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         18 共闘

 グレターデーモンは新たな方法を考えたようだ。100頭を越えるオークを操った。そして操られたオークは強くなる。

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 グレターターデーモンは新たな策に思い至ったようだ。一体の強力な魔獣を操るよりも複数体の弱い魔獣を操った方が人間に被害を与え易いと。

 前回暴れた盗賊達は魔獣化されていたという事で決着が着いた。聖女が人間を殲滅したという風評被害が出る事を防ぐ意味もあるらしい。グレターデーモンに盗賊達を魔獣に出来るという事は盗賊達を使って魔獣を操る事も可能という事だ。強い魔獣は無理でもオークやオーガでも十分に人間にとって脅威だ。

 オークの群れが街で人々を襲っているという一報があったのは昼食時間中だ。マリエールはオークが人間を襲う魔獣である事を知っている。しかしそれは討伐しようとした冒険者などを襲うのであってオークが自ら人間を襲う例は聞いた事がない。明らかに操られたオークだ。オークなら冒険者に任せておけばいいとマリエールは思った。マリエールはロビンを見た。ロビンは、

「食事が終わったらオーク討伐に行こう。」

と言った。ロビンも積極的にはオーク討伐に行く必要は感じていないようだが操られた魔獣である以上行かないわけにはいかないと思ったのだろう。マリエールも

「えぇ、判ったわ。」

と答えた。

 出掛けて驚いたのはその数の多さだ。見る限りでも7、80頭いる。おそらく100頭は越しているだろう。冒険者も数人いたが手が出せていない。魔獣殲滅の魔法を使う事を考えたが人を巻き込む事が怖いので一体一体魔法で倒し収納した。ロビンは剣で倒している。ロビンが倒したオークも収納した。長い時間が掛った。倒したと思うとまた出てくるという感じだった。全部倒しきったと思ったのはもう夕暮れ時だ。冒険者達は切り掛った冒険者もいたが倒せていない。冒険者一人一人に魔石を渡して話しを聞いた。冒険者は、

「数が多い事もあったが、異常に強いオークだった。オークジェネラル並の強さだ。しかもオークは連携しない筈なのに一体に斬りかかると数体で襲い掛ってくる。恐ろしかったよ。あなたがいなかったら皆んなあの世行きだったよ。ありがとう。心から礼を言うよ。」

確かに今回のオークは強かった。何時もオークを倒すウィンドウカッターが効かずに慌ててアイスクルランスを放ったりした。かなり魔力を込めた魔法でないと倒せなかった。操られたオークは強くなるのだろう。王宮に帰って国王陛下に報告した。国王陛下は、

「グレターデーモンが魔獣を操る時には、贄となる人間が必要だ。贄となった人間は全て死んできたが今回はどうだろう。100頭もいたなら大きな盗賊団が無くなったという報告でもあるだろうか。もしも死んでいないなら何度でも起こる事になる。」

後日盗賊達の大量の死体が見付かった。

 マリエールはロビンに、

「今回一つの街でまだ良かったけれど、二つの街で起こったら困るわね。冒険者では荷が重いようだし2人で手分けするのも気が進まないし。」

ロビンは、

「一つ片付けて次の街に行くしかないね。」

待たせるのも気が重いな。

 マリエールは今回は一つの街だったから良かったけれど、二つの街だったらどうしよかと考えた。一つの街を片付けて次の街へいけばいいとロビンはいう。

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