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【漫画連載決定】Reason for tears  作者:
past and future
7/50

7話 能力を持った仲間たち


【ティナとレンに別れを告げた後トオル、ヒマリ、イオリは病院へと向かっていた。】


「ヒマリ怖くないか?」


「ええ、大丈夫よ。もう大分見慣れたから。」


「お前昔から強いよな。すぐに状況を把握できるって言うか精神面すごいよ。」


「そんなことないよ。でもティナちゃんの表情は怖いとは思った。」


「ああ。さっきのコンビ二でのやつか?」


「うん。私が知ってるティナちゃんではないって思ってしまった。」


「何て言うのかな。ティナちゃんの他に誰かいるって言うか。」


「俺もそれ気になってた。イオリは何か知ってるか?」


「俺は未来のティナの話、そしてティナにこれまでに起こったことを2人に話した。」


「なるほどな。過去に行くことができたってことは未来のティナが現世に現れても驚きはないな。正確には過去に行ったようにって話だけど、未来のティナは本当に過去に来ることが出来るのかもな。」


「ああ。俺もレンも未来のティナに実際に会ったからわかるが、あの様子だと未来はいい状況ではなかったように感じた。」


「じゃあ私が感じたティナちゃんって…。」


「うん。おそらく未来のティナがティナの中に宿ってるんだと思う。未来と過去が重なり合うってやつか。」


「理解が追い付かないな。」


「言うてこの状況も相当やべえだろ。」


「まぁな。これからどうなるんだろうな。」


「ちょっと待て!あそこに人が集まってるぞ。」


3人は裏路地に身を隠した。


「遠すぎて敵なのか味方なのかもわからねぇな。」


「いやちょっと待て。話し声が聞こえるぞ。」


「話し声ってどんだけ離れてるのに聞こえんだよ。」


「シーっ!」


「ここらへんの選別はもう終わったって?」


「みたいだな。まぁ普通に考えて国につくに決まってるよな。昨日、組織の人達の話ではこの国は完全に封鎖されたらしく、島からの脱出も出来なく滞在していた旅行者の人たちも新しい国の人間にさせられるらしい。」


「まじかよ。滅茶苦茶だな。でも俺たちはこれからどうしたらいいんだ? 武器なんか渡されて本格的に戦争でもはじめんのか?」


「反逆者の撲滅が目的らしいが、そこまでする必要があるのか疑問だわ。俺も昨日2人殺ったが気分悪くなったよ。」


「俺はまだ0人だ。この指名手配されてる女が原因とまで言ってる連中もいたがこんな子供にそんな力があるとも思えねえしな。」


すると組織の連中らしき人物が人の集まってる方にやってきた。


「おい、お前ら反逆者がこの近くの学校に立てこもってるとの連絡が入った。戦える奴は援護に行く。トラックに乗り込め。」


「馬鹿な奴らだな。素直に従って命乞いした方がマシだってのに。はぁ。いよいよ戦争って感じになってきたな。」


何人か武器を持ちトラックに乗り込んだ。


トオルは聞いた内容をすべて2人に話した。


「もうこの一帯の選別は終わってたか。クソっ!」


「ほとんどの人間が向こう側ってことが証明されたな。」


「だが、学校ではまだ戦ってる仲間がいるっていうのも事実だ。この人数で助けに行ってもかえって危険だ。予定通り俺たちは病院へいこう。それで仲間を連れていくのがベストだと思う。」


「うん。それがいいと思う。」


「でもトオルくん1つ聞いていい?」


「どうした? ヒマリ」


「なんでさっき、あんなに遠くからあの人たちの話を聞けたの?」


「そうだ、お前は犬か?」


「いや、俺もなんで聞こえたのかはわからねぇ。実話、ティナと久々に会ってからいろんな声が四方八方から聞こえるようになってたんだ。相手の独り言っていうのかな。そういうのもわかるんだよ。」


