Floral Hearts ~忘却のローズマリー~
西原詩帆は、孤立した少女だった。孤独なわけではなく、孤立しているだけだった。いじめられているわけでもないし、友達がいないわけでもない。彼女が誰かと話をしているところなんて数えるのも億劫な程に見てきたし、休み時間に彼女がクラスの女子と一緒に廊下を歩いているところだって何度も見た。孤独じゃない。しかしそれでも、俺には孤立して見えた。
プロローグ
2010/09/27 01:50
第一章「まるで、初対面」
2010/09/27 01:53
(改)
第二章「まるでジェンガ」
2010/10/10 00:25
(改)
第三章「徹夜明けだった」
2010/10/22 17:18
第四章「忘れないように。消えないように」
2010/10/31 18:19
第五章「誰かを責めることさえ出来ない」
2010/11/13 16:39
第六章「それぐらい、俺は」
2010/11/23 12:45
(改)
第七章「随分と濁って見えた」
2010/12/09 00:09
第八章「月明かりとローズマリーだけが見守る夜の中」
2010/12/24 00:17
(改)
エピローグ
2010/12/24 00:18
(改)