跡探しなんてもうやめてください! わたし、ローレンさんに何かあったらと思うと、本当に怖くて……」


「モモさんに聞いたのかい? 心配するからサクラさんには秘密にしてくれって頼んだのになぁ」


「こんな大事なことを隠すだなんて酷いです! わたしっ……わたしは……っ」


「ごめんよ。もう遺跡探しはやめるし、他の危険なこともしない。約束するから、泣かないでおくれ……」


ローレンが涙を掬い取るように目元に口付けると、サクラは顔を真っ赤にして頷いた。

その瞳は完全にハートマークである。


「チッ……気色悪すぎて見てられないっての」


舌打ちしながら顔を背けるティア。

その陰で、セスとネリアはこそこそと声を潜めて話す。


「えっ……じゃあ今朝モモちゃんがローレンさんに言ってた『家族になる』っていうのは……」


「サクラと結婚したら、モモとも身内になるからだったんだな……婿入りなら、住むのも温泉で一緒だし」


「サクラちゃん、モモちゃん、ローレンさん、ニナさん、カヅキさん、カオルコ先生……6人家族になるのか〜。賑やかで楽しそうだね」


「ああ。……でも……」


セスとネリアはそこで一旦言葉を止め、ハーフエルフと人間の歳の差カップルを一瞥した。

睦まじい2人は、今や完全に自分たちだけの世界である。


「実年齢差は置いておくとしても、見た目の犯罪臭が凄まじいな……」


「だね。一応サクラちゃん、今年から結婚できる年齢らしいけど…………ん? あの2人っていつから付き合ってたんだろ⁇」


「…………」


セスとネリアはそれ以上考えるのをやめた。


***


その夜、ローレンたちの勧めで温泉へ入ることにしたセスは、脱衣所から響くネリアの叫び声に本日最大級の衝撃をくらうことになった。


「セスーー‼︎ 大変、大変だよっ‼︎ ステラちゃんが……ステラちゃんの体が、人間の女の子になってる‼︎‼︎」



ローレンとサクラの真相は番外編のティア視点で書きます。後日談ではユスラという娘ができてます。ティアのストレスがやばいです。


次回更新時期は未定ですが、やっぱり遅くなると思います(´・ω・`)

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