「最初は幻聴かと思ったが、近づくとまじでその通りに話してた。」


「じゃあさ、俺の考えてることわかるか?」


「え?そうだな。ヒマリを連れてきたことに少し後悔してるんだろ?もし何かあったら…」


「それ以上言うんじゃねぇ…ってなんでわかったんだ?」


「…やっぱりね。」


「やっぱりって俺はただヒマリを心配してただけだ。」


「うん。それは嬉しいよ。 でももっと重要なことが明確になったなって。」


「どうしたんだよ?ヒマリ。」


「私がティナちゃんとトオルくんの傷を少しでもと思って応急処置していたときに触れたの。そうしたら少しだけど傷口がふさいだ気がした。」


「トオルくん肩の傷はどう?」


「今の今までガーゼしてたから気づかなかったが、こんだけ動いてもまったく痛くない 昨日の出来事なのにもう完治してるんじゃないかってぐらい痛みを忘れてた。」


「私の手を見て。さっきのコンビニで手をガラスで深く切っちゃったの。それを反対の手で止血してたらもうほら。何もなかったようになってる。」


するとイオリが口を開いた。


「治癒能力か。」


「え?そんなことありえんのかよ。」


「本来は自然治癒力といって、時間が立てば自然に回復するものを、そんな概念を無視して外部から強制的に治す方法だ。」


「手術とか、薬に近いものか。」


「言葉でまとめるならそういうことだな。父さんには悪いが、これが本当なら医者なんて無意味になってくるレベルだ。」


「…。」


「今は分からなくていい気がする。それにこの力があればこれから先戦いやすくなると思うから。」


「それにティナちゃんの過去が見える力を私たちは既に知っている。たまたまかもしれないけど私たちもそういった力が目覚めただけの話。」


「確かにティナのことを考えたらもう驚きはないな。相手の情報を知る力か。使い方によっては便利かもしれないな。」


「イオリはどうだ?何かできたりするか?」


「何かって言われてもな…。さっき携帯をいじってたときに液晶が少しおかしくなったんだが、これと何か関係があるのかな。」


「壊れただけじゃないのか?」


(壊れる…?)


(もしかしたら…!)


「ねぇイオリ、この懐中電灯をイオリに向けるから壊してみて。」


「は?壊すって奪って壊すってことか?」


「ううん壊すって念じるだけでいい。私もトオルくんもたぶん力を使う時、意識して使ってたと思うの。もし私の読みが当たってるならイオリの力は妨害させたり、使えなくさせたりできるんじゃないかなって。」


「まじかよ。イオリやってみてくれ。」


「そんなこと言われてもな…。じゃあやってみるぞ」


ヒマリはイオリに懐中電灯を向け、イオリを照らした。


イオリはその懐中電灯の光を手で妨げるように突き出した。


すると…。


パン!


懐中電灯の電球が弾け飛んだ。


「きゃっ!」


「ヒマリ大丈夫か?!」


「ええ、大丈夫。ちょっと手を切ったけど治癒があるから大丈夫。」


「本当に壊しやがった。俺の力なんかより遥かに利用価値あるじゃねえか!」


イオリは自分の手を見つめ、街灯に向けて再度手を差し上げた。


パン! パン! パン!


銃弾で撃ったかのように街灯のガラスが吹き飛んだ。


「すげぇ、俺にこんな力があったなんて。」


「やっぱり私たちの体にそれぞれ何かしらの力があるみたいだね。ティナちゃんだけではなかった。」


「これならいけるかもしれない。」


「うん。これならどんだけ向こうが強くても、数が多くても対抗できる気がしてきた。」


(ティナちゃんの過去が見える力、私の治癒力の力、トオルくんの相手の情報を読み取る力、イオリの妨害と破壊の力。)


「ってことはレンも何かできるってことか?」


「恐らくできると思う。ティナちゃんと出会ったからできるようになったのか、ティナちゃんと同じように昔からあったけど、何かのきっかけで目覚めたのか。それはわからないけど今こうしてみんな突然、当たり前のようにできるようになった。」


「能力って言っていいのかわからねぇが、ティナのことを考えたらもう俺は受け入れたよ。」


「現に今、起こってるこのすべてが夢のような状況だからな。驚きは一瞬で飛んだわ。」


「とりあえず、今は病院に向かおう。話はそれからだ。」


ティナにもうすぐつくとメールを入れた。ティナからの連絡は来ていなかった。


(やられてねぇといいんだが、レンもついてるから大丈夫だとは思うけど。)


