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鏡の迷宮の殺人

作者: 深町 霧生

第一章 閉ざされた病院


地方都市、霧深い山間部にひっそりと佇む白鷺病院。古くから地域医療を支えてきたこの病院は、近年、最新医療設備を導入し、富裕層向けの人間ドックや美容外科にも力を入れていた。しかし、その一方で、閉鎖的な雰囲気が漂い、外部からは窺い知れない秘密を抱えているようにも見えた。


私、浅倉結衣は、地元のニュースサイトで働く駆け出しの記者だ。最近、白鷺病院に関する不可解な噂を耳にするようになった。患者の不審死、医療ミス、そして院長である白鷺孝太郎の強引な経営手法……。真相を突き止めるため、私は白鷺病院に潜入取材を試みることにした。


病院の門をくぐると、ひんやりとした空気が肌を刺した。受付で人間ドックの予約を装い、院内に入り込む。豪華なロビー、最新設備が整った診察室、そして、どこか陰鬱な雰囲気を漂わせる廊下。病院内は迷路のように入り組んでおり、目的の場所を見つけるのも容易ではない。


廊下を歩いていると、一室の前で足が止まった。「院長室」と書かれた重厚なドア。噂の院長、白鷺孝太郎はどんな人物なのだろうか。好奇心に駆られ、ドアに耳を澄ませた。しかし、中は静まり返っており、何も聞こえない。


その時、背後から優しい声が聞こえた。「何かご用ですか?」


振り返ると、そこに立っていたのは、白衣を着た美しい女性だった。長い黒髪を後ろで束ね、知的な眼鏡をかけている。優しそうな微笑みを浮かべているが、その瞳の奥には、どこか冷たさが感じられた。


「あ、すみません。少し迷ってしまって」と、私は慌てて取り繕った。「人間ドックの受付はどこでしょうか?」


女性は微笑みを深くし、「ご案内します」と言って、私を受付まで連れて行ってくれた。受付で手続きを済ませ、待合室で問診票を記入していると、先ほどの女性が再び現れた。


「浅倉結衣さんですね。私はこの病院で心理カウンセラーをしている、氷室静香と申します。今日は人間ドックを受けにいらしたのですか?」


氷室静香。その名前を聞いて、私はハッとした。彼女は、白鷺病院の噂について調べている過程で、名前が挙がっていた人物だった。患者たちの心のケアを担当するカウンセラーでありながら、院内の秘密にも深く関わっているのではないか、という噂があった。


私は警戒しながらも、「ええ、そうです」と答えた。「初めてなので、少し緊張しています」


氷室は微笑みながら、「ご安心ください。当院の人間ドックは、最新設備と最高のスタッフで、皆様の健康をサポートいたします」と言った。その言葉には、自信とプロフェッショナリズムが感じられたが、同時に、何かを隠しているような印象も受けた。


人間ドックは順調に進み、いくつかの検査を受けた。しかし、私の目的は人間ドックを受けることではない。院内の噂の真相を突き止めることだ。検査の合間を縫って、私は病院内を探索し始めた。


院内は想像以上に広く、診察室、検査室、手術室、そして入院病棟など、様々な施設が迷路のように配置されていた。私は、看護師や医師の目を盗みながら、廊下を歩き回った。


その時、ふと、古びた階段を見つけた。階段は地下へと続いており、立ち入り禁止のテープが張られている。しかし、テープは一部剥がれており、人が通れる隙間があった。


好奇心に駆られ、私は階段を下りてみることにした。地下は薄暗く、湿った空気が漂っていた。廊下には古い医療機器や段ボール箱が積み上げられ、埃っぽい匂いが鼻をついた。


廊下の突き当たりに、重厚な鉄製のドアがあった。ドアには鍵がかかっているようだが、鍵穴は古く、錆び付いている。私はバッグからヘアピンを取り出し、慎重に鍵穴に差し込んだ。数分後、カチッという音と共に、ドアが開いた。


ドアの向こうに広がっていたのは、広い空間だった。部屋の中央には、巨大な鏡が置かれている。鏡は古く、表面には複雑な模様が刻まれている。部屋全体が薄暗く、鏡に光が反射し、異様な雰囲気を醸し出していた。


部屋の奥には、机と椅子が置かれている。机の上には、古びたノートと万年筆、そして、一枚の写真が置かれていた。写真に写っていたのは、若い頃の白鷺孝太郎と、見覚えのある女性だった。氷室静香だ。二人は親密そうに寄り添い、笑顔を浮かべている。


私はノートを手に取り、ページをめくってみた。ノートには、手書きの文字でびっしりと文章が書かれている。それは、日記のようだった。


「1990年5月10日。今日、私は白鷺孝太郎と出会った。彼は優しく、知的で、私の理想の男性だった。私たちはすぐに恋に落ち、将来を誓い合った。」


「1992年8月25日。孝太郎は病院を継ぐことになった。彼は医師としての才能に恵まれ、病院は順調に発展していった。しかし、私は彼の変化に気づき始めていた。彼は次第に傲慢になり、私に対する態度も冷たくなっていった。」


