第三十一話『牢獄』
牢屋の中でのんびり待ってる……のは面倒だしな。そろそろ動くか
「スライム」
武器全て破壊された。まぁ、破壊する意味は無いし、刃折れ剣は壊れてる判断されたのかそのまま破棄されたし……
全く……
「ありがとうな。さて……」
触手を伸ばして檻を破壊した。何日経ったのかは知らんが……さっさと終わらせて回りたいしな
「巡回はもう少しだし……」
と、言ってる側から来たから触手で気絶させた。そのまま歩いて、警戒してる警護兵にわざと見つかりつつ、そのまま走って姫様の方へと向かう
騒ぎが大きくなり、姫様の方へと向かう前に……
「お前……罪が大きくなるぞ?」
窓を突き破りながら国王様へと来た
「さっさと終わらせたいからな。ほら、呼べよ」
俺がそう言うと国王様は指を鳴らし、無数の騎士団が囲んでいて
「これは死刑ですよね?。国王様」
そう言う返り討ちにした騎士を見て
「そうなる様に動いただけだが?。それより、姫様を見てからにしないか?
俺を殺すのは」
国王様に言うと
「良かろう」
そのまま、姫様の部屋へと向かう。そして扉を開けると
「なっ!?」
国王様は膝を着いて
「此度は……拉致してしまい申し訳ありませんでした。精霊人殿」
部屋の中には精霊人が座って
「全く……乱暴に扱われたからこの国の魔法は失わせようかな?」
騎士は動揺して
「有り得ない!。ちゃんと姫様を……」
俺は前へと出て精霊人の前へと出た。そのまま振り返り
「悪いけど……姫様を強引に連れ出し……『守る為』に人芝居を打った訳だ
なぁ、騎士さんよ?」
俺は剣取り出して前へと向けた
「そっちこそ、拉致してるじゃないか!。それはどうなんだ?」
そう言うが……
「俺はちゃんと許可取ったぞ?」
国王様に言うと
「言い終える前にお前が飛び出したんだろ?。全く……それで、どうなんだ?」
聞いてきて
「まぁ、な。それよりも……簡単に言うと姫様は精霊人の里で修行中
彼女はトップ。それで、どう判断する?」
彼女は笑みを浮かべ
「そうだね。不問にするには……彼女を利用しようとした裏切り者を探し出したらかしら?
彼女は私達の中でも、洗脳を司る精霊に好かれ混じった。其方の妻の中で
彼女は私達の娘でもある
その子を利用するのなら……とてもじゃないけど、この国を終わらせる
それを不問にすると言ってるんだ簡単な話よね?」
それは初耳だけど……
「おい!。勝手に……」
俺は剣を突き刺して
「黙れよ。何不味い事でもあるのか?。無いよな?。嘘つけないよな?」
騎士は青い顔をして
「……無いです」
それだけ答えていた。目線は俺を睨みつけていたが……
「で、目星は着いてるんだろうな?」
国王様に聞かれて
「俺が大人しく牢屋で過ごすと思うか?」
スライムが俺の頭に乗ると紙をばらまいて
「とある、部屋から出て来た姫様拉致計画の計画書と何処に連れていき支配し、兵器にしようとした国の場所を
祭りを中止には出来ないだろうが……該当者の国は阻止出来てるんじゃないか?
と言っても、それは無いけどな。何せ……不参加なのだからな」
騎士の方を見た。崩れ落ちていて、国王様は目を伏せていた
「おい。連れて行け。それとお前は彼女を連れて戻ってくれ……」
俺は微笑み
「嫌だ」
断った
「お前……この国を滅ぼす気か?」
んな訳無い
「実は……私も行こうとしたけど……随分と早い前乗りとなってしまってね。悪いけど、泊まらせてくれるかしら?
