表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/34

第十八話『無駄じゃない』

『数話分の一話』


『それでは本編へどうぞ』

彼女は私を見ながら、腹部を抑えていた。その腹部を見ると赤く染まっていき


「……果たせる……事……無いかな……」


そう言って倒れ込むのと同時に、剣を逆手にして思いっきり投げつけて、彼女を抱えて骨へ


「無駄……よ……」


傷口を押さえ込みながら


「黙れ」


それだけ言うと彼女は私を見て


「……託して……良い……?」


私は振り払って


「喋るな」


そのまま、スライムが戻ってきたのと同時に触れて転移した。投げ飛ばされるのと同時に


「彗星!?」


弟が驚いた顔をして、折れた剣を地面に突き刺していた


「彼女が!」


私は叫ぶと弟は駆け寄り、腹部を見て


「誰にやられた?」


そう聞くが……


「違うだろ!」


叫ぶが


「……多分……リチャード……かな……分からない……


気配は違った……」


それだけ言うと私の方を見て


「何で進めてるのよ!」


私が二人に叫ぶ……が、2人は私を見て


「手遅れだ。多分……彼奴か?。分からんが……殺す必要が出てきた」


そう言ってしゃがみ込むと


「虚しかった……


寂しかった……


でも……満足……


救済出来なかった……」


そう言うと私の頬に触れて


「託すね……」


そう言うと力無く手が落ちて黒く散っていく


「何で……何で!」


私は弟に聞くが……帰ってくる答えなんて分かりきってる。沈黙が流れる


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


殺した?


姉が動揺してるのは分かる。ただ、殺す価値があるのは……姉の方……となると、庇ってか?。邪魔だから?


違う……姉の兵器が問題だから先にか……


「やってくれたな……」


スライムを剣にして納めて


「彗星。どんな奴だった?」


俺が聞くのと同時に彗星の頬が不自然に黒く染ってる……紋様みたいに……


「分からない……ただ、フードを被ってた。後は……ラスボスじゃない……けど……


手馴れてる……」


なるほど……となれば……宗教関係者のプレイヤーか?


でも、バラバラのゲームにしたのはリスクを減らす為……か?


分からん……


「多分だけど、バラバラに信者が居る。居るからこそ……集めやすくする為……とか?」


有り得る……可能性だな


「取り敢えず……進めようか」


姉の手を引っ張ると


「御免……一人にさせて」


それだけ言うと俺の手を払い除けて歩いて部屋から出ようとする


「たく……」


俺はスライムを姉に着けて姉とは逆方向へと向かった


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


分かっていた。分かってるけど、私は否定してしまう。彼女の思想は可笑しいのも……


ただ、分かってしまう……


「やっぱり。貴女もこっち側ね」


振り返ると死んだはずの彼女が立っていた。私は指を鳴らそうとするが……体が動かなくなる


「死んでる。私は貴女に宿ったのよ。と言っても……ほぼ残り火……時期に貴女に溶ける」


……


「何で私……?」


彼女は微笑み


「合うからよ。後……」


私は目を見開いて彼女に聞いたら彼女は……


「本当よ。無闇に救済する事はしない。いや……するけど……私が気に入った子や私の関係者は必ず守るから」


……


「私に何して欲しい……」


彼女は私の頬に触れて


「貸して欲しいときに貸してもらうだけよ」


……そんな事で……


「なら、私に貴女の全ての力を寄越しなさい。弟を守る為の力をその為には……全てを犠牲にしてでも守りたいから」


彼女は私の前まで来て


「良いわ。でも、死ねば死ぬよ。分かってて?」


私は……


「私が原因でもあり、私のわがまま。それに……君が原因だから」


私がそう答えると彼女は微笑んで


「じゃ、細工しておくね」


そう言って消えていくのと同時に意識が真っ暗になる


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


旧支配者(グレートオールドワン)。頼むからさ……制限解除してくれ」


部屋を見回りながら……少女を探しつつ頼む


「あー、反応ねぇ……」


無視されてる……と言うよりかはキレてるな……仕方が無い。放置して、部屋の中へ……


「しかし……本当に研究施設だな。中は……」


外は通路から見ると病院みたいな感じ……だからこそ、実験施設を偽造した病院と言われればしっくり来る


だからこそ……分からなかった……とか?