「1995年12月24日。クリスマスイブの夜、孝太郎は私に別れを告げた。彼は別の女性と結婚すると言った。私は絶望し、彼を呪った。私の人生は、あの夜から暗転した。」


日記はそこで途切れていた。私は写真と日記を交互に見つめ、氷室静香と白鷺孝太郎の関係を想像した。二人はかつて恋人同士だったが、白鷺は氷室を捨て、別の女性と結婚した。氷室は白鷺を恨み、復讐を誓ったのだろうか。


その時、背後から金属音が聞こえた。振り返ると、鉄製のドアがひとりでに閉まり、鍵がかかってしまった。私はドアを叩き、大声で助けを求めたが、誰も来ない。私は地下室に閉じ込められてしまったのだ。


焦燥感に駆られながら、私は部屋の中をくまなく調べ始めた。鏡、机、椅子、そして壁。何か脱出の手がかりはないか。


その時、鏡の表面に、小さな文字が刻まれていることに気づいた。文字は古く、かすれて読みにくいが、よく見ると、それはラテン語で書かれた文章だった。


「Speculum mortis. In labyrinthe speculorum, veritas occulta est.」


(死の鏡。鏡の迷宮に、真実は隠されている。)


私は背筋に寒気が走るのを感じた。死の鏡、鏡の迷宮……。まるで、何かの前兆のようだ。


その時、突然、部屋の明かりが消えた。暗闇が私を包み込み、心臓が激しく鼓動を始めた。私は懐中電灯を取り出し、周囲を照らした。しかし、見えるのは鏡だけだった。巨大な鏡が、暗闇の中でぼんやりと光り、まるで生きているかのように。


その瞬間、鏡の中から、何かが現れた。それは、白い影だった。影はゆっくりと鏡から抜け出し、私に向かって近づいてくる。私は恐怖で体が硬直した。影は私の目の前まで来ると、低い声で囁いた。


「あなたは、真実を知りたいのか?」


第二章 院長の死


白い影の声は、冷たいながらも、どこか悲しげだった。私は恐怖を押し殺し、震える声で答えた。「あなたは、誰ですか?そして、ここは一体……?」


影は答えた。「私は、この鏡の迷宮の案内人。そして、ここは、真実を映し出す場所。あなたが真実を知りたいと願うなら、私がお見せしましょう。」


影は手を差し伸べてきた。私は迷ったが、真実を知りたいという欲求に抗えなかった。意を決して、影の手を取った。


次の瞬間、私の意識は薄れていった。気がつくと、私は鏡の中に立っていた。周囲は鏡に囲まれ、まるで迷路のようだ。鏡には様々な映像が映し出されている。病院の廊下、診察室、手術室、そして、院長室……。


影は言った。「これは、過去の映像。この病院で起こった出来事の記録。真実は、この鏡の中に隠されている。」


影に導かれ、私は鏡の迷宮を進んでいった。鏡に映し出される映像は、時間を遡っていく。病院の設立当初、発展、そして、現在に至るまで。


映像の中で、私は若い頃の白鷺孝太郎を見た。彼は医師としての情熱に燃え、患者のために尽力していた。しかし、病院が大きくなるにつれて、彼は次第に変貌していった。金儲けに走り、患者を軽視し、権力を振りかざすようになった。


そして、映像は、ある夜の出来事を映し出した。院長室で、白鷺孝太郎が何者かと激しく言い争っている。相手は、氷室静香だった。


「なぜ私を裏切ったの?なぜ私を捨てたの?私はあなたを愛していたのに!」氷室は涙ながらに叫んだ。


「それは昔のことだ。もう終わったんだ。君は私には相応しくない。私はもっと地位のある女性と結婚するんだ。」白鷺は冷たく言い放った。


氷室は絶望し、白鷺に掴みかかろうとした。しかし、白鷺は氷室を突き飛ばし、彼女は床に倒れた。白鷺は倒れた氷室を無視し、部屋を出て行った。


映像はそこで途切れた。影は言った。「これが、二人の決別。氷室静香は、この時から白鷺孝太郎を深く恨むようになった。」


私は息を呑んだ。氷室静香の怨恨は、想像以上に深かった。彼女は、白鷺への復讐を計画していたのだろうか。


その時、別の鏡に映像が映し出された。それは、昨夜の院長室の映像だった。白鷺孝太郎は、いつものように院長室で仕事をしていた。そこに、氷室静香が医療用のトレイを持って入ってきた。


