第十四話『謎のプレイヤー』
『蛇足なのは分かってる……
分かってるしつまらないの分かってる……
ただ必要だと思っただけ……』
『それでは本編へどうぞ』
フードのプレイヤーがそう言うのと同時に引き裂かれていて
「……少し……加減……出来ない……」
ナイフを構えるとフードを深く被ったプレイヤーは一斉に動き出したが
それを寸分の狂いもなく急所を的確に突き刺していて、気がつくとプレイヤーは全て倒れて消えていった
「……『有限時限』……君の……全て……の……時間は……私のモノ……」
その瞬間にフードのプレイヤー達が倒れ込むと
「……終わり……」
そう言って、触手で全てを引きずり込み飲み込んでいた。気が付くと座り込んでいて頭を抑えていて震える声で
「……これ……ダルい……彼女……の……データが……流れて……流石に……疲れた…………彼女……自体……私の……中で……消えたし……本当に……役目……みたい……」
そう言って、立ち上がると月姫を撫でると触手で包み込み引きずり込み
「守るんだ。意外」
そう言うと
「……妹だから……それに……都合が……良いから……狙われる……のなら……一人に……搾っ……た方が……良いしね……」
そういう問題じゃない気がするけどなぁ……
「それに…………もう良……いでしょ……確定……で……宗教団体が……関わって……」
そう言った。実際に息切れしてるのか辛そうな顔をしてる
「様子を見に来てみたら……何かややこしくなってますが……?」
底に情報屋と……
「来たけど……イチャイチャしてない?」
姉が来ていて、俺は速攻で否定しつつ
「所で……妖精王さんは何処に居ますか?」
情報屋が聞いてきたのを、彼女が代わりに答えていて
「あー……今は……眠って……保護してあ……るから……大丈夫……」
答えていて、情報屋は納得したのか
「なら大丈夫ですね」
そう言った後に彼女が指を振るうといの間にか手にはナイフが握られていて
「それに……本領発揮……出来る……」
困惑してると
「彼女の力ですよ。私も一応ありますけど……使い道無いので……
と言うよりか……ゲーム自体の能力が彼女の力ですし……」
彼女を見ると
「……何れ……分かる……隠す……意味も……無くな……った……から……」
なるほど……
「取り敢えずは……月雫さん。試して見てください」
そう言うと
「……過去の……ログ………………情報……統制され……てる……
これ以上……無理……」
そう答えると
「結論から言うと?」
彼女は首を横に振り
「……分からない……が……正解……」
振り出しか……
「いや、それは違うと思います
それ自体が能力による作為と考えれば……中抜き等の話も辻褄が合うと思います」
……
「可能なのか?」
情報屋に聞くと
「えぇ。何せ……元は並列演算とかの女性特有の能力ですから」
それ抜きにしても……能力とか言われると現実味が無さすぎる……
「じゃ、私も……?」
姉が聞くと首を横に振っていて
「おいそれとポンポンと発症してれば、パニックですよ
簡単な話、原因不明だけど、発症したのと同時に心臓病も同時に発症し短くなるのが現実です
月雫さん。まだ動きなさそうですか?」
情報屋が聞くと
「……無い……時間……許す……限り……進めよ……
という訳……で……彗星……任せた……」
そう言うと
「えっ?。何が?」
困惑しながら俺は彼女によって、引きずり込まれていた
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弟君が引きずり込まれたのと同時に地面が盛り上がると巨大な腕が突き出していた。本当に唐突に……前触れも無く……
受け取ったのを見てから、巨大な手が攻撃を仕掛けてくるのを、斧で防ぎ空からのレーザーで切断したが……
「なるほど。再生とは……流石は……不死身の化け物だ事」
飛び引いて、口撃を躱しつつ斧で何度も弾き返して距離を取った
「全く……本当に嫌になる」
攻撃を仕掛けるがビクともせずには腕により投げ飛ばされて木々に叩きつけられ、目の前には足が迫っていなのを、何とか体を動かして横へと避ける
先程居た場所には足が有り爆風によってよろけてその場で倒れてしまう
流石にキツイし、弱点あるだろうと思ったのに……本当の不死身とは思わなかった……
「キツ……」
息を切らしながら岩陰に隠れて傷を抑えながら考えていた
「国王機かぁ……
流石に……使う気は無かったし、私の衛星はダメージは無い代わりに……燃費が最悪だからなぁ……
本当に……」
