7.妄想学園おまけ妄想部
「そういえば、七不思議の最後の一つってなんですか?」
「あら丹羽君、知らないの? それはね、学園一の美少女と評判の工藤さんが立てていた『夏までに細マッチョ』という無謀な計画の結果よ。もう冬なのにね」
「尾野先生、てらどえす」
「マッチョ!? ど、どこにアルカ!? 細マッチョでもムキマッチョでもいいアルヨ!!」
「コル.先生落ち着いて。.吹き飛ばすわよ」
「尾野先生、やっぱりてらどえす」
「というか、コル先生の話し方に誰か突っ込みましょうよ。おかしいでしょ?」
「え? そうアルカ? 有働さんの誤変換に比べたら露ほどもおかしくないアルヨ」
「そうよねえ? 今でも忘れられない『姪ハアハア』。元が何だったのか忘れたけど、あれだけは忘れられないわ」
「有働さん! ダメじゃないですか!!」
「丹羽君、急にどうしたの?」
「有働さんは今、大切なコル.先生の本体を忘れてましたね!? コル.先生の本体は『 . 』なんですよ!? 息を吹きかければ飛んで行ってしまう、か弱くて微量でウッカリしてしまえば踏み潰してしまいそうなコル.先生の本体を忘れるなんて姪ハアハアより酷いですよ!!」
「それは申し訳ない事をした。コル.先生、すみません」
「いいアルヨ。マッチョの道も腹筋から。いつか割れた腹筋を見せてくれたら、それでいいアル」
「……で、結局、もう一つの不思議は何なんでしょうね?」
「あ、誤魔化した」
「苦しい話題転換でしたね」
「私、聞いた事アルヨ。職員用の男子トイレには開かずの個室があるアルネ」
「それは不思議でもなんでもないでしょう」
「ですよね」
「じゃあ、俺ちょっと開かずの個室の主にもう一つの不思議を聞いてきます!」
「丹羽君、念のために新しいペーパー持って行ってあげてね!」
「おかえり、丹羽君」
「それで、わかったアルカ?」
「……はい」
「何だったんですか?」
「それが……。先月、妄想部の部長が部員の作品を予約投稿した時に、念のためにと部員名簿を確認したら……」
「……したら?」
「名簿人数が一名多かったそうなんです。作品数は六作品なのに、部員名簿には七名の名前が。部長の焦りは半端なかったそうですよ。結局、妄想部員は六名で間違いないんですが、名簿には未だに七名の名前が載っているのが最後の不思議の一つだそうです」
「……へ◯」
「あの人か……」
「つまり、身内ネタ落ちね」




