17 ルイーズ
マリエールは第三王妃の末の妹ルイーズに初対面の挨拶をされた。ルイーズは儚げな美少女だ。彼女の周りにいる人達にも挨拶した。
17 ルイーズ
ルイーズは第三王妃の末の妹で子爵令嬢だ。儚げな美少女だ。華やかな社交会にはいないタイプだ。少し地味に見える。漂う雰囲気のせいか。マリエールは、
「こちらこそ宜しくお願い致します。始めてお会いします。マリエールです。ロビン皇太子の婚約者です。」
ルイーズは姉から聞いた話しとして、魔獣殲滅の魔法を持つ聖女として国家の安寧を担う存在だと聞きました。本当に凄い方と同席出来て光栄ですと言う。憧れの人に会った少女のようにときめいているように見える。マリエールは、
「国家の安寧を担うって大袈裟です。あなたよりも少し年齢は上ですがただの貴族令嬢です。」
少なくとも今はまだただの公爵令嬢だ。
マリエールはルイーズの周りいた。第三王妃派閥と言うか第一王妃派閥に属さない令嬢や婦人達に挨拶していった。第ニ王妃派閥が健在の時はどちら派閥にも属さない中間派のようなものだった。第一王妃派閥が事実上唯一の派閥になった今、どう第一王妃派閥と契りを結ぼうかと思っているから腹の内は判らないが、好意的に接しているように見える。未来の皇太子妃に無礼な態度がとれる筈もない。
社交会があった翌日、盗賊団が街村を襲う事件が頻繁に行っているとの知らせがあった。盗賊団に魔獣殲滅の魔法は効かない。自警団か王宮騎士団の仕事だろうと思ったら、盗賊達はグレターデーモンが操っているらしいから魔獣殲滅の魔法が効くらしい。盗賊達は異常に強くて自警団では対処出来ないらしい。人間相手はいくら盗賊団でも正直やり難い。魔人でさえ抵抗があった。増して本当の人間に対して魔獣殲滅の魔法を放つのかと思うと気が塞ぐ。ロビンはそんなマリエールの気持ちを察して、
「出来るだけ私が倒す。きみは私が倒しきれなかった分だけ倒してくれたらいい。」
と言ってくれる。グレターデーモンに操られているのは一つだけの盗賊団らしい。200人規模の大きな盗賊団だそうだ。盗賊団の寝込みを襲う事になった。夜目の効くロビンとマリエールだけで行動する。幾らグレターデーモンに操られていても、盗賊達の攻撃がロビンやマリエールに効く筈がない。それとも盗賊達をグレターデーモンが魔獣にしたか。それならば盗賊達に魔獣殲滅の魔法が効く理由が判る。
翌日の午前0時過ぎに盗賊団のアジトに向かった。漆黒の闇の中だ。アジトに踏み込んだ。ロビンは剣を振るう。アジトにいる者は全て殲滅させていいとのお墨付きだ。寝込みを襲われて盗賊達も慌てふためく。中に行くほど盗賊達の人数が増える。もはやロビンだけでは処理しきれなくなった。殲滅の魔法だ。確かに盗賊達は殲滅される。盗賊達が魔獣になったからか、それとも殲滅の魔法は人間に放っても殲滅するのか。2時過ぎには盗賊達はおそらく全て殲滅された。
国王陛下からお褒めの言葉があった。アジトの後片付けは王宮騎士団が担当してくれた。盗賊達が魔獣になっていたならいいがそうでないとマリエールは人間を殲滅した事になる。
盗賊達がグレターデーモンに操られて街や村を襲っている。ロビンとマリエールが出動した。魔獣殲滅の魔法で殲滅する。




