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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
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レントとピスケの140文字の大冒険

作者: レント


 僕の名前はレント。

魔王を倒すべく勇者ピスケと共に旅をする……いや、していた盲目の騎士だ。

 何故過去形なのか?

それは、勇者が逮捕されて城に幽閉されているため今は旅を中断しているからだ。

もう一度言おう。

『勇者ピスケが逮捕された』からだ

 逮捕の理由は、他人の家への不法侵入並びに窃盗(主に箪笥の中にあった薬品や装備品)に、器物損壊(主につぼやたる)等である。

僕は激怒した…いや、今もしている。

勿論勇者ピスケにだ。


怒る僕の元に被害者から請求書が送られて来た。

「僕じゃない!」と無視しても良かったが城にいるピスケに渡すことにした。

請求書を見たピスケは鼻毛を抜きながら「ふ~ん」とまったく反省の色が無い。

その顔を見た僕は冷静に本格的に切れた。


腰に下げた袋から屈強な戦士の人形を取り出し

「バッナーナノカーワ」

と呪文を唱えピスケに投げつけた。

「ウェーイ、自分チャラピスっスヨロー」

「すんませーん、別人が捕まってるのでだしてやってください」

いつのまにか捕まっていた僕とチャラピスは牢屋からだしてもらえた。


そこへ魔王が現れ僕を石化したのが20年前。

魔王はそのまま城に居座ってしまい

僕は魔王の居城となった門前に立ったままでいる。

しかも体は所々欠損してしまいガムテープで補修している状態だ。

このまま復活したら大変な事になってしまうと思ったら

チャラピスが助けに来て復活の呪文を唱えた。


しかしチャラピスが呪文を唱え終わる前に魔王がやってきた。

「マジヤベェ」

チャラピスは魔王に会う前に突然姿を消す。

魔王は僕の目の前に立ち、とんでも無いことを告白した。

どうやら最近、結婚がしたいらしい。

やめて魔王!

チャラピスがどこかで多分聞き耳を立てている!


魔王が結婚してくれたら石化を解いてあげるという。

チャラピスが僕の好みを助言した

「レントは美少女好きっす」

魔王は美少女に変身した。

しかしまだ足りない。

「ツインテールに見境がないっす」

もう一声

「猫耳で完璧っす」

僕の石化が解けた。

僕と魔王は結婚して末永く幸せに暮らしました。



楽しんでいただけたでしょうか!

ポッドキャスト内コーナーで続いてリレー小説もやっていますので是非検索して参加してみてください!

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