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味わい深い青年マイケル  作者: ホナウド
8/8

第8話

プンサーくんが死んだ

プンサーくんが死んでからマイケルくんは公園で暮らしている。公園では特に何もせずベンチに座り空を眺めている。空を眺めてるというか、どこを見てるかわからない目をしている。マイケルくんは生きる屍みたいになっていた。そんな生活を3ヶ月ほど続けたある日、おまわりさんが2人マイケルくんに話かけた。

「こんにちは」

「……」

「いつもそのベンチに座ってるようだけど仕事はしてないの?」

「……」

「あなたマイケルさんかな?」

「……」

「お姉さんが君を探しててね」

「………お姉ちゃんが」


マイケルくんはおまわりさんに連れられ警察署に来た。

個室で待機させられ、しばらくしたらマイケルくんのお姉さんが部屋に入ってきた

「ちょっとあんた!どこで何してたのよ!バカッ!!」

お姉さんはそう絶叫するとマイケルくんの胸ぐらを掴み揺らした。

「お姉さん落ち着いて…」

おまわりさんが止めに入る

「バカ…」

「…お姉ちゃん…ごめんなさい」

マイケルくんはどこを見てるかわからない目をしている。

お姉さんは泣き出した。

しばらくしてお姉さんが落ち着いたタイミングでおまわりさんが口を開いた。

「お姉さん、マイケルくんどうしますか?」

「……私の家に連れて帰ります。ご迷惑お掛けしました…」


マイケルくんはお姉さんが運転する車にに乗り込んだ。

マイケルくんは変わらずどこを見てるかわからない目をしている。

お姉さんは泣きながら運転している。

マイケルくんが中3の時に両親が事故で亡くなってから両親の代わりをずっとしてきたお姉さん


ぷぅ〜〜〜ぅっ…


マイケルくんは屁をこいた。


「…お姉ちゃん…ごめんなさい」


……


……時はさかのぼり12年前


マイケルくん中学3年生の春、


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