2話
いやー、毎回同じようなことを書いてる気がしますがやはり難しいですね。上手くなっていく気が全くしませんが、ぜひとも読んでくれると嬉しいです。
「お前、なんであんな所に居たんだ?」
案内してもらっているときにそう聞かれた。
転生させられたとか、説明してもまず伝わらないだろう。
だからとりあえず、そのままのことを答えた。
「いや、目が覚めたらあんな所に居たんだ。」
そうしたら少女は不思議そうな顔をしていた。
「そうか、じゃあ転移魔法でも使ったのか?」
あれ?今聞きなれない単語が聞こえたぞ。
気のせいだとおもいながら、もう一度言ってもらった。
「だから、転移魔法でも使ったのかって言ったんだ。」
聞き間違いじゃ無かった。
あれ?魔法って存在するのかよ、ヤバイ絶対俺死んだよ。
「君も魔法を使えたりするのかい?」
もしかしてこの世界の人は皆使えたりするのか?
その確認のためにも聞いてみた。
「うん、簡単な魔法なら使えるぞ」
終わった、俺はこの世界では生きていけないな。
かなり絶望的だった。
いくら鍛えていたとしても元々戦うとか怖いし、筋肉なんて無駄で魔法にかなう訳が無い。
「着いたぞ、ここが私の家だ。」
森の中にある家だった、木で作られたすごく綺麗な外見の家だ。
少女が1人で作った家にしては、重労働にも程がある。
「さあ、早く入って。」
家に入ると誰もいなかった、少女は1人で住んでいるようだ。
「ご飯を用意してあげるよ。」
食材は一体何だろうか?
異世界の食材だから少し怖いところがある。
「すぐ作ってあげるからね、私の自慢の料理」
やはり食材は気になる。
俺は聞いてみることにした。
「ちなみに、食材ってどんなものを使ってるの?」
正直作ってくれる相手にこんなことを聞くことは失礼だと思う。
だがどうしても気になった。
「えーっと、ドラゴンの肉とマンドラゴラを煮込んだ料理だ。」
ドラゴンってあのドラゴンかよ、そんなのがいる世界とか絶対死ぬよ俺。
後マンドラゴラって叫び声聞いたら死ぬやつだろ。
ヤバイ俺もう泣きそうなんだけど。
「出来たから食べて、後感想も聞かせて」
マンドラゴラって食べられるのか。
そんなことを疑問に思いながら一口食べてみた。
「これ、すごい美味しいよ!」
本音から出た感想だった。
こんなに美味しい物があるのかと思う程だった。
マンドラゴラも苦いと思っていたけど、いうほど苦くなくドラゴンの肉もイメージと違い鶏肉のような味だった。
「結構照れるな。そう言われるとすごく嬉しい。」
俺はそのまま食べ続けた。
少女の方を見ると心の底から嬉しそうな顔をしていた。
「ごちそうさまでした。」
俺は腹がいっぱいになり、幸せな気持ちだった。
「お粗末さまでした。」
俺はこれからどうしようか、悩み始めていた。
それが顔に出ていたのか、少女はこんなことを言い始めた。
「よかったら泊まっていきなよ、外も暗いし」
俺からしたら嬉しい提案だった。
「いいのか?迷惑だと思うんだが」
その反応が分かりきっていたかのように、すぐ答えていた。
「じゃあこんな暗い森の中をさまよいたいか?」
いやそんなことは無理にきまっている。
こんな森に入ったら五分として生きていけないだろう。
「ぜひお願いします!」
俺は少女にそう頼んでいた。
そういえばまだ名前を名乗っていなかった。
「まだ名前を言ってなかった、俺は如月 雷雨って言うんだ。」
俺は自己紹介をしておいた。
「キサラギ ライウって変な名前だな、私はシータって言うんだ。」
雷雨って変な名前なのか、少しショックだな。
そう思っている時にシータが喋りかけてきた。
「じゃあ、これからよろしくなライウ」
これから?と少し気になったが俺は一日お世話になるのでちゃんと挨拶をした。
「お世話になります。シータ」