「そうだな、日が暮れる前に着こう。」


3人はなんとか病院までついた。


「ここだな。歩きだからやっぱり時間がかかるな。車だと20分もかからないのに徒歩だと1時間もかかった。」


イオリは父親にメールを送った。


『父さん今病院についた。正面入り口に敵はまだいない。だが、ドアが封鎖されていて開かないんだ。どうしたらいい?』


すぐに返信が来た。


『無事で良かった。父さんから友人にお前たちが向かうと連絡を送っておいた。救急入口にあるインターフォンで来たことを伝えるといい。』


『ありがとう。わかった。父さんも気をつけて。』


「みんな救急入口の方から入ればいいそうだ。」


「ここだな。俺が押すよ。」


イオリがインターフォンを押した。


ピンポーン


「カズヨシの息子のイオリくんだろ?」


「はい。」


「今開ける。」


「ありがとうございます。」


「みんな、入れそうだ。」


ドアが開いた。


「ねぇ早く入ろう。中から人の声が聞こえてくるよ。」


「そうだな。」


廊下を抜けた先の待合室には負傷している人たち、それに子供を連れた家族、学生、警察なんかもいた。

見渡すだけで100人近くはいるだろうか。


歓迎してくれるかと思ったがみんなこっちを見てすぐに元の目線に戻した。


ただここに集まっているというには殺気と復讐心に溢れている状況だった。


すると白衣を着た男性が近づいて来た。


『イオリくんにトオルくんにヒマリちゃんだね?』


「え? はいそうです。父さんからここにくればいいって言われきました。」


「こっちで話そうか。」


3人は待合室から少し離れた個室に連れていかれた。


「見てわかると思うが単刀直入に言うとここもそう長くはない。」


ヒマリが口を開いた。


「はい。見たらわかります。だからこそみんな協力して戦うことが大事だと思うんです。」


「そのとおりだ。待合室にいた人たちは皆、家族を奪われたもの、奪い返そうとしてるものたちだ。中には君たちのように国に逆らおうとしてる人も多い。僕もそうだ。」


「はい。みんな覚悟が出来ている表情でした。」


「それになんで君たちが組織から狙われていることも知っている。」


「ってことはティナのことも知っているんですね?」


「ああ。過去が見える力だったね。しかし僕が思うにその力以上にティナって子自体が脅威なんじゃないかと思ってね。」


「ティナ自体が?」


「僕は直接見たわけでもないからあまり確証的なことは言えないが、過去が見えるってだけではまだ何か弱すぎる気がする。今の状況を考えると政府にまで手が伸びる、または計画を阻止できるぐらいの力があると判断されたということ。」