その分……」
手を振るうと騎士は眠り
「彼は私が管理し厳重にしてあげるからさ?」
国王様は深く溜息を着いて
「分かりました……それでは用意……」
手を挙げると
「此処でいいわ。姫様の役割として居れば問題無いでしょうし。それに彼女には借りを返して貰えなければね」
はぁ、まぁ返すのは返すし……
「国王様!!」
慌てたさっき連れて行った騎士が目の前に来ていた
「奴が逃げました!」
俺は彼女を見ると頷いていた。それを確認して、窓から飛び出して一気に走り出した
不味いよりも最悪の方向へと行きそう……
立ち止まると、赤く広がる視界
「しくった……」
更に走り一気に飛び込むのと同時に姫様が目を開いたのと同時に何かを打ち込まれていた
それと同時に騎士の腕を斬り落として、姫様の首筋に噛み付いて吸い出す
したくは無いし……するしか無い……
「邪魔をするな!!!!」
そう叫ぶ元騎士を見て、吸い出しながら剣を前へと突き刺して、そのまま蹴りで吹き飛ばした
「上がっ……頭痛……」
元騎士を見ると笑い出していて
「やはり、それは効くのか。なら目的は……たっ……」
剣を蹴って、そのままの蹴りで蹴り飛ばして剣を突き刺して殺し、そのまま地面に手を着いて、彼女優しく撫でる
「キツ……おい……旧支配者!!」
そう叫ぶのと同時に、元騎士は動き出し、笑いながら立ち上がると変化していた
それと同時に意識が暗転した
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全く……起こされたと思えば……
「悪魔王とか聞いてないよ?」
剣を引き寄せて姫様の前へと突き刺した。そのまま立ち上がり
「まぁ、どうにでもなるね」
向かってくる意思無き悪魔が突っ込んでくるのを、躱して蹴りで真上へと吹き飛ばして、そのまま飛び上がって、更なる蹴りで地面へと叩き付けた
「弱い……?」
そう感じたのと同時に腕をクロスにして急激に吹き飛ばされ木々へと叩き付けられる
痛みが伝わるが……そのまま、地面へと降り立って躱しつつ
「眷属スライム。来い!」
スライムが剣となり握って、振るって弾くのと同時に蹴りで吹き飛ばす。そのまま構えて一気に踏み込むと斬り落としたの同時に土煙が上がる
「さっさと引くかね」
姫様を抱えて一気に抜け出すのと同時に、土煙が晴れて、悪魔が一気に向かってくる
「流石に死なないか……」
指を引くのと同時に剣が悪魔へと突き刺さり、そのまま指を鳴らすと極小の隕石が悪魔へと突き刺さり地面へと落し
「国王様!!!」
私が叫ぶと空間を飛んで姫様の部屋へと投げ飛ばされ横たわる
「御免……里燃えてる」
それだけ答えると
「そう。なら返してもらうよ?」
私は頷いて国王様を見て
「分かった。それと聞くが……何故俺と分かった?」
私は立ち上がり光り輝く魔法陣の上へと立って
「ただの感よ」
それだけ答えると転移して、上空へと投げ出される。悪魔は暴れて破壊し尽くしているのを見て、剣を両手に握り一気に落下して、悪魔へと目の前まで迫り
「コロシテヤル!!!!」
黒い物体が向かってくるのを、斬り捨てて、そのまま袈裟懸けで一気に引き裂いた
黒い血飛沫が舞い散り、そのまま血が槍へと変わり向かってくるのを、全て弾き落とし、距離を取った
そのまま突っ込めば死ぬのは目に見えてるし、時間操作も効かなさそうだし……実力の方か……
「あぶっ……」
目の前まで迫っていて、触手を掴まれ、そのまま地面へと叩き落とされる
目を開けると更に迫っていて、離れた剣を呼び戻して悪魔へと突き刺さる
そのまま飛び起きて
「あー、本当に人間のままやると辛いからね。まぁ、大切なのでね……本来の力出せないから……」
地面に触れるのと同時に盛り上がり無数の触手が悪魔を追っていく
「頑張ってね」
連続で突き刺さる触手を躱す悪魔だけど、そのまま数本の触手が突き刺さり、曲線を描くように地面へと叩きつけ、引き寄せて、剣で真っ二つにし左右へと弾き飛ばす
木々に叩きつけられる遠くの方へと
「っ……きつ。まぁ、大丈夫かな?」
胸元を抑えつつ頭のある方へと向かった
そのまま、黒い槍が飛んでくるのを、顔を横にずらすだけで躱して、そのまま回転をつけながら投げ飛ばして木に上半を突き刺した
「コロ……」
思いっきり胸を殴りつけて拳が胴体を貫通し木を薙ぎ倒していた
ゆっくりと黒く染っていき消えていく。そのまま剣を手にし払って納めて
「……」
歩こうとした瞬間に視界がぐらついて片膝を立てて、頭を抑えて真っ直ぐと視線の先を見た
「確かに不死身だね」
周囲は黒く染っていた
「さて、あっ!?」
黒い渦が広がると周囲を飲み込んでいき、破壊していく。そのまま飛び引いくのと同時に
「国王様!?」
部屋へと投げ飛ばされていて
「不味いと思ったからな」
いや、正直助かった……ただ、厄介な事に……
「姫様は!?」
そう言えば……あの後……速攻で場所を突き放したけど……
「安心しろ。無事だ。それよりも……悪魔だっか?」
……
「まぁ、位は上だろうけどね。問題は不死身な上に……」
言葉を詰まらせる。あの感覚はどっちかと言うと……ただ確証がない……
「上に……何だ?」
私は国王様を見てから
「聖騎士の力も……」
私は自分の手を見せた。歪みちぎれそうになってる手を。触れるだけで不味いのに……
私のは神は神でも……邪神の類で闇に入る。神聖側じゃないから
「お前は悪魔か?」
私は首を横に振る。違うからだ
「私は……正確には神だけど違う。邪神側だからね
問題は……神聖に対しては私は効く事。それも不死身な私でも……ね」
ちぎれそうになっていた手が再生し元通りになる
「成程な。相手はお前の特性を理解してると」
私は頷いた
「精霊でもあるけどね。それは特異な存在」
……
「黙っていても仕方が無い……か
こっちの世界で言う……
宇宙の精霊になるのかな?。まぁ、人間の解釈で神。神の解釈でクトュルフ神話
要は、本来は生まれるべきじゃない空想の存在が私よ」
震える手を見て握り締めた
「なら生まれた理由はそこにあるんじゃないか?。で無ければ……お前はここには居ない」
そう国王様に言われる