「まぁ、考えても仕方が無い……か」


そのまま見ていた部屋から出る事にして、先へと……進む前に……


「姉とあの子探すか……」


忘れそうになる二人を探しに戻る事に……


「……やっぱり居るんだな」


扉がけ破られるのと同時に化け物が出て来た。それも理性のありそうな化け物が……剣を抜いて


「流石に聞いてくれるよな」


俺は握って構える。折れた剣が再生していき、普通の剣へとなり


「悪いな。だが、流石に……不死身となると……頼るのはお前らしか居ないからな」


走って、化け物目掛けて飛び上がり、剣を握った拳で殴りつけて地面へと叩き起し落とす


そのまま、剣を突き刺して


「『霧名(ヨグソトース)』」


向かってくる化け物が1種にして動きが止まり、そのまま剣を逆手にして投げ飛ばし


倒れ込む勢いのままに剣を引き抜いて、更に向かってくる化け物の首を跳ね飛ばし、蹴りで上へと突き上げた


それと同時に、さっき地面に落としたやつが起き上がろうとしたのを、肘で頭に叩き落として首を捻る


「不死身とはいえ、これで暫くは動けんだろ」


俺は立ち上がるのと同時に首の無い化け物が動いたのを、剣で突き刺して引き裂いて蹴りで壁へと叩き付けた


「たく……神話相手にしたんだ……化け物くらいで驚くかつうの」


そのまま走ってその場を後にした


それにしても……この化け物達が何処まで追ってくるのか、倒しても殺せないとなると……


「っ!?」


通路を抜けようとした時に鋭い殺気で壁へと引き返しゆっくりと除くと


小柄な女性みたいな人型の化け物がゆらゆらと立っていて、その先にはさっきの少女が……


「何を……」


化け物は手を伸ばし向かおうとするのを、俺は飛び出して剣を投げ飛ばし防ぐのと同時に少女を抱えて一気にすり抜けて走った


「たく……相手に出来ないからこうしてるのに……」


走っても走ってもさっきの化け物は追ってくる。それも歩いて……


歩いて……


「まて……なんか変だぞ……」


立ち止まり、近くの扉を探してその中へと入った。何時もと感じが……


『時間……』


彼女がそう言う。けど、時間がどうして……


「走っても歩いても一定距離を維持するて事か?」


彼女は頷いていた


「面倒だな……なぁ、お前はもう消えないか?」


彼女は俺を見て、暫くしてから頷いた


「良し。じゃ、ここで待ってろ」


俺は剣を抜いて壁を打ち破って化け物の顔へと蹴りを入れ、そのまま反対の壁を突き抜けて部屋の中へと転がる


そのまま勢いで立ち上がろうとした時に、飛び上がってくる化け物を受け止めて地面へと押し倒される


剣で防ぐが……震え動けなくなり硬直状態に。だけど、化け物の背後にスライムが居て、化け物を突き刺して引き剥がすのと同時にスライムを剣にして思いっきり引き裂いた


「おま……姉さんはどうした?」


スライムに戻ると震えてぴょんぴょんと跳ねて戻っていく。俺は頭を抱えてると、化け物が動き出し再生してる


「特殊能力持ちかよ」


そのまま、突き破った部屋から抜け出して彼女を抱えて走った


流石に守りながらとなると……使えないし……


「お前は不死身を倒せる方法を知ってるか?」


聞くが俺を見るだけ……


「仕方がねぇ。おい。いい加減機嫌直せ。お前が要るからな」


折れた剣を手に彼女を部屋へと入れてから扉のドアノブを破壊した


そのまま化け物の攻撃を受けて吹き飛ばされ、壁に叩きつけられ床へと膝を着いてしまう


「たく……不死身な上に時間かよ……」


剣を突き刺して


「いい加減……力を貸せ!」


俺が叫ぶと化け物が俺の横へと吹き飛ばされて壁に叩きつけられていた


俺は化け物の居た先を見ると


「御免。もう大丈夫」


白銀に染っている姉が立っていた。雰囲気が変わり姉は立ち上がろとする化け物に向かって、俺の腕を引いて


「あの子を守ってあげて」


それと同時に床を叩き潰して化け物事下へと落ちていく


『次でラストかな……』


『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