15 魔族
人間とお互いに干渉し合わないのがいい魔族だ。しかし今回グレターデーモンが人間に干渉した。人間に協力しなければならない。
15 魔族
魔族とは知恵のある魔獣や魔人の事である。グレターデーモンも入るしヴァンパイアも入る。問題はデーモンという存在だ。デーモンというと悪辣非道な存在のように思えるがそれぞれのデーモンによって違う。デーモンは魔人の上位種だと思われ、デーモン自身そう思っている者もいるが別物だ。デーモンは天使と対をなす物で天使は天界の住人でデーモンは魔界の住人だ。共に時々人界に出てくる。デーモンにとって人界に迷惑を掛けるのは遺憾に思うのが普通だ。しかしどの世界にも迷惑を掛ける者はいる。件のグレターデーモンもそのような存在だ。しかし全てのグレターデーモンがそうではない。魔族の王があるグレターデーモンややこしいのでこちらは上位デーモンと呼ぶ、に魔族が人間に迷惑を掛けているので人間に協力するように言われた。
魔族と人間はあまりいい関係にない。人間にとっていい魔族とは人間に関わらない魔族だ。上位デーモンもそう思っている。しかし魔族の王の命令だ。人間に関わるしかない。とう関わるかだ。関わるならロビンとマリエールだが正面きって会いに行っても警戒されるだけだろう。容姿はどのようにでもなる。問題は切っ掛けだ。
思いきって手紙を書いた。上位デーモンの名で。物凄く警戒された。会場には数多の騎士が取り囲んでいる。比較的落ち着いているマリエールが、
「あなたが私達に話しがあると仰る上位デーモンですか。」
私は今マリエールと同じ年頃の美少女の姿だ。
「そうだ。我々は固有の名前がないので上位デーモンと呼んで欲しい。本来我々と人間は関わらないのが正常なのだが、我々の仲間がきみ達に迷惑を掛けている。迷惑を掛けている仲間を止めるのは難しいが、影響を小さくするためにきみ達に協力する事は可能だと思う。情報も交換しよう。」
マリエールは思案顔だ。
「どう信じていいのか判りません。」
今度は上位デーモンが思案顔だ。
「私の一番大切なものをそなたに預けるのはどうだろう。私の子どもだ。私にとって命よりも大切な存在だ。」
人間でいうと5歳くらいの少女が上位デーモンの手を握っていた。上位デーモンはマリエールに少女を差し出した。少女は驚いたようだが、大人しくマリエールに抱かれた。マリエールは少女を抱きながらロビンを見た。ロビンは頷いた。マリエールは、
「いいでしょう。信用しましょう。先ずは話し合いですね。」
マリエールは側近に少女を渡した。王宮に向かった。
会議室でロビン、マリエール、上位デーモンは話しあった。特にグレターデーモンのありようについて、マリエールは、
「するとグレターデーモンの居場所は判らないのですね。人界にいる時に良くいる場所とかも。」
上位デーモンは首を振った。
「人界にようがあるグレターデーモンは人界と魔界の間にいる事が多いので人界には短期間バラバラの場所に現れてようが済めば元のところに戻ります。魔族同士は信頼関係があれば連絡がとりあえますが、あのグレターデーモンにはいません。」
上位デーモンは困った顔をしている。
上位デーモンは子どもを差し出して人間の信用を得た。上位デーモンはマリエール達と話しあった。打開策は中々見えない。




