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<4000字以内で振り返る>これまでの魔法使いと繋がる世界(EP1~三つ子の魂編~)

(EP1~三つ子の魂編~)


 西暦2059年4月、舞原市(まいばらし)は未だ原因不明とされる未曽有(みぞう)の厄災から30年が経過した。

 多くの命が失われた厄災から生還し、魔女とも魔法使いとも言われた稗田黒江(ひえだくろえ)の活躍により復興を遂げてきた舞原市。

 そこに稗田黒江の血を引き継いだ一人の小さな魔法使いが舞い降りた。


「ここがおばあちゃんが復興した街、ここにすべての答えがある。

 封じられた歴史の探訪、ここから始める、今までの日々が無駄ではなかったと証明するために」


 少女の名は稗田知枝(ひえだちえ)。稗田黒江の孫娘であり後継者である。

 自分のことを魔法使いと自称する黒いローブと赤い大きなリボン、中学生や小学生にまで間違われる小柄な体格が特徴で、そんな知枝はアメリカで続けて来た夢の研究を中断し、帰国子女として凛翔学園(りんしょうがくえん)の三年生として転入する。


 知枝は生まれ故郷である日本に帰国早々、生き別れだった姉弟である演劇では女装もさせられる中性的な外見の持ち主、水原光(みずはらひかり)と18年の時を経て再会する。


 その後、宿泊したホテルに一人戻った知枝は繁華街で暮らす中国系の不審な男、チャン・ソンウンの襲撃を受ける。

 激しい読み合いを繰り広げ、銃撃戦の末、持ち前の対応力とエリート秘書であるプリミエールの手助けの甲斐もあり危機を脱し、プリミエールと共に舞原市にある祖母・稗田黒江の墓参りを果たす。


 知枝は卒業までの一年間を親戚である水原家でお世話になりながら学園へ通い、舞原市に訪れた目的の一つである祖母の書き残した手記、厄災の真実が語られているとされる『14少女漂流記』の探索を密かに開始するのだった。


 一方、凛翔学園三年生演劇クラスの幼馴染三人組、両親を亡くし妹と二人暮らしをする樋坂浩二(ひさかこうじ)、バーチャルアイドルと創作料理店”ファミリア”でのアルバイトもしている永弥音唯花(えみねゆいか)。彼女はまた、大人びた外見と浩二を密かに想う乙女な部分を兼ね備えている。

 最後は父と同じ医者を志し、普段から白衣姿をしている内藤達也(ないとうたつや)

 この三人は小学校入学を果たした浩二の妹、記憶力抜群ながら変な話し方ばかりする可愛さと元気がいっぱいな樋坂真奈(ひさかまな)の入学祝いをする。


 翌日、新年度を迎え凛翔学園へと通う三人のクラスに、転校生として稗田知枝がやってくる、知枝との出会いを果たす中、一年生からクラスメイトだった創作料理店”ファミリア”で働く唯花大好き水原舞(みずはらまい)とクラスメイトに彼女がいる水原光(みずはらひかり)が知枝と三つ子の血縁関係であることを知るのだった。


 その後、深い因縁の関係にある稗田家の知枝を許せない舞は知枝と仲違いとなってしまうが、光や唯花の説得により、舞が理解を示す形で知枝と和解し、知枝が居候をする水原家との共同生活は円満に開始していくのだった。

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