「それを信用させられるだけの権力を持った誰かが政府に助言したと考えられる。」


3人は真っ先にミナを想像した。


「それに君たちだって普通では考えられない力を使えんじゃないか?」


「え?どうして力が使えることを…?」


「ここにいる人たちの中にも君たち同様に力を使える人が数名いた。 ここまで生き残ってきたんだからもしかしたらと思ってね。」


「俺たちだけではなかったのか。でもこれってある意味希望だよな?」


「プラスに考えるとそういうことだろうな。」


「そこでよかったら僕に君たちの力を見せてくれないか?」


「はい。」


3人はさっき判明した自分たちの能力を一通り見せた。


「治す力・相手の情報を読み取る・物を破壊する力か」


「確かにこの3つはこれからの戦いに十分役に立ちそうだ。」


「あの、それでここのいる人はどういった能力なんですか?」


「そうだ。俺も知りたい。力があるならみんなで協力し合って能力で対抗しよう」


【協力するかどうか決めるのは俺たちの方だ。お前たちが役に立つかどうかわからねぇからな。】


一人?いや5人ぐらいの男女が急に個室に入ってきた。


「話は聞かせてもらったぜ。お前たちも能力を使えるんだってな。」


「ああ。俺は物を壊すことが出来る。こいつは情報を得ることが出来る。イオリは治癒力がある。」


「これでも役に立たないか?」


「そこの女の治癒力と情報を収集できる力は代えがきかないほどに強いがお前の物を壊す能力は俺たちの仲間もできる。」


「なんだと?!」


ビビビビビ…


【ん…?】


「イオリ落ち着け!」


「じゃあ、あなたたちの物を壊す能力は一体どれくらいのものなの?」


「組織のやつらの車を爆破させたぐらいには使える。お前はそれができたか?」


「くっ…。」


横入で父さんの友人が話した。


「まぁまぁ落ち着きたまえ。イオリくん君のは破壊というよりは稼働したものを狂わすことなんじゃないかね?」


「稼働した物を狂わせるだと…?」


「さっきイオリくんが感情的になった時この部屋の電子機器の数値がエラーを起こした。これは相手の電子回路をショートさせることができるかもしれないってことだ。ということは機械で動くものはほとんど動かなくさせられるってことだ。」


「ダイキ。流石に俺でも機械を狂わすことは出来ねぇ。これなら相手の通信機も妨害できるかもしれない。」


「それだったら差別化は出来てるな。いやすまない。俺も熱くなってしまった。十分戦力にはなるな。」


「おれこそすまなかった。まださっき気づいたばかりで自分の能力が一体何なのかまだ完全に理解できてなかった。」


「よかった…。改めて私は治癒能力があります。傷に触れたりしたらまだ応急処置程度ですが、直せると思います。」


「それは助かるな。薬ではどうにもならない怪我人が沢山いる。」


「俺は相手の話してる会話を遠くから聞くことが出来る。相手の思考を読み取ることもできるが、今はまだ完全には無理だ。」


「いや、十分だ。何をやろうとしてるのかを知れるだけで十分役には立つ。」


「こっちも自己紹介しておこう。」


「俺はダイキだ。信じられないかもしれないが、銃弾を10発受けても平気でいられてる。まぁ痛いのは痛いんだが、致命傷ほどでもない。」


「10発だって?!戦闘ともなると確かに最も求められる能力かもしれないな…。」


「他のやつも強いぞ。」


「俺はハヤトだ。カラスを操れる。昔から鳥に懐かれやすいとは思ってたがまさかカラスを操れるとはね。力はそれほどはないが、目もよく空からの偵察に適している。集団ともなれば攻撃だってできるんだ。まぁよろしく頼むぜ。」


「このハヤトはカラスを使って誘導させ仲間を集めたんだ。」


「私はミオだよ。能力は見てもらった方が早いかもね。後ろ見て」


「え?ミオさんが二人?」


「こんなもんじゃないよ!」


「うわ!4人になったぞ!」


「そう。これが私の能力ドッペルゲンガー。でも最大4人までしか作れないんだよね。もちろん、痛みも共有してるからそこが難点かなぁ…。」


「とまぁそう言うが、1人で4人分戦えるのは流石に強い。それにミオ自体も空手をやってたこともあり、一人でも十分強い。」


「私はウルハ…。戦いで言うなら一番戦力外かもしれないけど、相手の体調とメンタルを悪くさせることが出来る。でもそんなに多くの数は対応できないから誰かと協力しての戦いが一番だと思ってる。」


「ウルハの力は間違いない。俺も最初ウルハの能力にケチをつけたが、腹痛と頭痛に襲われ立っていられなくなった。なにより恐ろしいのはメンタル崩壊だな。組織の一人がそれで自決した。」


「最後は俺か。俺はダイチ。まぁこの中では一番戦闘向きかもな。お前たちここから病院までどれくらいで来たんだ?」


「え?20分ですけど。」


「俺なら5分ぐらいだろうな。俺の足の速さと跳躍力は誰にも負けねぇ。ナイフ一歩あれば10人程度なら気づかれずに暗殺できるぜ。」


「ダイチはまさにかまいたちみたいな男だ。まぁ対人間ではの話にはなるが、最強だと思っていい。」


「とまぁここまでが俺たちの能力だ。お前らも俺たちを見て役に立つと思えるか?」


「半端ない能力だ。これだけいれば勝てる…!」


「ふぅ。俺もそう考えていた。だがその考え一瞬で吹き飛ばす出来事があった。」


「どういうことだ?」


「組織の人間にも俺たち同様に能力を使えるやつがいるんだ。」


「まぁ冷静に考えてそりゃいるだろうなと思ったわ。」


「それだけならまだなんとかなるかもしれんが、やつらの中には2つ以上能力を持ってるやつもいるんだ。」


「2つだって?!」


「相手の動きを金縛りみたいにして瞬間移動で首をもぎ取っていた。流石に俺は何もできないまま見捨ててしまった。」


「まじかよ。そんなやばいやつまでいるのか。」


「そんなやつが政府に近づけば近づくほどいるって考えたらどう思う?」


(勝てない…。いや勝とうと思う方がどうかしている。俺たちの能力がちっぽけに感じる。)


