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第四話 幸村と携帯ショップ

「そう言ってると来やがったな」


女性二人が和樹たちの近くに近づいてきたのだった。


「今さっきの君たちの試合遠くから拝見させてもらったが実に素晴しいコンビではないですか。此処が試験という場所でなければ紅茶でも飲みながらお話をしたかったのですが」


女は一瞬で和樹に間合いをつけるとポインターを触り4ポイントを取られるのであった。


「此奴いつの間に」


和樹は後ろに跳ぶと体制を直した。


「さすがここまで残っただけはありますね」


もう一人の女性も幸村に攻撃を仕掛けに行った。女性は銃を手に取ると幸村めがけて撃ち始めた。


「なんで此奴銃弾を?なんて思っているでしょうがこれは銃弾ではない魔法でできて弾なんです。それに言い忘れてたようなので言っておきますが私たちは蜜月兄弟で私は蜜月わかば 妹のウラハです。貴方たちが強かろうと勝つのはこの私たちです」

ワカバはそういうと


「水月流気 水棘」


水を含んだ大量の水の棘を幸村に向かって打った。


「風自乱舞 風壁」


風の壁を作り水の勢いを相殺し


「磁気蓮華 八方獄」


幸村は繰り返して攻撃したが


「水月隆起 滝登り」


幸村の攻撃をいとも簡単に避けるのであった。


「ちょこまかしやがって。まるでゴキブリのようだな」


幸村がワカバの悪口を言うと


「あなたの攻撃も大胆な事。まるでゴリラみたい」


ワカバも悪口で言い返すのであった。


二人の悪口で膨らんだ殺気は周辺の空気を重くさせた。


「ワカバ。援護します。煉獄奇談」


ウラハは幸村に打ち込んだが和樹に吸収され


四人が決着をつけようとした瞬間笛が鳴り響いた


「試験終了」と言う声が鳴り響くのであった。


「おい見たか。あの勝負」


「あぁ両者引けをとらぬいい勝負だった。」


周りがそんな話をしていると


「今回出た赤点者5組つまり10人は退学となる。今から出す掲示板に乗れば赤点だ」


しかし和樹たちの名前は載っておらず一安心するのであった。


「次はチームランキング一位 蜜月姉妹、次に二位 伊藤チーム、三位に赤木連、西良太チームだ」


「次は個人ランキング一位、真田 雪 二位、蜜月ワカバ 三位、伊藤和樹 蜜月ウラハである。またランキングは学業 実技でまた変わってくるから油断しないように」


そう言い試験は無事閉幕したのであった。


 放課後幸村と和樹は一緒に帰っていた。するとバックの中に入っていた携帯が鳴り響いた。しらない番号からだったが和樹は応答ボタンを押すと


「この携帯番号は和樹君の携帯であってますよね?」


声の主はウラハであった


「お前なんで俺の電話番号を知っているんだ」


「なんでって先生から渡された緊急連絡先ですよ。全く人を犯罪者見たく言わないでく

ださい」


「いや。そう思わない方が無理があるだろ」


「明日休日だからお姉ちゃんと雪さんのこじれた関係を直してあげようと思ったのに。明日ショッピングモールに集合ですよ」


そう言いウラハはうまいことに弱みを握っていたのであった


「わーたよ。行けばいいんだろ?」


「そういうことです」


ウラハからの電話を終えると


「なんじゃそれは。新しい忍法か。どこに糸が繋がってるのか分からん。わらわもそれが欲しいぞ」


幸村は


(まぁ明日意思疎通には必要になるか。仕方ない携帯ショップにでもよるか)


そして帰り道に二人は携帯ショップに来たのであった。


「見てみろ和樹、これパカパカするぞ。わらわは此れがほしい」


そう言い旧型携帯に手を出すのであった。


「それよりいいのがあるぞ。ほれ」


「なんだこれは。ただの板ではないか?何も動かないゾ」


「それはスマホと言ってな。この星にいる物全員と会話ができる一品だ。」


和樹は幸村の手を持つと動かして見せた


「和樹が言うのなら、わらわは此れにする。」


そう言いカウンターにスマホを持って行った。和樹は生徒手帳を渡したのであった。


 「なんでお主、硬貨も渡さずに買えたのじゃ?」


「あの学校はな政府公認だから月10万お給料が貰えるんだよ」


「なるほど御上と提携してるという訳だな。」


「そういう感じだ」


家に帰った二人はLINEを交換し幸村は一時間もしない内に使いこなすのであった。


「そういえば、明日買い物に行くだろ。そのとき勘ぐられないようにユキって呼ぶからな」


「分かったゾ」


幸村はそう言い携帯に夢中になるのであった。



---【単語】---

*御上 (おかみ)政府のことである。

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