プロローグ
初めての投稿なので、不満なところや読みにくいところもあると思います。そんなところもあると思いますがどうかよろしくお願いします。
俺は、毎日筋トレに明け暮れていた。
俺は如月 雷雨、20歳の大学生だ。
昼は大学やバイト、夜は暇な時はずっと筋トレだ。
俺が筋トレをするには訳がある。
俺は昔から年齢の割に身長が高かった。
それだけならいいのだが、すごくビビりで小心者だった。
それのせいで、ずっといじめられ続けた。
だからせめて鍛え上げて人からいじめられないようにしていた。
性格は相変わらず変わってないけどそのおかげで今は人にいじめられるということがない。
その代わり、見た目のせいで友達も出来なくなってしまった。
まあ、身長190cmのムキムキがいたら俺だって近づきたくない。
そんなことがありつつも、ごく普通の生活を送っていた。
そんなある日、俺は死んでしまったらしい。
それを目の前の胡散臭い、女性が教えてくれた。
「もういい?長いのよ回想が」
目の前の人がそういうので俺は「はい」とだけ返した。
「さっきも言ったけど、貴方は死んでしまったのよ」
俺的には死んだという感覚が、ほとんど無い。
今だって喋れてるし、結構元気だ。
「それはそうよ、今貴方は魂だけの存在なのだから」
魂だけ?何を言っているのだろう。
多分この人は頭がおかしいんだ。
「今、頭がおかしいとか思ったでしょ」
何故かバレていた、そんなに顔に出るようなことは無かったと思うけど。
「私は考えが読めるのよ、だって女神だから」
「ついでに教えてあげるけど、貴方自分の体を見てみなさい?」
そう言われ、体を見ると俺の体は透けていた。
「は?なんだこれ!」
俺はパニックになっていた。
体が透けていたら、誰だってパニックになるだろう。
「信じてくれたかしら、貴方の死因を伝えておくと」
「ダンベルを足に落として、そのまま机の角に頭をぶつけて死んだって言うのが貴方の死因らしいわよ」
自分のことながらすごく痛そうだ。
「それで、貴方にチャンスをあげるわ」
チャンスとは、一体なんだろうか。
生き返ることができたりするのだろうか。
「その通りよ、生き返るか生まれ変わるか好きな方を選びなさい」
それは大事な選択だったが、俺の答えは1つだった。
「俺はこのまま生き返りたい!」
そういうと女神は不敵に笑い、まるで予想していたかのように準備を始めた。
「じゃあ、生き返らせるわよ」
やっと俺は元の世界に戻れるのか。
そう思っていたが、体が消える直前に女神は言った。
「貴方が生き返るのは、元の世界ではなく異世界ですけどね」
それを聞いた俺は頭がまたパニックになりながら、体は消えていった。