「まだこの目で見てないので今は何とも…。」


「そうだな。まぁ見たときにはどっちが死ぬかの戦いになっているはずだ。そのへんは覚悟してもらわないとな。」


するとウルハが口を開いた。


「ティナがいれば勝てるよ。」


3人は一斉にウルハを見た。


何故なら話したこともない奴の口からティナの名前が出たからだ。


「ウルハちゃん、ティナちゃんのこと知ってるの?!」


「ティナは私たちの指導者。夢に出てきた。ティナがいれば国に勝つことが出来る。ティナに忠誠を誓えって。」


「ああ、すまないな。ウルハは時々夢で見た話をよくするんだ。気にしないでくれ。」


「夢じゃない。ティナは私の主で国を一瞬で壊滅まで追い込むんだよ。」


「ウルハちゃん夢の中でティナちゃんはどんな姿だったの?」


「とっても強くてどんな相手にも屈しない存在。すごく強くて目の中に光がないんだけどそれでも私にもすごく優しくしてくれた。でもそこから先はわかんない。」


「そっか。」


(それはきっと未来のティナちゃんだ。夢に出るってことはこの子も…?)


「もう少し詳しく教えてくれる?」


「いいよ。ティナと大勢の仲間。それに仕える何百万の兵士たちは自分の国を持ち、国と戦いをはじめた。何人も何人もお互いに死者を出し、最後の最後でティナは命を落とした。過去に戻りティナは仲間を更に集めまた戦いに挑んだ。」


「そこにウルハもいたの。他の人達の顔はわからなかったけど。」


「ありがと…ウルハちゃん。」


「イオリ今の話どう思う?」


「未来のティナのことか? もしそれが本当なら俺たちもその1人ってことになるな。」


「ウルハちゃんそのティナちゃんなんだけどね。同じ名前のティナって子が私の友達でこれからこっちで合流することになっているんだけど、一緒に協力して戦ってくれるかな?」


「そのティナを見てから決める。私が知っているティナにしか就かない。今は見つけるまで協力してあげてるだけ。」


「うん。それでいいよ。」


「ティナっていえば組織の連中が狙ってるやつか…。過去が見えるって言う。」


「ああ。そうだ。ティナと俺たちは幼馴染でこの戦いを一緒に始めた仲間の1人だ。」


「俺たちもそのティナがどれくらいの力があるのか見てみたいな。国が真っ先にターゲットにした女だ。相当強いんだろう。」


「ああ。強いさ。俺たちより。今はもう1人の幼馴染を探す目的もあるからな。」


「それでそのティナは今どこにいるんだ?」


「今はもう1人の仲間と一緒に近代町に行ってる。」


「そうか。もしかしたらこの周辺にも敵がいるかもしれない。近くになったら連絡しろと伝えろ。俺たちも援護する。」


「ああ。感謝する。」


「ねぇねぇ、ヒマリ。早速で悪いんだけど怪我してる人達の治療お願いしてもいいかな?」


「あ、わかった。今行くね。」


「よし。それじゃあ、しばらく解散で。少しでも体力を回復しておけよ。」


「ああ、また後で。」


「トオルお前の父さんが言ってた以上に、戦力になる仲間がいたな。」


「そうだな。来てよかった。」


「おい、ティナたちにもメール送っておけよ。」


「わかった。」


すぐに返信が来た。


「今からこっち来るって。ティナも会わせたい人がいるってことだから仲間を見つけたんだ。」


「よし、ますます希望が見えてきたな。」


「ティナが近くに来たら援護に行くぞ。」


「おう。」


【この時まさかミナを連れて一緒に向かっているとは3人は思いもしなかった。そして新しい仲間5人との出会い。ウルハが夢で見たティナとは同一人物なのだろうか。本格的に戦う準備が着々と進んでいた。】

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