「院長、お疲れ様です。お茶をお持ちしました。」氷室は優しい笑顔で言った。


白鷺は氷室に気づき、「ああ、氷室先生、ありがとう」と言って、お茶を受け取ろうとした。しかし、その瞬間、氷室の表情が一変した。彼女は冷たい目で白鷺を見つめ、お茶の中に何か白い粉末を混入させた。


白鷺は何も疑わずに、お茶を一口飲んだ。直後、彼は苦しみ始めた。顔色は青ざめ、呼吸は荒くなり、体は痙攣し始めた。


「き、貴様……!何をした……!」白鷺は苦痛に顔を歪めながら、氷室を睨みつけた。


氷室は冷笑しながら、「これは、復讐の毒よ。あなたが私に与えた絶望と同じ苦しみを、あなたにも味わってもらうわ。」と言った。


白鷺は苦しみ悶えながら、床に倒れた。氷室は倒れた白鷺を冷たい視線で見下ろし、部屋を出て行った。


映像はそこで途切れた。私は衝撃で言葉を失った。氷室静香が、院長を毒殺したのだ。動機は、過去の怨恨。そして、犯行は、完璧に計画されていた。


影は言った。「これが、事件の真相。氷室静香は、長年の恨みを晴らすために、院長を毒殺した。彼女は、心理カウンセラーという立場を利用し、毒を入手し、犯行を計画した。そして、犯行後も、何食わぬ顔で病院に勤務し、捜査の目を欺いていた。」


私は影に問いかけた。「なぜ、あなたは私に真実を教えてくれるのですか?あなたは一体、何者なのですか?」


影は悲しげな声で言った。「私は、この病院で過去に亡くなった人々の魂。真実を知ってほしいと願う人々の声に応え、あなたを鏡の迷宮へと導いた。真実を明らかにし、この病院の闇を光に晒してください。」


影の言葉に、私は使命感を感じた。真実を明らかにし、氷室静香の犯罪を暴き出す。それが、私に与えられた役割なのだ。


その時、鏡の迷宮が揺れ始めた。影は言った。「時間が来たようだ。私はもうすぐ消える。あなたは、真実を持って、この迷宮から脱出しなければならない。」


影は私を鏡の外へと押し出した。気がつくと、私は再び地下室に戻っていた。鉄製のドアは依然として閉ざされたままだが、鍵はかかっていない。私はドアを開け、地下室から脱出した。


地上に戻ると、病院内は騒然としていた。警察官や医療関係者が院内を走り回り、何かが起こったことを物語っていた。受付で尋ねると、院長の白鷺孝太郎が院長室で死亡しているのが発見されたという。死因は、毒物による中毒死の疑いがあるとのことだった。


私はすぐに警察に連絡し、地下室で見た映像、そして、氷室静香が犯人であることを伝えた。警察はすぐに捜査を開始し、氷室静香を尋問した。


氷室は最初は否認していたが、警察の追及に徐々に追い詰められ、ついに犯行を自供した。彼女は、院長への怨恨、そして、完璧な犯行計画を語った。


氷室静香は逮捕され、白鷺病院院長毒殺事件は解決へと向かった。しかし、事件の真相を知った私は、深い感慨に包まれた。過去の怨恨が、現代の悲劇を生み出した。人間の心の闇は、深く、そして、恐ろしい。


事件後、白鷺病院は閉鎖され、再建されることになった。病院の闇は光に晒され、新たな出発を迎えることになった。私は記者として、事件の真相を記事にし、社会に公表した。私の記事は大きな反響を呼び、白鷺病院事件は、人々の記憶に深く刻まれることになった。


第三章 鏡の告白


事件解決から数週間後、私は再び白鷺病院を訪れた。病院は閉鎖され、ひっそりとしていた。あの騒然とした雰囲気は消え去り、静寂だけが病院を包んでいた。


私は地下室への階段を下り、再びあの鏡の部屋へと向かった。ドアは開いており、中に入ると、以前と変わらず、巨大な鏡が静かに佇んでいた。


鏡の前に立つと、あの白い影が現れた。影は以前よりも透明になり、消えかかっているようだった。


「あなたは、真実を明らかにした。よくやった。」影は優しい声で言った。


「ありがとうございます。あなたのおかげです。」私は影に感謝の言葉を述べた。「あなたは、一体何者なのですか?なぜ、私を助けてくれたのですか?」


影は答えた。「私は、この鏡に宿る記憶。過去にこの病院で生きた人々の想いが、鏡に映り込み、意識を持つようになった。私は、真実を知ってほしいと願う人々の声に応え、あなたを導いた。そして、あなたは、私の期待に応えてくれた。」


