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味わい深い青年マイケル  作者: ホナウド
6/8

第6話

マイケルくんは殺されかけた

あの一件からマイケルくんは仕事を探さなくなった。お金も無く引き続きエイヒレをしゃぶるのみの生活を送っている。

「なあ沖縄。さっき部屋の管理会社から連絡来てあと1ヶ月家賃滞納したら退去だってよ」

それは大変だマイケルくん

「死のうかな沖縄」

それはダメだよマイケルくん

「何すればいいのかわからないよ沖縄」


そして1ヶ月が経ちマイケルくんは部屋を失った


マイケルくんはリュックに大切な物を詰め込み、そして私を抱えて部屋を退去した。


携帯も止まった。


「さてどうする沖縄。生き死にの際まで来たよ沖縄」

どうしようかマイケルくん

「100円あるんだ沖縄。全財産」

少ないねマイケルくん

「これを神社の賽銭箱にぶち込む」

思い切るねマイケルくん

「最後は神頼みだよ沖縄。きっといい事が起こるはず」

エラい思考回路だねマイケルくん


そしてマイケルくんは最寄りの神社に行った

そして賽銭箱の前に立った

「よし。ぶち込むぞ沖縄…どらっしゃああああ!!」

マイケルくんはそう絶叫すると思い切り振りかぶり全財産の100円を賽銭箱にぶち込んだ。しかし次の瞬間

ゴリゴリゴリゴリッ!

「あぁああああ!!」

マイケルくんは絶叫して倒れた

マイケルくんの肩が外れてしまった。全力投球し過ぎて肩が外れたのだ。

「戻った…」

マイケルくんの外れた肩は戻った。

「痛ぇ…ちくしょう…」

大丈夫かいマイケルくん…

「ちくしょう…でもこんだけ悲惨な目にあったら、それだけいい事起こるだろ沖縄…」

そうだねマイケルくん


「あれ?マイケル?」


後ろから声がした


後ろを振り返ると一人の青年が立っていた


「叫び声聞こえたから来てみたら、お前マイケルだろ?」

「え?」

マイケルくんはこの青年が誰か分からないようだった

「忘れたのかよ笑。小学5年と6年の時同じクラスだったカップンサーチャットムーンだよ。タイ人の」

「ああ!!プンサーかよ!!久しぶりだなあおい!」

「やっと思い出しやがった笑。で、お前どうした?絶叫してなかった?笑」

「いや、全力で100円ぶち込んだら肩外れてさ」

「ええ?!笑。マジかよwwお前笑。大丈夫?」

「ああうん。戻ったから大丈夫。ちょっとジンジンするけど」

マイケルくんの肩は炎症を起こしている

「お前今何してんの?仕事とか」

「仕事?してないよ。そして先程家も失った」

「はぁ?マジかよお前!どうすんの?」

「いやだから、何かいい事起これと思って全財産の100円ぶち込んだんだよ。そしてプンサー、お前が来た」

「お、おう」

「しばらく居候させてもらえないかなプンサー」


マイケルくんは全財産と左肩の安定を犠牲にして寝床を確保した

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