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第五話 頼りになる姉

次の日二人はショッピングモールに向かい後に二人と合流した。


「ねぇ、ウラハ。なんで此奴がいるわけ?」

「和樹此奴がくるって言っていなかったではないか。後で覚えてるんだゾ?」

(流石犬猿の仲とはまさにこのことだな)


和樹がふと二人の方を向くとウラハは辛辣な顔をしていた。


(なんであいつ…)


その時ユキは和樹の袖を引っ張り


「一緒に回るんだゾ」


その笑顔に和樹は一瞬


(コイツ、かっ可愛い)


和樹は男心を擽られるのであった。


「こんな可愛い服が売っているのか。わらわの世界には着物と鎧しか無いというのに」


ユキはそう言いながら店内に入り服を探していると店員が近寄ってきた。


「キャー可愛い。えっ?金髪と青目ってことはハーフですか。こんなに可愛いならオシャレしなきゃ損ですよ。お任せください。私が責任を持って似合う服を探してきます」


漫画でよく見るそれを初めて見た和樹であった


(あーゆーの、漫画だけかと思ったぜ)


「選んできました。」


そう言いながら腕にはたくさん服がのっていた


「ます一着目 パーカーに青いジーパンです」


パーカーを被りイヤホンをつけたユキは出てきた。


「どうだこれ。なかなかにかっこいいゾ。」


「次は二着目 現代っ子にワンピースに下に総レースのインナーにしてみました」


「これは可愛いゾ」


そして着た服を全部買うユキなのであった。


「お腹空かない?カフェにでも寄ろうよ」


ワカバは和樹に言うのであった。


「和樹。こんな奴の言うことに耳を貸さない方がいいゾ。色気で誘おうとしているゾ」

「してないわよ!でたらめ言わないでよ」

そんなことを言い四人はカフェに入り、ワカバがお手洗いに行くと和樹は

「っでお前は何か相談したくて俺らを呼んだんだろ?」

 

和樹はそういうと


「えぇ最近何者かに後を付けられてる気がするの。そいつ一瞬だけ姿が見えたんだけど私じゃ勝てそうにないオーラを纏ってて」

「それはどういう形をしていたのダ?」

「形っていうか人が刀を持ったような影をしていたわ。」


二人は驚いた。

「つまりはユキと同じ境遇の敵意を持った奴が現れたってことか?」

「そういうことになるな。しかし誰かが分からぬとはこれまた難しいな」


話し合いをすると二人は

「分かったゾ。力になろう。学校から帰宅する時犯人捜しをしよう。」


そう話し終えた時ちょうどワカバが帰ってきた。

夕方になり四人は解散して帰るのであった。


しかし帰っている途中に事件は起きた。LINEで(奴の気配がする!位置マップ送ったからそこへ)とウラハから届いたのである。

和樹たちは急いでウラハ達の元に急いだ。


和樹達はウラハ達のとこで合流した。


「ワカバちゃんは?」


和樹達が居場所を聞くと


「お姉ちゃんは先に帰らせました。おねぇちゃんを巻き込むわけにはいかないので。そこの路地裏で殺気を感じました。


「よし。手分けして探すゾ。決して一人では戦おうなどと思うでないぞ」


ユキがそう話した瞬間声が聞こえるのであった。


「お前らなんぞわしの相手にはならんわ」


「誰だ!!」


「我が名は織田信成。どうだ貴様ら儂と手を組まぬか。手を組むならお前らを見逃そう。手を組まぬというならどうなるか。分るよな」


「言わなくてもなる気なんてないゾ」


「流石愚民だな。我が手を下すまでもない」


信長はそういうと箱を蹴り上げた。すると其処から大量の禁忌の悪魔が顔を出した。


「彼奴なんで悪魔の禁忌を所持している!さすがにこの数は…」


そしてふと信長がいる場所を見たがその時にはもう消えていた。


「逃げ足の速いやつめ」


三人は悪魔の禁忌討伐に集中した。


「此奴らいったいなんなの。気持ち悪い」

「簡単に言うと異次元からに侵略者だ。此奴が形態変化する前に倒さなきゃめんどくさい事になる」


「風自乱舞 竜巻」


ユキがその技を出した瞬間に


「煉獄奇談 情火熱流」


ウラハは口から火炎放射器より圧倒的に強い炎を放出し、威力が倍増した。


「すげぇ。合わせ技か!合わせ技はただむやみにやるもんじゃなく、己の技量と慎重さが求められると聞く」


和樹は驚きながらも妖刀幸村を吸収した魔力で形を形成し敵を倒しにいったが半分も倒しきれていない内に形態変化をするのであった。


「なっ!もう形態変化をしやがったか」

「和樹まずいゾ。これ以上形態変化をさせたら、わらわ達だけでは手に負えなくなる。」


そのときウラハの後ろにはさらに形態変化した禁忌の悪魔が立っていた。


「しまっ。ウラハ後ろ!」

(わらわも流石にあの距離までは…)


「やだまだ死にたくない」


ウラハがそう心の中で思った瞬間


「水月流気 水棘」


その叫びとともにワカバが目の前に立っていた。


「うちの妹には手出しなんかさせない」

「おねぇちゃんなんで。」

「おかしいと思ったのよ。いつも何する時も私の後ろについてくるあんたが初めて先に帰ってなんて言うから。応援は呼んであるわ。そしてあんた真田 雪、今は休戦するわよ。だから何が何でもここを死守しなさい」

「そう言われたら死守するしかねぇですな」


そう言い死守戦が始まった。



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