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準備

夏休みが始まってますねー。

作者には関係ないんですけどね(=^▽^)σ

「ふむ……この娘が、我の依り代か?」

「そうだよ。どう?どんな感じ?」


とある場所の、とある部屋の中で、二人の生物が話し合っていた。


どちらも、現実に存在するとは思えない、

非科学的な見た目をした生き物達だった。


一人は、白いミニ丈のドレスを着ており、

非常に可愛らしい美少女だった。

しかし、その少女は、こめかみから羊のツノが生えていた。

もう一人は、少女よりも圧倒的に現実離れした、怪物だった。

足はガチョウの足なのに、尾はロバで、肌は青白く、背中からは黒い翼が生えており、頭は黒山羊だった。


その二人?は、水晶玉から、ある少女を見つめていた。


その少女の容姿はと言うと、見た所幼く、まだ十歳にも満たない様だ。


だが、幾ら幼いにしても痩せすぎであり、体も青くなってボロボロだった。


白い非常に美しい長髪をしており、その髪がほぼ顔を隠してしまっており、顔は見えない。

服は、とても服とは言えない物だ。

ボロボロで、ところどころ隠せていない部分もあり、正直目のやり場に困る服だ。

そして、その服には足跡の様な物が大量に付いており、周りの彼女への扱いが分かる酷い格好だと言えるだろう。

現に少女は、この五分後に首を吊って自殺している。



そんなボロボロの少女を見て黒山羊頭の怪物は、顎に手を当て少女の何かを見ていた。





「ふむ………依り代としては今までで類を見ない程適性が高いな」

「そうなの?じゃあ任せて大丈夫?

私、これからこの子の村の奴等全員拷問して来なきゃ行けないんだけど……」

「…………行ってこい。

この娘への説明は我がしよう」


山羊の悪魔は頭を抱えながら、片割れの問題児っぷりに呆れながら好きにさせる。

どうせ止めても勝手に行くからだ。


「うん!!皆殺しにして来るね!!」













体が、不思議な感覚に襲われる。

まるで、水に沈んでいる様な……


あぁ、コレが死ぬって事なのかな……


でも、村の人達に強引に沈められた時とは違って、深い安心感がある。

暖かい何かに包まれて、守られている様な感じがする。


そんな感覚に身を沈めてから、結構な時間が経った頃、不意に意識を引き上げられる。



「………」

暫くパチパチと瞬きした後、辺りを見渡そうと体を起こすと、目の前には、


「ふむ。目覚めたか……」


山羊さんが居ました。






幾らゲームが楽しくても次の日に予定があるなら徹夜してはいけない (戒め)

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