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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

和菓子

作者: 雪宮紫月

このお話では少々不気味、不穏な描写があることがあります。苦手な方はご注意ください。また、何か嫌な感覚を覚えた場合直ぐに閲覧をやめることを推奨します。

最後にあとがきとして解説を上げています。他の解釈などがある場合は是非ともコメントなどお願いします。

これは私の曾祖父の話

とても長生きなの。もう120年くらい生きているらしいけどそんな風には見えないくらい元気でいつも畑に出ては美味しい野菜を取ってきてくれるわ。

私はそんな曾祖父のことが大好きなの。でも、お父さんは気味悪がっている。お父さんのお父さん。つまり、私の祖父から聞いた話らしいけど祖父がまだ若かった頃に120歳ほどだったとか……。

曾祖父は和菓子を作るのが得意で昔はよく和菓子を振舞っていたらしい。

曾祖父は「和菓子を食わんか?」と言って可愛いパンダの菜饅頭を出してくれる。小さい頃によく食べていた味らしいけどいつしか廃れていったらしい。


解説

言葉遊びです。

まず菜饅頭(さいまんじゅう)ですが1853年の近代風俗志の饅頭の項には「昔は菜饅頭・砂糖饅頭の二制あり。何時よりか菜饅頭は廃れて、今は砂糖饅頭のみなり」と書かれている通り小さな頃に食べていたということは……。

ちなみに曾祖父の言葉ですが「和菓子を食わんか?」ではなく「我が死を食わんか?」です。

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