「鏡の記憶……。」私は言葉を繰り返した。「あなたは、過去の出来事をすべて知っているのですか?」


影は頷いた。「この鏡は、過去の出来事をすべて記録している。喜び、悲しみ、愛、憎しみ、そして、秘密。すべて、鏡の中に映し出されている。」


私は勇気を振り絞り、影に問いかけた。「氷室静香は、本当に犯人なのですか?彼女の自供は、真実なのですか?」


影は少し沈黙した後、答えた。「氷室静香は、確かに院長を毒殺した。それは真実だ。しかし、彼女だけが犯人ではない。」


私は驚いて聞き返した。「どういうことですか?他に犯人がいるとでも言うのですか?」


影は言った。「真の犯人は、氷室静香だけではない。院長、白鷺孝太郎自身も、犯人なのだ。」


私は理解できなかった。「院長が犯人?それはどういう意味ですか?被害者が犯人だなんて……。」


影は説明した。「白鷺孝太郎は、長年にわたり、多くの人々を傷つけてきた。患者を軽視し、医療ミスを隠蔽し、権力を濫用してきた。彼は、多くの人々の恨みを買っていた。氷室静香は、その恨みを代表して、彼に復讐したに過ぎない。」


「つまり、氷室静香は、復讐の道具に過ぎなかったとでも言うのですか?」私は問い詰めた。


影は答えた。「そうではない。氷室静香自身も、深い闇を抱えていた。彼女は、過去の裏切りから立ち直ることができず、怨恨に囚われてしまった。彼女は、復讐することで、心の虚しさを埋めようとしたのだ。」


「では、真の犯人は、一体誰なのですか?」私は再び問いかけた。「氷室静香でもなく、院長でもないとしたら……。」


影は静かに言った。「真の犯人は、人間の心の闇。怨恨、嫉妬、傲慢、そして、絶望。それらの負の感情が、この悲劇を生み出した。氷室静香も、院長も、心の闇に飲み込まれた犠牲者なのだ。」


私は沈黙した。影の言葉は、重く、そして、深かった。事件の真相は、単なる殺人事件ではなく、人間の心の闇が引き起こした悲劇だったのだ。


影は言った。「真実を知ることができたあなたは、これからどうするのですか?この病院の闇を、どのように光に晒すのですか?」


私は決意を込めて答えた。「私は、この事件の真相を、人々に伝え続けます。人間の心の闇、そして、光。両方とも、目を背けずに見つめ、伝えていくことが、私の使命です。」


影は微笑んだ。「あなたは、真実を伝える資格がある。あなたの言葉は、人々の心に響き、光をもたらすだろう。」


影の体は、次第に薄れていく。私は寂しさを感じながら、影に別れを告げた。「さようなら、鏡の案内人。あなたに会えて、本当によかった。」


影は静かに消え、鏡だけが残された。鏡は、何も語らず、ただ、私を映し出している。しかし、私は知っている。鏡の中には、過去の記憶、そして、真実が隠されていることを。


私は鏡に向かって、深く頭を下げた。そして、鏡の部屋を後にした。病院を出ると、空は晴れ渡り、太陽が光を降り注いでいた。私は、新たな希望を胸に、ジャーナリストとしての道を歩んでいくことを決意した。


人間の心の闇と光。その両方を見つめ、真実を伝え続ける。それが、私に与えられた使命なのだから。


エピローグ そして、未来へ


白鷺病院事件から一年後。病院跡地には、新しく地域医療センターが建設された。かつての閉鎖的な雰囲気は消え去り、明るく開かれた空間が広がっている。


私は、地域医療センターのプレスリリースイベントに招待され、再びこの場所を訪れた。センター内は活気に満ち溢れ、多くの人々が笑顔で働いていた。


センター長の挨拶の中で、彼は白鷺病院事件に触れ、過去の過ちを認め、新たな出発を誓った。そして、地域住民のための医療、心のケア、そして、開放性を重視していくことを強調した。


私は、センター長の言葉に感動し、ジャーナリストとして、この新たな動きを記録していくことを決意した。人間の心の闇は深い。しかし、光もまた、必ず存在する。過去の過ちから学び、未来へと進んでいく力。それが、人間には備わっている。


地域医療センターの屋上庭園に出ると、街が一望できた。太陽は高く昇り、光を世界に降り注いでいる。私は、空を見上げ、深く息を吸い込んだ。


私のジャーナリストとしての旅は、まだ始まったばかりだ。これからも、様々な事件、人々のドラマ、そして、真実を追い求めていくだろう。そして、いつか、この世界が、心の闇を乗り越え、光に満ち溢れる日が来ることを信じている。


鏡の迷宮の殺人事件。それは、私にとって、忘れられない出来事となった。真実を追い求めることの難しさ、そして、大切さ。私は、この事件を通して、多くを学んだ。そして、これからも、学び続けるだろう。


未来は、まだ見えない。しかし、私は光を信じ、歩き続ける。ジャーナリストとして、真実を伝えるために。そして、人々の心に、希望の光を灯すために。


(了)

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