鍵を見た。こっちに来る時に預かっていた国王機で同時使用するなと言われてるけど……
「無理だな。こりゃ……」
空間に突き刺すようにして捻ると無数の魔法陣が開いていき解錠していく
やがて、それが空へと伸びて解錠されて空間が歪み形成していくのが
「はは……何で……燃費がクソ悪いモノしか私には来ないのかなぁ」
目の前には巨大な戦艦が浮かんでいてゆっくりと動いていた
化け物がそれを見たのか攻撃を仕掛けようとしていたのを、砲手が撃ち抜いていて、手のひらに風穴を開けていた
ゆっくりと立ち上がり、折れてる足の骨を逆に曲げて無理矢理はめ込んで
「始めようか……」
手には剣が握られていた
「国王機は本当に……意味が不明な機械を作り上げるなぁ。時代に合わねぇ」
口元を拭いながら笑みを浮かべた。本当に時代に合わない近代兵器なのに……こう言う浪漫には憧れる……女なのに……本当に……
「第2ラウンドだ」
一気に走り出したのと同時に無数の砲撃が周囲を乱雑に撃ち抜いていく
そのまま、巨大な化け物を旋回しながら見た。その時に私の周りに映像が流れて来て
「なるほど……古代兵器か
面白い」
そのまま地面を引きずりながら体を旋回して真っ直ぐと向かうのと同時に、指を鳴らした
その瞬間に収束したレーザーが戦艦に直撃、そのまま反射して化け物の本来は心臓有る場所へと直撃し貫かれていた
が、やはりと言うべきか再生していた
「再生……治ってる?」
気が付くと自分自身も再生していた。良く分からない……何も知らないまま動いてるが……
「今は……」
一気に走り出し向かった……が、鼓動が強く鳴ると膝を着いてしまう
胸を抑え霞む目で化け物を見た
「……そういう事……」
踏み込んで立ち上がり、再び走り出した。戦艦のレーザーと衛星のレーザーが化け物に放たれるが再生していく
そのまま斧を投げ飛ばしたのと同時に飛び上がる
「はぁぁぁぁぁ!!!!」
向かってくる手が斧を弾き飛ばしたが剣で腕を斬り落とし、弾き飛ばされた斧が回転しながら私の手に
そのまま落ちていく腕を足場に更に上へと飛び上がり、斧で首を狙い斧で叩き付けたが、浅くしか入らずに、もう片方の腕で吹き飛ばされ
戦艦の側面に叩きつけられ地面へと落ちていき再び叩きつけられる
ゆっくりと震える手で地面を支えに立ち上がり化け物を見た。腕の再生はしてるが……明らかに遅く再生していた。それに首の傷も遅い気が……
「新陳代謝か……」
それに……私も限界に近いし、さっさと……
「あがっ……」
口から血を吐いていた
「……なるほど……」
化け物を見てから指を向けて、指を上へと向けた
「……衛星と戦艦の砲撃をまともに喰らって死なない奴は居ない」
その瞬間に戦艦から放電のような発行と共に射出されて化け物を引き裂くと、上からレーザーで一気に押し潰していく
腕が震えて黒く染っていく
「頼む……死んで……」
その時に無数の触手が化け物に絡みつき引きずり込んでいく
「……流石に……想定外……」
彼女が私の前に立っていて
「今更……?」
私が聞くと
「……正確には……今…… 死なれた……ら……困る……」
そう言うと私を抱えて
抱え……!?
「力あるの!?」
大きな声を出したのと同時に激痛で彼女の腕の中で縮こまると
「……あるよ?……別に……弱ってる……訳じゃない……体と……私が……合わない……だけ……それより……もう1回……撃てる?……」
私の体を見て言っくれないかしら?
「仕方が……無い……」
そう言うと引きずり込もうとしてる化け物を引き裂き
「……無理矢理……なって……貰う……」
その瞬間に私のお腹に触手が突き刺さり、何かを埋め込まれるのと同時に手放され地面へと落ちた
痛みでもがきながら彼女を睨みつけると優しく撫でられ
「……別に……裏切る気……無い……代償……の……肩代わり……を……貴女に……埋め込んだ……だけ……それなら……暫くは……大丈夫……」
……
「何時か……殺す……」
指を鳴らすのと同時に無数の再度レーザーが放たれて貫くのと同時に、核らしきモノが弾け飛ぶのを見て、斧を手に思いっきり投げ飛ばした
斧が核らしきモノに当たり砕け散ると化け物は消滅していき、私は咳き込みながら口から血の塊と何かを吐き出した
彼女に背中をさスられるのを払い除けてゆっくりと立ち上がろうとした時にフラつくと彼女が支えて
「……大丈夫……私は……味方……」
それだけ言うと私の意識は薄くなり途切れてしまう
『グダグダ進めるのも良いのかなぁ……と』
『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』