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          16 方針

 上位デーモンの話しでは、グレターデーモンの所在は判らないらしい。これまで通り対処療法を続けるしかないそうだ。

            16  方針


 3人はお手上げ状態だ。上位デーモンは、

「グレターデーモンも今以上の攻撃は出来ません。人間の悪感情を利用して魔獣などを操るやり方しかありませんし、あまり人間界にいると、マリエールさんの魔獣殲滅の魔法で殲滅されてしまいますからね。それ以上の影響力をだそうとすれば自ら魔王になるしかありませんが、殲滅の魔法が怖いです。必ずマリエールさんを倒せる確信がない限り無謀な手は使ってきません。これまで通り対処療法ですね。これが私を呼び出す装置です。アイテムボックスをお持ちですからマリエールさんにお渡ししますね。それに子どもに会いたいので用事がなくても一週間に一回は呼んで下さい。宜しくお願い致します。」

上位デーモンがそう締めくくった。ロビンは、

「今日の事、国王陛下にもお伝えしておく。いずれ謁見して貰う事になるだろう。子どもの事は安心して任せるが良い。友好の証だ。粗略に扱ったりしない。」

上位デーモンは、

「宜しくお願い致します。ありがとうございます。」

と答えた。マリエールは、

「必ず一週間に一回はお呼びします。お子さんを大切にします。」

上位デーモンは、

「ありがとうございます。」

と答えた。3人は別れの言葉を述べ合い。上位デーモンは消えた。     

 ロビンとマリエールは国王陛下に上位デーモンとの話し合いについて報告した。国王は、

「悪魔が協力か。干渉しないのがいい魔族とはいい得て妙だが今回は悪魔もそのルールを破ってもグレターデーモンの所業が許せぬか。私としても気持ちは判るぞ。」

悪魔の協力に国王は理解を示した。ロビンは、

「多くの王族、貴族を失い。王族、貴族の気持ちも沈みがちです。昇爵や社交会で王族、貴族の意気を高めてはどうかと具申します。」

マリエールはまた社交会かと思った。

 第ニ王妃派閥がなくなり、昇爵や就爵があった。報奨の意味合いが強く、第ニ王妃派閥と対立関係にあった第一王妃派閥が昇爵、就爵が多かったのはある意味仕方ない。第一王妃派閥が普通に考えればマリエールの派閥になると思えば喜ばしい。しかしどうも社交会は苦手だ。あからさまに敵対する者はなくなったが、腹の読み合いは却って酷くなったようだ。ある令嬢は、

「デーモンと会談なさったそうですね。敵の敵は味方なのでしょうが、油断ならぬ相手の会談、さぞ気苦労なさっている事とご察しします。」

あなたと話している方が気苦労なのよと副音声が口に出そうで怖い。

「デーモンは丁寧で優しかったですよ。魔法で作っているのでしょうが美少女だったですし。」

何とか無難に乗り切ったようだ。と思っていたら第三王妃の末の妹の子爵令嬢に声を掛けられた。

「マリエール皇太子妃様、初対面のご挨拶をさせて頂きます。この度社交会に始めて出席させて頂きましたルイーズと申します。マリエール様のご活躍、姉より聞き及んでおります。私の憧れです。これから宜しくお願い致します。マリエール様の今後のご活躍をお祈りします。」

儚げな美少女、社交会にはいないタイプだ。

 社交会はやはり苦手だ。腹の探り合いのような事の繰り返しだ。そんな社交会の中で第三王妃の末の妹ルイーズとの出会いは新鮮だった。

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