第三十話『国王』
大きめの部屋へと来た。その場所には魔法陣があり、俺はギルドマスターを見ると
「今から行く国へ飛ばす。場所はギルドで、話は通してある。問題は……祭り開催前だから捕まるなよ?」
は?
光り輝くと気が付くと知らない女性が眠そうに座っていて
「本当に飛んだのかよ……てか、捕まるて何!?」
そう叫ぶと寝そうな女性……いや、眠っていた女性が起きて欠伸をしながら背伸びをしていた
「あー、君が例のね。待ってたよ。と言うよりか……化け物に見えてしまう。取り敢えず……S級の授賞式しつつ、依頼よ」
そう言って紙を受け取る。なるほど……姫様を護衛は本当だけど能力の影響でか。はぁ……
まぁ、何とかなるか
「確認出来たのなら行きましょうか」
寝てたのに結構動けるのな……
ギルドの作りとしては余り変わらないけど……何だか本当にファンタジーのような感じが……
ファンタジーだけど……
「この国は最大級の国で各国の主要な人物も来る国よ
ある国以外はご来賓していて、祭り最終日が授賞式となっていて、その間の護衛を最終試験依頼となってる
表で迎えが待ってるから行ってらっしゃい」
……まぁ、反抗した所で意味は無いだろうし行くか
「お待ちしておりました」
そう言って馬車の扉が開き中へと。暫く揺られる時に、着替えさせられるがほぼ意味は無いとは……
てか、ゲーム内とはいえ、リアルすぎる……
「着きました。それでは中へ」
馬車から降りた瞬間に理解してしまう。これは強過ぎる……
「洗脳大丈夫なんですか?」
俺が聞くと執事に人?が
「国王様により保護されてます。やはり、感じますか?」
……
「感じるなんてもんじゃねぇな。国家転覆狙えんじゃないか?」
俺が護衛にした理由が分かった。これは手に負えない……一先ず……建物内へと入る事にした
視線を周囲へと見渡すが……全員、保護されてるみたいで……これは……
「待ってたぞ。新たな冒険者」
王様は……洗脳耐性所か効いてない。その横の王妃も同じ感じ。娘に対しては耐性付きか
「失礼しても大丈夫か?。俺そんなの慣れてないからさ?」
そう言うと突き刺さる視線。けど、国王様は手を挙げて
「構わん。敵対したくないのはこちとらもな」
その時に声が出て来て
「国王様!。無礼になりますぞ!」
国王が呆れた顔をして、騎士団長らしき人を見て
「私も国王様同様です。それでも認められないのなら今ここで決闘しても構わないが?」
そう言うと
「なら!」
何故か決闘する事になってしまった。勿論……この場らしい。剣を受け取るが地面に突き刺した。高そうだけど知らん
「舐めてるのか!」
そう言って開始合図前に向かってくる。気に入らないのか短期な気がする
まぁ、そんなのはどうでもいいから……手を伸ばして、躱しつつ首を掴み、そのままの勢いで地面へと叩き付け、相手の剣を引き抜いて思いっきり突き刺した
「有りだな」
俺は立ち上がり見下ろした。剣は顔の横に突き刺さり、ヒビが入ってる
「じゃ、話の続きを。その娘さんは何処に?」
騎士団長は倒れてる兵士を連れて出て行き、国王はそれを気にせずに
「施さなくて良いか?」
あー……
「俺は死んでるし、国王様が感じてる奴のせいで効いてないんだわ」
納得したのか連れて行ってくれるみたい。問題は俺が気が付かない内に洗脳されてる事だけど……
多分……大丈夫だろ
「此処だ」
比較的普通の部屋でノックすると扉を開けた。そこには鎖に繋がれてこそ自由にしてる少女
ただ、瞳が濁っていて、少し顔色が悪そうにしてる。国王様を見ると
「洗脳の影響だ。消耗と、常に発動してる為だ」
聞いていた話とは違うが……成程な。確かにこれは異常だな
「話してもいいか?。出来れば二人で」
俺がそう言うと国王様は2人きりにさせてくれた。信用されるの早くないか?
「……」
俺の顔を触れつつ、触手に触れて髪に触れていた。触手を優しく彼女の手に触れると優しく握ってくれて
「安心しろ。俺はお前の味方だ
俺の触手は好きにしていいし、俺はお前に危害を加えない」
彼女は俺を見てから手を引いて抱き締めてくる。確認してるのか?
暫くすると納得したのか
「本当に……効いてない」
初めて言葉を発したのと同時に嬉しいのか瞳に輝きが灯り、そのまま俺の腕を引いて喜んでるのか周りを飛び回っていた
暫くして俺の手を引いて倒れ込み
「好き……結婚して……男でしょ?」
……
「飛躍しすぎじゃないか?。それよりも、ここに出る事とか出来ないのか?」
俺が聞くと
「……無理かな。何せ、この有様だから」
成程な。まぁ、この対策してれば可能なら拉致られる可能性もある……
問題はこれは……利用価値があると判断してるのなら……厄介な事になりそうだな
「どうしたの?」
俺は首を横に振って
「いや考え事。それよりも俺は君の護衛で……そうだな。その力をどうにかしようか」
俺は立ち上がり扉を開いて
「国王様。外出許可をくれ」
国王様は目を開いて
「出来んな」
そういう事か……まぁ、分かりきっていた。だから……
「悪いけど彼女連れていくわ。勿論……訓練の為にな。それに……」
国王様に耳打ちをすると
「おい。お前どう言うつもりだ!」
俺は笑み浮かべて
「言ったろ?。この為に俺は近づいたのだからな」
剣を抜いて鎖を断ち切り、そのまま担ぐのと同時に窓を突き破り
「ちょっと!?」
俺はそのまま森の中へと入って奥へと。その間に姫様に説明してから、精霊人の方へと向かった
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城は騒ぎになり護衛騎士達が動き回ってる。国王はそれを見て指示をした上で静かになった広間に座ったまま
「もういいでしょ」
国王は王妃を見てから
「今は信じるしかないだろうな。公にしてある以上は……それに、精霊人の所に行くとか言っていたし……どの道はな
全く惜しい人間を失うとはな」
そう言うと
「えぇ、全く」
王妃はそう答えていた
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精霊人の里に着くと座り込み
「急に来たとはいえ……洗脳が強い子を連れてくるとか正気じゃないよね?」
俺は座り込み
「えーと……」
困惑してる姫を放置して
「頼みがある。彼女を模倣出来るのか?」
精霊人は彼女を見て
「能力は無理だけど、姿は可能よ。なんでまた?」
俺は精霊人に耳打ちをして
「……分かったわ。取り敢えずは一日頂戴。祭り期間と追ってを考えるとその位で出来るわ」
納得して
「んじゃ、もう一つ。最終日までに彼女の力の制御を教えて上げて欲しい
俺には出来ないけど、お前らなら出来るだろ?」
彼女は呆れた顔をして
「全く……感謝こそあれ、そこまで時間……」
言いかけた時に吸血姫が出て来て
「いいんじゃないかしら?。何れしようと考えていたんでしょ?
丁度いいじゃない」
彼女は深いため息をついて
「分かったわ。受けるわよ」
俺は彼女を見て
「んじゃ、頑張ってな」
俺は立ち上がり背伸びをしながら寝る為に移動した
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次の日になり、俺は精霊人の里の外へと出ると警護兵が大量に囲っていて
「やるとは思ったぞ?。ほら行くぞ」
思いっきり掴まれて押されて歩く。その後ろには姫様が大切そうに扱われながら連れられる
「これで合法的にお前を罰せれるな」
……




