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第四十一話『化け物』

一人の騎士を拉致して来た。彼女はナイフ……それも手術用ナイフを手に、両手両足を縛られた騎士に向けていた


勿論身ぐるみ剥がしていて……


「なぁ、何する気だ?」


彼女は騎士の手にメスを入れてゆっくりと引いていた。皮をめくって骨を剥き出しに


騎士は声にならない声を出していた。口元は塞がれ生きたまま解剖を始めていた


「おい!」


俺が彼女の手を掴むと


「今、改造中よ。君に会った彼女は何してないけど……


人間の場合は仕込まないと操れない。それに……女性の方が好都合だからよ」


そう言うと回してお腹に突き刺して引き裂いていた。俺は目を伏せていて


「無理しなくていいよ。これは私にしか出来ない


それに……」


ナイフを指していた。その方向を見ると更に数人居て


「色々と仕込んで弄るから」


俺は彼女を改めて……壊れた人間と感じた。死んだはずの彼女……


「聞かせてくれ、お前が存在してるのは……クトュルフの望んだ力を能力にしたからか?」


彼女は黙って作業していた。俺はそれを肯定と受け取り部屋から出た


外に出て手すりに座り空を眺める


「さて、グレート・オールド・ワン……お前は何なんだ?」


もう真白により消えた彼女の名前を言う


「神よ。化け物で……そして、最悪の宇宙神」


真白が出て来て


「終わったのか?」


彼女は目を伏せていた


「まぁね。後は仕込むだけ。君は……リチャードをお願いしたい


私は……リチャードの側近を相手にする。人間を利用してね」


首を傾げると


「このゲームの中で強いプレイヤーよ。それじゃ、寝るね」


そう言って消えていった


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


次の日には案の定、指名手配として既に出回っていて、真白は俺を見てから、そのまま騎士の前へと出た


騎士の中には真白が改造した人間の姿が見えていて


「ラエル。リチャード様が投降しろと。背けば……この場での処刑も命じられている


どうする?」


真白は深い笑みを浮かべるのと同時に、改造した人間が周囲の騎士に攻撃をし始めて


「やむ得ない!」


そう言って向かってくるのを、真白の背後から無数の手が伸びて、一気に騎士を貫いて引き裂いて、そのまま頭を引きちぎり、地面へと投げ飛ばして


「リチャード……先制布告。戦争だ」


そう言うのと同時に周囲が爆発し、人間の肉片が飛び交いながら笑って……


そして、頭を踏み抜きながら聖堂へと向かっていた


「呆れた」


俺はそのまま、別方向と向かう。街は地獄絵図となり悲鳴や叫び、暴動と……


真白が仕込んだのもあれば……真白の能力による人間操作で引き起こしてるモノ……


全てが真白の手の中へと落ちて破壊していく


騎士も騎士と同士討ち……全てがめちゃくちゃになっていた


「派手にやってますね……裏切り者は」


リチャードが西洋騎士風の格好で目の前に。俺は瞬間的にクトュルフの姿へと


「さて、どう始末しますか?。私を殺しますか?。無駄ですよ


何せ……」


瞬間的に吹き飛ばされ爆発と共に外へと投げ飛ばされる。その姿を見ると


真白そっくりの何かが立っていた。真白は今は街で暴れてる……となれば……


「アレか……!」


剣を2本抜いて、そのまま触手により体を反転させて、元の場所へと一気に戻って真白そのものを斬り裂いたが、そのまま躱され


「なるほど……クトュルフの力を使わず……ただ……」


指を鳴らすと真白存在が攻撃を仕掛けて、捌くが剣を弾き飛ばされ、そのまま殴りで思いっきり顔を、そのまま膝と肘を挟み撃ちする形で思いっきり衝撃が加わり


そのまま、蹴りで思いっきり壁へと叩きつけられ吹き飛ばされる


ゆっくりと目を開け……


「全く……それを……利用する……か……」


ゆっくりと立ち上がる。リチャードは目を合わせずに、そのまま立ち去ろうとするが空が黒く染まる


無数の鈍い音が響いて


「リチャード……神を敵に……した……」


血が滴り落ちる


「神は常に私の味方……お前……」


リチャードが上を見上げると、衛星兵器に無数の触手が纏わりつき、邪神の様な風貌へと変化していた


