第九話『目的……?』
『ホロライブの卒業を見てもっと早く知ってればと……感じたこの頃……』
『それでは本編へどうぞ』
目を開けると情報屋が居て、指をさそうとしたとした時に
「安心してください。もう一人のラスボスが回収してますし、死んでません」
目を見開くとナイフを突き刺して
「仮死状態にしました。そして、もう一つ。ラスボスが集まりすぎたのは私が原因ですが……
流石に全てを信用しろとは言いません
ただ、一つだけ。レオニダスは兎も角として……意図的に話を偽造した人が居ます
自然に溶け込むとはいえ……流石に私でも知らない情報がありましたから」
指を下ろして
「誰なの?」
彼は首を横に振り
「今は。ただ、彼には私が最も信頼し、最も影響力を持つラスボスに頼みましたから。一言で言うならあの場に居たラスボスは違います」
……
「教えて。そのラスボスは何者なの?」
私が聞くと
「……一言で言うなら死人です。ですが……生きてます」
は?
流石に意味が分からない……
「出身ゲームは『The・end』。プレイヤー人口たった一人の唯一のプレイヤーであり、最初の犠牲者で改造された化け物です」
中々に酷いな……
それよりも……そのゲームは……
「で、その人がどうして?」
彼は目を伏せて
「妖精王居ますよね?」
私は頷くと彼は目をゆっくりと開けて
「姉であり、姉では無い存在。つまりは……完成されかけた存在。この世に存在してはいけない人間になってしまいます
私がこのゲームに居るのは彼女の主治医であり、彼女の意思を尊重したからです
行方不明なのは本当ですが……普通に探し出せば見つかります。彼女は諦めてしまってますが……言う訳には行かないので」
……何を……?
「だったら何で!」
私が叫ぶと彼はコップを手に飲み
「言えば取り乱し混乱します。少なからず……今は得策じゃないんです。何せ……何年も会ってない行方不明の姉が突然現れてどう思います?
嬉しいと同時に私なら、信用出来ずに拒絶します。だって、もう死んだと思った人が目の前で出てきて……いえ、この話は止めましょう
言ったところで彼女の意思に反するのですから」
……
「もう良い……大体分かったわ。でも何故?」
どうしてユウを選んだのか分からなかった
「簡単な話です。ラスボスの中でも最もラスボスに近い星龍ですから」
それだけの為に……
「ただ、彼の持つ力が彼女の支えになればと思ってます。さて、雑談は置いておいて、この先の話を……」
そう言って彼は話始めていた
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目を開けると彼女の顔が近くにあり、ビックリしたけど、飛び上がるとぶつかるのは当たり前だから……
「急にどうした……ビックリするじゃないか?」
彼女はゆっくりと体勢を戻して
「ううん……男とは……思えない……それだけ……ほら……行くよ……」
そういう事……なら、解除すると彼女は普通の顔をしながら
「幼げ……だね……」
うるせぇ……
「行く……」
彼女は俺を待つ為に座っていて
「行動チグハグだが?」
彼女は微笑み
「急いで……ない……」
なるほどね……
準備して行こうとしたら袖に手を通していて
「……少しキツイけど……今は……大丈夫……」
そう言って巻物を手に広げると
「……『式部日記』……」
そう言うと巻物が広がり魔法陣と文字のような羅列が周囲を飲み込み
「……飛ぶ……」
その瞬間に収縮すると見知らない場所に居て困惑してると
「……『式部日記』は……点と点を……決めた……場所に……飛ぶ能力……
もう一つは……私の獰猛な……部分の……力……」
そう言うと目線が見上げていて、手のひらを広げて真上へと。それと同時に影が差していて
「……『枕草子』……」
そう言うと黒いモヤの触手が影を包み込むと一瞬にして引き裂いていて
周囲がほんの少しだけ血の雨が降り
「……『枕草子』は……黒い……触手……を……操る……
私の体は……この子に……蝕まれて……常に……命の……心臓に侵食して……生かされてる……
私は……辞められない……そういう体……ほら……行く……」
歩いていく。そう言えば……何のクエスト……
「『The・end』……本筋……」
は?
「待て待て。それって……」
彼女は頷いて
「……終局……そして……私の……意思……さて……私も……久しぶりに……地獄に行……く気分……」
そう言って歩いていく。目の前は家みたいな場所……彼女は中へとは居るのを見て慌てて中へと
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『The・end〜始局〜』
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そうクエストが流れてきた
「……」
彼女は机に触れて目を伏せたいた。何処か懐かしい感じであり来たくない……そんな感じをさせながら……
「……私は……ここで目覚め……た……
もう一人……彼女……敵で……味方の……親友……」
そう言ってゆっくりと目を開けて机から離れて階段の方へと歩いていく
黙って着いていく
崩れた扉を無視して更に奥へと。気が付くと彼女は扉に触れてゆっくりと押すと扉が軋みながら開いていく
目を見開くと人間の骨がバラバラになって散らばっていた
「……最初に……殺した……」
そのまま中へと入ると触れて目を伏せて
「……体も……懐かしんでる……
貴方も……?」
俺は目を伏せて
「知らん」
それだけ答えると……
「違う……」
そう返された。俺に言った訳では無く、多分……彼女自身だと思う……
「……私の……協力者は……主治医……そして……私の……家族に……なってくれた……人……」
……
多分……その人が……情報屋だったという訳か……
「……都市伝説……じゃない……だって……この病気の……為に……作られた……
実験だから……
成功はしない……死ぬか……重篤になる……
私と……彼女は……そっち……
他は……全員死亡……
そして……最後の……開催の時に……完全者が……出て来た……のと……同じタイミングで……このゲームは……幕を下ろした……
私は……見ていた……このゲームを……全て……
だって……運営として……黒幕に……操られ……操作して……いたから……
その黒幕は……投獄されて……
私は……主治医と……私の意思で……此処に幽閉……された……」
……
「招待状……それは……私の意思……このゲームは……闇に……葬られる……べきじゃない……
招待状は……私の……見た……全てと……関係者……に……送った……
勿論……それだと……勘づかれる……だから……関係ないけど……興味ある……もしくは……関係者を……招待した……」
だから、どうりで関係者が集まっていたのか……
「……最後の……ゲームは……研究者……一人……
どうしてか……分かる……?」
研究者が一人……
最後……?
「最初は複数人いたて事か?」
彼女は頷いた
それが事実なら……いや、飛舞の年齢考えても有り得ない……
最初の時期が分かれば……
「ヒント……
この……病気は……たった一人……その一人の……為に……始まった……ゲーム……
研究者は……その一人……たった一人の……為に……宗教……組織……全てを……使って……治そう……と……した……」
治そうとした……
いや、そう言えば……何で、彼女はこの話をしたかになるが……
飛舞の発症が数年前……それより少し前がそうなら話題に……
組織や宗教……?
「ひょっとして情報を規制し消せる組織……?」
彼女は頷いていた
『特に無しです』
『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』