表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/15

          2 王宮

 王宮でロンメル公爵は国王に謁見した。ロンメル公爵は様々な事を国王に進言、報告した。国王はロンメル公爵の進言に従った。

            2  王宮


 マリエールの父親ロンメル公爵は王宮で国王と相対していた。勿論エバート王子とマリエールの婚約破棄の件である。この国最大の貴族であるロンメル公爵家と揉めるのは国王としても困る。国王はロンメルの意見を聞いた。ロンメルは、

「真にエバート王子の言う通りであれば、確かに王子の温情でしょう。魔王を討伐した王子と聖女であれば、王子に婚約者がいても婚約を破棄して聖女との結婚が成り立ちます。しかしマリアン男爵令嬢が聖女である可能性は低いです。彼女の加護は魅力や魅了です。しかも神託を出した神殿長は賂で良く便宜を図る人物です。私は神殿に監査を行い神殿長の不正の証拠を暴いております。証拠はこの通りです。国王陛下が神殿長を捕らえ記憶を覗けばマリアン男爵令嬢が本当に聖女かどうかはっきりするのではないでしょうか。また魔王についてですが、辺境で魔獣や魔人の凶暴化の報告はありますが魔王出現の報告はありません。強大な魔人グレイターデーモンの仕業ではないでしょうか。それであれば魔獣や魔人を操れますし魔王になる事も可能です。王子がどうして魔王出現と判断したか判りませんが魔獣や魔人の凶暴化だけが理由ならば魔王討伐都はなりません。グレターデーモンを討ち取れるならば別ですが。」

理路整然としたロンメル公爵の言葉に国王は圧倒された。

「エバートと話し合いをする必要があるな。」

国王は辛うじてそれだけ言った。ロンメル公爵は、

「今、エバート王子と話しても王子が意固地になるだけでしょう。魔王討伐には出発させて、隠密に監視を着けて本当に魔王なりグレターデーモンを仕留めるか見張らした方が得策です。その間に神殿長を調べて下さい。」

国王はロンメル公爵の言葉に従った。

 エバート王子の歓送会は盛大に行なわれた。王子の護衛や近衛騎士、男爵の護衛や冒険者など40名だ。下人、側近など合わせると100名になる。目的地まで片道一週間、一ヶ月ほどの旅だ。成果無しでは済まない遠征だ。それでもエバート王子もマリアン令嬢も余裕な表情だ。何の根拠か知りたいものだ。国王の隠密部隊10名が影ながら同行する。何が起こるのか判らないがエバート王子の身がは安全だろう。

 エバート王子が出発して3日後、神殿長の身柄が捕らえられ記憶を覗かれた。神殿長はエバート王子に金品を送られマリアン令嬢の聖女の神託を告げた。その他数々の不正が明るみに出た。不正に関わった神官ともども処分された。国王はマリエール令嬢に正式に謝罪して、エバート王子の廃嫡と双子の弟のロビン王子とマリエールとの婚約を伝えた。

 何も知らないエバート王子達は目的地に着いた。途中凶暴化した魔獣を何体か討伐したが問題はなかった。目的地は、廃墟のようなお城だった。地図にはない突然現れたような幻のような城だ。

「魔王城」

誰かが言った。俄に騒がしくなった。誰かが、

「本格的な魔王がいるぞ。我々だけで大丈夫か。」

エバートは、

「恐れる事はない。勇者の私と聖女のマリアンがいる限り魔王など恐れる事はない。お前達は周りの魔獣を抑えればいい。」

討伐隊は落ち着きを取り戻した。

 エバート王子が遠征に向かった後、神殿長を捕らえた。ロンメル公爵の言う通り、エバート王子は神殿長に金品を与え神託を出させた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