レンズの様な部分が単眼の目となり、黒い羽根が八枚、無数の牙と無数の触手


そして……


それは常に全てを見るかのように無数に広がる目で見ていた


「……お前は何を犠牲にしたのですか?。アレはもう神じゃない化け物だ!」


俺は微笑無のと同時に、その異形の衛星兵器から光が俺へと


衛星兵器と同じ羽、胸元に単眼の目と同じようになり


「悪いな。出したくも無いし、これは嫌いだからだ」


質問に答えずにそのまま剣を引き寄せて一気に走り出し真白へと


そのまま真白が受け止めようとするのを、勢いだけで引き裂いて、そのまま斬撃が建物を斬撃の裂け目の様に崩落させていた


ゆっくりと消えていく真白を見たリチャードが剣を抜いていて


「……それは危険だ」


向かってくるのを、剣を突き刺したのと同時に、無数の流星群が空から降って、そのまま建物を破壊していく


「悪ぃな。生半可な攻撃は通じないと判断したから」


剣を蹴り、そのまま蹴りで思いっきり飛ばしてリチャードの前へと


リチャードは跳ね返し、そのまま瓦礫を伝って向かってくるのを、手を前へと向けて


「無駄だ」


その言葉と共に弾き飛ばされ、引き裂かれるが、蹴り飛ばされた剣が回りながらリチャードの脇を引き裂いて


「俺が契約してるのは……旧支配者(グレート・オールド・ワン)だ」


リチャードは剣を引き抜き、そのまま手にして思いっきり投げてきたのを、空の衛星兵器は一つの弾頭で防いでいた


小さくも建物を貫通させる程の威力。精度は良く、そして……この衛星兵器は……


「『ライカ=ゴート』」


再び無数の螺旋状の弾道が砲撃されるのを、リチャードは走りながら躱し俺の方へと向かってくる


が、真白が目の前を横切ったのと同時に無数の斬撃が飛んでくる


それを、俺とリチャードが全て弾き飛ばして、外の建物へと直撃して


「危なぁ。て、あー、君がここに居るとは思っ!?」


そのまま床が崩れるのと同時に何かが飛び出した


「全く……実験都市を破壊して……」


リチャードが呆れながら言うと、そのまま降りようとしたのを、俺は剣を思いっきり投げて防ぎ


「飽きるのは早いぞ?」


そのまま指を鳴らすのと同時に無数のレーザーが乱雑に撃っていく


「マジか……」


リチャードがそのまま攻撃を防いでいて、俺は一筋の光を下へと落とした


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


1階に落ちた……正確には落とされた


「なるほど……確かに厄介な力だな。でも、何時まで持つか?」


口元を拭った。奴の行動制限を掛けてるとはいえ……動きが悪くならないのは人間としては可笑しい……


ゲーム内だとしても……


「全く……戦闘はからっきしなのにね!」


両手を突き出したのと同時に無数の死骸と蟲が向かっていく


仕込んだ最後の手……


「無駄だ」


が、そのまま一振で弾き飛ばされ全てが黒く塵に。能力的に私とは相性最悪か……


「死者は死者らしく……死ね」


向かってくる男。流石に……もう死んだ身としては引くべきか……


「何の為に……蘇った……」


私は……まだ生きたかった。私の性格よりも……もっと大事な。彼が殺したい程……束縛したい程に好きだったから


だけど……一線を超えずに……死が確定した先を見て私は耐えられない


だって……まだ、少しだけ後悔があったから


その後悔を押し殺して……私を殺して望みを果たしたから


動物を使って……動物を利用して確実に死ねる方法を……


私が手遅れになる前に私の手で殺す為に。ゲームもそう……人間の構造を理解したいから


その他に……私を殺して殺人者になったのだから


「ようやくだったのに……このまま……楽にさせて欲しかった……のに!!」


男と私の間に


淡い青色の光が私の前へと突き刺さる。それを手にして一気に斬り裂き


そのまま振り返り突き刺した


「化け物……が……」


そのまま光の粒子となり消えていく。そのまま座り込み


「はは……殺してまで……手に入れたのがこれとはね……」


剣を……私が私を殺した武器を見て静かに乾いた笑みを浮かべる


生きていた時の化け物になる前の人間で死にたかったのに……


この力のせいで……私は化け物として生まれ変わってしまったのだから

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