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第十二話『夢』

『最近イベント(ゲーム)が忙しすぎて書けてない……』


『それでは本編へどうぞ』

『The・end』を体に埋め込まれてからはずっと見てきた世界。守る為と……私を生かす為に……


後遺症が残ってしまった。機械で常に生かされ、現実に戻れば動けない。仮想に行けば動けるが、『The・end』のたった一人の世界で過ごすしかない……


来てくれるのは茜だけ。それだけでも私は嬉しかった。でも……


体は違う。精神が死に、私は体が死……茜は何とかする為にこうして私が私じゃない状態で生かした


意味が分からないし分かっても……駄目なのは分かってる。でも、私がこうして生きてる……そして、身体を死なせないための最善なのも……


「……この……体の……力を……」


どっちかしかじゃない。使う気は無かった。けど、目の前の化け物……彼女が不死身なら……使うしかない


だって……『The・end』……特有の不死身が備わってしまうから。殺せない倒せない……なら?


決まってる……核を壊せばいい


何処に?


決まってる……急所


じゃ無ければ……?


「……『The・world・end』」


能力で不死身すら貫通する力を叩き込めば良い


それでも駄目なら……?


奥の手を使う……


『The・end』は実験ゲームだから。死の概念は私の中では既に消えてる


残ってるのは……守る意思と妹のみ


頭を抱えて笑みを零してしまう


「……そう……そうだ……よ……死ぬのは……怖く……ない……」


一歩歩く度に黒く染まる。化け物は理解出来ないのか向かってきて、私を突き刺して引き裂こうとする


だけど、私の体から黒い靄が溢れ出て周囲を包み込む


「……私と……彼女……能力……混じっ……た……結果……」


────


『The・world・end』


……点と点を結んだ場所へと転移する事が出来る

……侵食した闇の中でのみ不死身となり、触手と胸元に目を開け、赤い瞳となり、『The・end』ゲーム内へと引きずり込む

……『The・end』中は自身が人の形をした化け物へとなりラスボスになり、全ての能力は使用不可となる


────


「……終焉王……」


そう呟くのと同時に化け物を引き裂いて周囲へと吹き飛ばし叩きつけた


目線を向けてからそのまま引こうとした時に


「……全く……」


影が指すのと同時に私の居た場所が爆発した


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


圧倒的だった。それと同時に彼女の虚しさが伝わってくる。俺が近づこうとした時に


「……死んで……ない……それよ……りも……」


彼女の背後の影を見て、水心子正秀を抜いて斬り捨てて蹴りで上へと顎を撃ち抜いて、お腹へと再度蹴りで吹き飛ばした


「……不死身……意味無い……行くよ……」


えっ?


その時に、無数の黒い靄の触手が化け物を突き刺しながら引きずり込んでいく


困惑しながら着いていくと


────


『The・end〜始局〜』


end


────


『The・end~一章〜』


────


そう流れて、彼女は確認したのか目線を落としていた。そして気がつくと別の場所へと


「……知らない……」


見知らない場所へと来ていた。古屋なのは変わらないけど……それよりも……


俺が聞いたら彼女は古屋の椅子に座りうつ伏せになりながら目を瞑りながら欠伸をすると眠り始めた。


自由過ぎるのと……殆ど任せぱなしだと流石にか……


「仕方が無い……何か手がかりがあれば問題ないだろうし……調べるか」


来ていたロングコートを脱いで彼女に被せてから部屋の中を探し始めた


「割と大胆な事をしてしまってるなぁ……」


まぁ、仕方が無いとはいえ姉以外でこんなにも気にかけてしまうのは初めてだし……と……


「日記……?」


ページを巡る


────


『The・end』のゲームに招待された


やる気でログインしたら出られない……


死ぬかクリアか……


知らない……


────


俺なりに調べた……


分かったのは……何かの実験だった


生き残るのは簡単だし化け物自体倒せないから無視してもいい……


ただ、邪魔するプレイヤーが居る……何とかしないと……


────


不死なのに……なぜ攻撃をする?


殺せる?


核すら無いのにか?


対象法なんて無いのに……


────


不死に唯一対抗出来る力があった……


でも、それは……あるプレイヤーの救出だった


そのプレイヤーは最初のプレイヤー……だけど……このゲーム内に存在なんて……


分からない事が多すぎる……


────


ようやく手がかりを……


でも、そのプレイヤーは死んだも同然に動かない……


それに……プレイヤー同士の殺し合いが……


こんな事になるなら……


────


体が……


彼女……


綺麗……


好き……に……


なりそう……


最後くらい……


────


これで途切れていたのと同時に背後の気配で振り消えると俺の手から日記を取り上げて


「……処女……」


……


「それは聞いてない。それよりもこれは認識してたか?」


彼女は頷いて巡ってからページを見せてきた


────


最後くらい……


普通だったら……


告白して……


無理……だ……


だって……


ここで……死ぬ……から……


────


後は血で染まり日記が使えなくなっていた。だとしたら……


「……この場所……じゃない……」


誰かが……?


「……うん……持ち出し……置いた……そう思う……」


それより……


「寝てなくて大丈夫なのか?」


彼女は俺を見て


「……体質……


それよ……り……多分……手がかり……ある……と思う……」


そう言って扉から出ようとした時に


「……手分け……」


……


「はいはい」


分かれて探す事にした。まぁ、流石にあの子を使うには……一人の方が楽だしな……


彼女が見えなくなったのを見計らって剣を突き刺すと


「『変幻狂気(ニャルラトホテプ)』」


剣が変化してスライムの様な姿へと変わり俺の方へと擦り寄る


「お前なぁ……取り敢えず、お前が行ける場所のみでいいから何か探してくれ」


軽く揺れると跳ねて何処かへと向かっていく。それを見届けてから……


「クトゥルフ。お前はどうなんだ?」


俺が聞くと黒いモヤの中から


『さぁ。不死身なら倒しがいがある……けど、それだけ


後はどうでもいい。君が居るだけなら』


……


「聞いた俺が馬鹿だった。んじゃ、のんびりと……待つかなぁ」


クトゥルフに引き寄せられ何故か抱きしめられながらニャルラトホテプが戻ってくるのを待った





『FGO……カゲマス……イベントが……』


『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』

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